【シェパードの火葬】費用相場や受け入れ先の探し方、大きな体の運び方まで解説

大きな体でいつも家族を守ってくれたシェパード。いざお見送りを考えたとき、「この大きさでも受け入れてくれる業者はあるの?」「どうやって運べばいいの?」と不安になる方は少なくありません。
シェパードは体重によって大型犬にも超大型犬にもなり、業者ごとに対応できる体の大きさも異なります。今の体重で区分を確かめ、大型犬に対応できる業者を選べば、落ち着いて見送れるでしょう。
この記事では「ones ceremony」が、シェパードの火葬費用や火葬方法、受け入れ先の探し方を紹介します。大切なシェパードを、最後までやさしく送り出してあげたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

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シェパードの火葬費用|「大型犬」か「超大型犬」かで数万円変わる

シェパードの火葬費用は、業者が「大型犬」と「超大型犬」のどちらの区分に入れるかによって、数万円変わることがあります。まずは3社を例に公式料金を比べてみましょう。
| 業者 | シェパードが入る区分 | 合同火葬 | 個別一任火葬 | 立会火葬 |
|---|---|---|---|---|
| 慈恵院 | 大型犬(シェパード・ゴールデンなど) | 51,000円 | 65,000円 | 87,000円 |
| 慈恵院 | 特大犬(グレートデンなど) | 65,000円〜 | 74,000円〜 | 96,000円〜 |
| 狭山湖動物霊園 | 大型犬(30kg以内) | 38,500〜41,800円 | 55,000円 | 71,500円 |
| 狭山湖動物霊園 | 40kg以上 | 55,000〜58,300円 | 71,500円 | 93,500円 |
| ひらかた動物霊園 | 大型(体重40kg未満) | — | — | 58,000円 |
| ひらかた動物霊園 | 超大型(体重40〜60kg未満) | — | — | 69,000円 |
※2026年10月時点の各社公式サイト掲載価格。
シェパードの区分は犬種名だけで決まるとは限らず、同じ業者でも体重によって料金が変わります。見積もりをとるときは、犬種名に加えて最近測った体重を伝えましょう。区分の分かれ方には、主に次の2つのタイプがあります。
- ゴールデンなどと同じ大型犬の区分
- グレートデンなどと同じ超大型犬の区分
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ゴールデンなどと同じ大型犬の区分
シェパードは、ゴールデン・レトリバーやラブラドール・レトリバーと同じ「大型犬」の区分に入ることがよくあります。たとえば次のような区分です。
- 慈恵院:秋田犬やゴールデン、ラブラドールなどと同じ「大型犬」
- 狭山湖動物霊園:ゴールデンや秋田犬、ハスキーなどと同じ「大型犬(30kg以内)」
ジャパンケネルクラブ(JKC)の犬種標準では、シェパードの体重はオス30〜40kg・メス22〜32kgとされています。メスや小柄なオスなら、大型犬の区分に収まりやすいでしょう。
ただし、大型犬の区分に「30kg以内」のような体重の上限を設けている業者もあります。上限を超えると、ひとつ上の区分になる点に注意が必要です。
参考:一般社団法人ジャパンケネルクラブ「ジャーマン・シェパード・ドッグ」
グレートデンなどと同じ超大型犬の区分
体重が重いシェパードは、グレートデンなどと同じ「超大型犬」の区分になることがあります。区分の決め方は業者によって異なり、たとえば次のような例です。
- 平和会:グレートピレニーズやマスティフ、秋田犬などと同じ最も大きい区分に分類
- ひらかた動物霊園:体重40kg以上は「超大型(40〜60kg未満)」となる
同じシェパードでも、体重しだいで立会火葬の料金に2万円以上の差が出ることもあります。大きな子ほど、早めに見積もりをとっておきましょう。
シェパードに合う火葬方法の選び方

火葬方法は大きく分けて3つあり、方法によって費用やお骨の扱い、立ち会えるかどうかが変わります。体の大きなシェパードは方法ごとの費用の差も大きくなりやすいため、まずは違いを表で整理しましょう。
| 火葬方法 | 一般的な費用の目安(シェパード) | 返骨(火葬後のお骨の返却) | 立ち会い | 向いている家族 |
|---|---|---|---|---|
| 合同火葬 | 約40,000〜60,000円 | なし(霊園の合同墓などに納骨) | なし | 費用を抑えたい・霊園でほかの子と眠らせたい |
| 個別一任火葬 | 約55,000〜75,000円 | あり | なし | 運び出しから火葬までを任せたい |
| 立会火葬 | 約60,000〜95,000円 | あり(家族でお骨上げ) | あり | 火葬の時間もそばにいたい |
※ペット霊園の公式サイトに掲載された料金(2026年10月時点)をもとにした目安です。実際の金額は、体重や業者、地域によって異なります。
大きな体のシェパードは、費用だけでなく、運び出しの負担や立ち会いの時間も考えて選ぶと安心です。ここからは、次の3つの火葬方法について、特徴と向いている家族を紹介します。
- 合同火葬|霊園の合同墓でほかの子と眠る
- 個別一任火葬|運び出しから火葬まで任せられる
- 立会火葬|火葬の時間も家族でそばにいられる
合同火葬|霊園の合同墓でほかの子と眠る
合同火葬は、ほかのペットと一緒に火葬し、お骨を霊園の合同墓などに納めてもらう方法で、3つの中では費用を抑えやすいのが特徴です。
- 費用の目安:約40,000〜60,000円
- お骨:霊園の合同墓などに納骨
- 立ち会い:なし
ただし、大型犬は合同火葬を受け付けず、個別火葬のみとしている霊園もあります。体の大きな子は合同火葬ができるかどうか、予約の前に確認しておきましょう。
ほかの子たちと一緒に眠れるので、さみしくないようにと選ぶ家族もいるでしょう。お骨を手元に残したい場合は、個別一任火葬か立会火葬を選ぶと安心です。
個別一任火葬|運び出しから火葬まで任せられる
個別一任火葬は、1頭だけで火葬し、お骨を骨壷に納めるところまで霊園に任せる方法です。お迎えのある業者を選べば、大きな体の運び出しから火葬までをまとめて任せられます。
- 費用の目安:約55,000〜75,000円
- お骨:骨壷に納めて返してもらえる
- 立ち会い:なし
お骨の受け取り方は業者によって違い、霊園まで迎えに行くか、自宅へ届けてもらう形が一般的です。自宅へのお届けは、別料金になっている霊園もあります。
家族だけで大きな体を運ぶのが難しいときにも、選びやすい方法でしょう。
立会火葬|火葬の時間も家族でそばにいられる
立会火葬は、家族が火葬に立ち会い、お骨上げまで自分たちで行う方法です。火葬のあいだも霊園で待つことができ、最後の時間をそばで過ごせます。
- 費用の目安:約60,000〜95,000円
- お骨:家族でお骨上げをして持ち帰るか、霊園に納骨するかを選べる
- 立ち会い:あり
費用は3つの中で高めですが、家族みんなで見届けたいという思いを大切にできる方法です。体が大きいぶん火葬にも時間がかかるため、当日は時間に余裕をもって予定を組んでおきましょう。
大きな体を受け入れてくれる業者の探し方

シェパードを見送るには、体の大きさに対応できる業者を選ぶことが大切で、確かめておきたいポイントは次の3つです。
- 対応できる体重の上限を確かめる
- 霊園の火葬炉と送迎車の大きさを確かめる
- 訪問火葬は大型犬用の炉を積んだ車か確かめる
順番に見ていきましょう。
対応できる体重の上限を確かめる
業者を選ぶときは、まず何kgまで火葬できるかを確かめておきましょう。
上限は業者によって異なり、体重60kg未満までを受け付ける霊園もあれば、80kg以上の犬の火葬経験がある霊園もあります。体格によって火葬できない場合があると案内している霊園もあるため、注意が必要です。
シェパードのオスは犬種標準で体重30〜40kgとされ、40kgを超える子もいるでしょう。体重の上限だけでなく、大型犬の火葬に慣れているかどうかもあわせて聞いておくと安心です。
霊園の火葬炉と送迎車の大きさを確かめる
霊園で火葬する場合は、火葬炉とお迎えの車の大きさも確かめておきましょう。
ペット用の火葬炉は大きさによって対応できる体重が決まっており、奥行き約1mの炉は25〜30kgほどまで、奥行き約1.3mの炉は75kgを超える犬まで対応するといった違いがあります。体重だけでなく体の長さも伝えると、炉に入るかどうかを判断してもらいやすいでしょう。
お迎えの車の大きさや来てもらえるスタッフの人数も確認しておくと、当日の運び出しが安心です。家族の人手が足りないときは、スタッフに運び出しを手伝ってもらえるかも聞いておきましょう。
訪問火葬は大型犬用の炉を積んだ車か確かめる
訪問火葬(火葬車で自宅まで来てもらう火葬)を選ぶなら、大型犬用の炉を積んだ車での対応を事前に確かめましょう。
火葬車の炉は車の大きさによって異なり、軽トラックなどに積む炉は小型犬向けで、ハイエースなどに積む炉でも25〜30kgほどまでのものがあります。シェパードのような大型犬には、ハイルーフのワゴン車や2トントラックに積む大きな炉が必要になることもあるでしょう。
大型犬は訪問火葬に対応せず、霊園での火葬のみとしている業者もあります。火葬車の炉に入らないときは、霊園での火葬に切り替えることも考えておきましょう。
大きな体の安置と運び出しの手順

大きな体のシェパードは、安置も運び出しも家族だけでは大変に感じるかもしれません。次の4つの手順で進めれば、体への負担を抑えながら整えられます。
- 床に毛布を敷いて横向きに寝かせる
- ドライアイスで首まわりとお腹を冷やす
- 段ボールに入らないときは毛布にくるんで安置する
- 毛布の四隅を持って大人2〜3人で運ぶ
できるところから、無理のないペースで進めてみてください。
①床に毛布を敷いて横向きに寝かせる
まずは床にレジャーシートなど水を通しにくいシートを敷き、その上に毛布やタオルを重ねて、横向きに寝かせてあげましょう。大きな体は箱に入れにくいため、そのまま運び出せるよう毛布の上に寝かせておくと、あとの作業が楽になります。
体が大きい場合はシートの枚数を増やし、頭側を枕のように少し高くしてあげるとよいでしょう。死後硬直は1〜2時間ほどで始まるといわれているため、それまでに手足を胸の方へそっと寄せ、自然な姿勢に整えておくと安心です。
亡くなった直後は体液が出ることもあるので、頭とお尻の下には交換しやすいペットシーツを敷いておきましょう。
②ドライアイスで首まわりとお腹を冷やす
体を整えたら、ドライアイスで首まわりとお腹を冷やしてあげましょう。喉元やお腹など皮膚の薄いところを中心に冷やし、背中側にも補助的に置くと効果的です。ドライアイスは直接体に触れないよう、タオルで二重に包んでから当ててください。
目安として、1kgのドライアイス1個でおよそ1日冷やせるとされています。大きな体は量も必要になるため、寝かせた状態で頭からお尻まで並べられる分を1回分として準備しておくと安心です。
冷やしたあとは毛布をかけ、夏場はエアコンを低めに設定しつつ、ときどき部屋の換気もしましょう。
③段ボールに入らないときは毛布にくるんで安置する
大きな体が段ボールに入らないときは、無理に箱に入れず、毛布にくるんで安置してあげましょう。大型犬は十分な強さの箱を用意しにくいため、箱に入れずに安置や移動をする方法もあります。
くるむときは、次の手順で進めると安心です。
- 体の下に、レジャーシートやペットシーツを重ねて敷く
- 毛布で体をやさしく包み、顔だけ見えるようにする
- タオルで包んだドライアイスを、毛布の内側に当てる
毛布ごと持ち上げられるようにしておけば、そのまま運び出しにも使えます。体の大きさに合う棺については、予約のときに業者へ相談してみるのもよいでしょう。
④毛布の四隅を持って大人2〜3人で運ぶ
運び出すときは、体を寝かせた毛布の四隅を大人2〜3人で持ち、体を水平に保ったまま運びましょう。シェパードは体重30kgを超えることもあり、ひとりで抱えると腰を痛めたり、体を落としたりするおそれがあります。
運ぶ前に、次の点を確認しておくと安心です。
- 通り道の家具をよけ、ドアを開けておく
- 階段では足元に気をつけ、声をかけ合ってゆっくり進む
- 体液が出たときのために、タオルを用意しておく
家族の人手が足りないときは、お迎えに来たスタッフに手伝ってもらえるか、予約の段階で相談しておきましょう。
シェパードを火葬する日の流れ|予約からお骨上げまで

予約からお骨上げまでの流れを知っておくと、火葬の日も落ち着いて見送れます。大まかな流れは次の5つです。
- 予約のときに体重を伝えて大型炉を確保する
- お迎えの車に毛布ごと乗せる
- 霊園でお別れの時間をとる
- 火葬が終わるまでの2時間を家族で過ごす
- お骨上げは家族で手分けして行う
順番に見ていきましょう。
①予約のときに体重を伝えて大型炉を確保する
予約の電話では、最近測った体重を伝え、大型犬用の火葬炉を使えるかを確かめておきましょう。体重によって使う炉や料金の区分が変わるため、犬種名だけでなく体重も伝えることが大切です。
電話では次のことをあわせて確認しておきましょう。
- 火葬できる体重の上限
- 火葬方法・日時・料金区分
- お迎えの有無
- 家族が同乗できるか
- 運び出しを手伝ってもらえるか
お迎えの車に家族が同乗できるのは、立会火葬のときだけという霊園もあります。体の大きさを正しく伝えておけば、当日の準備もスムーズに進むでしょう。
②お迎えの車に毛布ごと乗せる
お迎えの車が来たら、安置していた毛布ごと体を持ち上げて乗せてあげましょう。毛布にくるんだまま運べば、体を揺らさずにやさしく運べるうえ、運ぶ人の負担も軽くなります。
車まで運ぶときは、スタッフと声をかけ合い、体を水平に保ちながらゆっくり進むと安心です。
合同火葬や個別一任火葬では、お迎えのときがお別れになり、家族は同乗できないこともあります。車に乗せる前に、最後に声をかけてあげる時間をとっておきましょう。
③霊園でお別れの時間をとる
霊園に着いたら、火葬の前に家族でお別れの時間をとりましょう。名前を呼んで声をかけたり、好きだったおやつやお花を供えたりと、過ごし方は自由です。
棺に入れてあげたいものがある場合は、霊園で入れられるかどうかを確かめてから納めてあげましょう。霊園によっては、お別れのセレモニーを用意しているところもあります。
家族の気持ちが落ち着くまで、ゆっくり時間をとってあげてください。
④火葬が終わるまでの2時間を家族で過ごす
大型犬の火葬は時間がかかるため、終わるまでの時間を家族でどう過ごすか考えておきましょう。体格や季節によって異なりますが、大型犬は火葬と冷却に1時間30分〜2時間ほどかかるのが目安です。小型犬や猫が1時間弱ほどなので、その倍近い時間を見ておくと安心でしょう。
待ち時間には次のような過ごし方があります。
- 待合室で思い出を話す
- 写真や動画を見返す
- 霊園の中を歩き、納骨先を見ておく
火葬が終わるまで家族でそっと寄り添う時間にしてあげてください。
⑤お骨上げは家族で手分けして行う
火葬が終わったら、家族でお骨上げ(お骨を箸で拾って骨壷に納めること)を行います。大型犬はお骨の量が多いため、家族で手分けして拾っていくとよいでしょう。
スタッフがお骨の部位を説明しながら案内してくれる霊園もあるので、分からないことは聞きながら進めましょう。お骨上げができるのは立会火葬のときだけで、合同火葬や個別一任火葬ではお骨上げはありません。
個別一任火葬では、スタッフがお骨を骨壷に納め、後日返してくれます。
棺に入れてあげたいものと控えたいもの

火葬のときに、思い出の品を棺に入れてあげたいと考える方もいるでしょう。ただし、素材によっては一緒に火葬できないものもあるため、次の2つを目安にしてみてください。
- 綿のタオルやお花は一緒に入れやすい
- 金具のついた首輪や訓練用品は外して残す
それぞれ詳しく見ていきましょう。
綿のタオルやお花は一緒に入れやすい
綿のタオルやお花、少量のおやつなどは、多くの霊園で一緒に棺に入れられます。霊園の案内で挙げられている主なものは、次のとおりです。
- 綿製のタオルやペットシート
- お花
- 一握りほどのおやつや、少量の果物
- 写真や手紙、折り紙
ただし、毛布や洋服は、化学繊維を理由に一緒に火葬できないとしている霊園もあります。安置や運び出しに使った毛布は火葬の前に外し、代わりに綿のタオルで体を包んであげると安心です。
迷うものは、火葬の前にスタッフに確認しておきましょう。
金具のついた首輪や訓練用品は外して残す
金具のついた首輪や訓練で使っていたチェーンカラー、リードなどは、棺に入れずに外して残してあげましょう。金属やプラスチック、化学繊維でできたものは、ダイオキシンの問題などから一緒に火葬できないとしている霊園が多くあります。
控えたいものの例は次のとおりです。
- 金具のついた首輪やリード、チェーンカラー
- プラスチックのおもちゃやボール
- 電池の入ったおもちゃ
- 缶詰やペットボトルの飲み物
- ドライアイスや保冷剤
外した首輪やリードは、形見として骨壷のそばに飾ってあげるのもよいでしょう。毎日一緒に歩いた思い出の品として、家族のそばに残してあげてください。
大型犬のお骨は量が多い|骨壷の大きさと持ち帰り方

大型犬のシェパードは体が大きいぶん、お骨の量も多くなります。骨壷選びや持ち帰りで困らないよう、ポイントを次の3つにまとめました。
- 骨壷は体の大きさに合わせて大きめを選ぶ
- 重い骨壷は骨袋に入れて抱えて持ち帰る
- 入りきらないお骨は霊園の合同墓に納めてもらう
それぞれ詳しく見ていきましょう。
骨壷は体の大きさに合わせて大きめを選ぶ
シェパードはお骨の量が多いため、骨壷も大きめのものを選んであげましょう。骨壷の大きさは「寸」で表し、大型犬には6寸(直径約18cm)がひとつの目安です。たとえば、ある霊園では次のように案内しています。
- 5寸(直径約15cm):中型〜大型犬(柴犬、ハスキーなど)
- 6寸(直径約18cm):大型〜特大型犬(ゴールデン、ラブラドールなど)
- 7寸(直径約21cm):さらに大きなサイズ
プランに付く骨壷は小さめのサイズが標準のこともあるため、大型犬では大きいサイズへの変更が必要か確認しておきましょう。サイズを上げると差額がかかることもあるので、予約の段階で費用もあわせて聞いておくと安心です。
重い骨壷は骨袋に入れて抱えて持ち帰る
大きな骨壷はお骨が入ると重くなるため、骨袋(骨壷を包むカバー)に入れて両腕で抱えて持ち帰りましょう。骨袋に入れておけば、骨壷が手から滑りにくくなり、移動中の衝撃からも守れます。
持ち帰るときは、次の点に気をつけると安心です。
- 車では膝の上で抱えるか、足元に置いて倒れないよう支える
- 電車やバスでは、骨袋の持ち手を使いつつ両手で抱える
- 帰宅後は、直射日光や湿気を避けた場所に安置する
骨壷とセットで骨袋を準備している霊園もあるので、一緒に用意してもらえるか予約時に聞いておきましょう。
入りきらないお骨は霊園の合同墓に納めてもらう
大きな骨壷を用意しても入りきらないお骨は、霊園の合同墓に納めてもらう方法もあります。合同墓や合同埋葬地を設けている霊園なら、ほかの子たちと一緒に眠らせてあげられるでしょう。
ほかにも次のような方法があります。
- 小さな骨壷やカプセルに一部を分けて、手元に残す(分骨)
- お骨をパウダー状(粉骨)にして、量を減らしてから骨壷に納める
合同墓に納められる条件や費用は霊園によって異なるため、お骨上げの前に確認しておくと安心です。たとえば、その霊園で火葬したお骨なら、合同埋葬地を無料で使える例もあります。
シェパードのお骨の供養先|霊園や自宅から飼い主と同じお墓まで

火葬のあとは、家族で供養の仕方を考えていきます。主な供養先は次の5つです。
- 霊園の個別墓に眠らせる
- 霊園の納骨堂や合同墓に預ける
- 自宅で手元供養して家族のそばに置く
- 樹木葬で自然に還す
- 飼い主と同じお墓に一緒に入る
すぐに決めなくても大丈夫なので、それぞれの特徴を見ていきましょう。
霊園の個別墓に眠らせる
霊園の個別墓は、シェパードだけのお墓を建てて眠らせてあげる方法です。家族がいつでもお参りに行けるので、お墓という形で思いを残したい家族に向いています。
費用は、区画の使用料に加えて、年間管理費や工事費などがかかるのが一般的です。たとえば、次のような例があります。
- 40×30cmの区画:初期費用の平均約17万円+彫刻料+年間管理費7,700円
- 60×45cmの区画:25万円(墓石代・工事代込み)+年間管理料1万円
大型犬は骨壷も大きくなるため、選ぶ区画に骨壷が収まるかどうかも確認しておきましょう。
霊園の納骨堂や合同墓に預ける
霊園の納骨堂や合同墓に預けるのも、霊園で眠らせてあげる方法のひとつです。個別墓を建てるより費用を抑えやすく、霊園で供養してもらえる安心感があります。
- 納骨堂:屋内の棚などに骨壷のまま預ける方法
- 合同墓:ほかの子たちと一緒のお墓に納める方法
大型犬の骨壷は大きいため、納骨堂を選ぶときは、骨壷が入る棚の大きさと料金を確認しておきましょう。合同墓は、一度納めるとあとからお骨を取り出すのが難しい場合もあるので、家族でよく話し合ってから決めると安心です。
自宅で手元供養して家族のそばに置く
手元供養は、お骨を自宅に置いて供養する方法で、いつも家族の目が届く場所でそばに感じられます。家族を見守ってくれたシェパードを、これからも家族の中心に置いてあげたい方に向いているでしょう。
大型犬の骨壷は大きく重いため、置き場所は次のような点を考えて選ぶと安心です。
- 倒れにくい安定した棚や台の上
- 直射日光が当たらず、湿気がこもりにくい場所
- 家族が毎日声をかけやすい部屋
骨壷が大きくて置き場所に困るときは、一部を小さな骨壷に分け、残りを霊園に納める方法もあります。家族の暮らしに合った形で、無理なく続けられる供養を選んでください。
樹木葬で自然に還す
樹木葬は、霊園やお寺の敷地内にある樹木の近くにお骨を埋葬し、自然に還していく供養の方法です。広い場所を元気に駆け回っていたシェパードを、緑の中で眠らせてあげたい家族に向いています。
お骨をパウダー状にする粉骨を行えば、より土に還りやすくなるでしょう。樹木葬には、ペット専用のものや、人とペットが一緒に眠れるものがあります。
一定の期間がたつと合祀墓(ほかの方と一緒のお墓)に移るタイプもあるため、埋葬期間や管理費の有無を事前に確認しておきましょう。
飼い主と同じお墓に一緒に入る
いつか家族と同じお墓で眠らせてあげたい場合は、飼い主と同じお墓にペットのお骨を納める方法もあります。人のお墓にペットのお骨を一緒に納めることは、法律では禁止されていません。
ただし、ペットのお骨を受け入れるかどうかは墓地の管理者が判断するため、事前に許可を得ておくことが大切です。一緒に入る方法としては、主に次の2つが考えられます。
- いまのお墓の管理者(お寺や霊園)に、ペットのお骨を納めてよいか確認する
- 人とペットが一緒に眠れるお墓や樹木葬を設けている霊園を選ぶ
大型犬のシェパードは骨壷も大きいため、納骨するスペースに収まるかもあわせて確かめておくと安心です。
シェパードの火葬に関するよくある質問
シェパードの火葬について、よく寄せられる疑問をまとめました。
- 40kgを超えるシェパードも火葬できる?
- シェパードには何寸の骨壷が必要?
- 階段しかない集合住宅でもお迎えに来てもらえる?
- シェパードは自治体で火葬してもらえる?
- シェパードが亡くなったら役所への届け出はいる?
- 大型犬の火葬で追加料金がかかるのはどんなとき?
ひとつずつ確認していきましょう。
質問
40kgを超えるシェパードも火葬できる?
40kgを超えるシェパードも火葬できる?
火葬できますが、受け付けられる体重の上限は業者によって異なります。体重40〜60kg未満を「超大型」として受け付ける霊園や、80kg以上の犬の火葬経験がある霊園もあるほどです。
大型犬は訪問火葬に対応せず、霊園での火葬のみとしている業者もあるため、予約時に確認しておきましょう。
質問
シェパードには何寸の骨壷が必要?
シェパードには何寸の骨壷が必要?
6寸(直径約18cm)がひとつの目安です。大型〜特大型犬向けとされるサイズで、ゴールデンやラブラドールと同じくらいの体格なら、このサイズが合うでしょう。
体の大きな子やお骨の量が多い子は、7寸(直径約21cm)が必要になることもあります。プランに付く骨壷のサイズは業者によって違うため、予約時に確認しておきましょう。
質問
階段しかない集合住宅でもお迎えに来てもらえる?
階段しかない集合住宅でもお迎えに来てもらえる?
お迎えに対応している業者なら、階段しかない集合住宅でも来てもらえることがあります。
ただし、大型犬を階段で運ぶには人手がいるため、スタッフの人数や運び出しの手伝いについて、予約時に相談しておきましょう。安置のときから毛布の上に寝かせておけば、そのまま運び出しにも使えます。
質問
シェパードは自治体で火葬してもらえる?
シェパードは自治体で火葬してもらえる?
シェパードのような大型犬の火葬を受け付けている自治体もあります。受け付ける大きさは自治体ごとに異なり、「大型犬程度(大人1人で抱えあげられる程度)まで」としているのがその一例です。
自治体の火葬は費用を抑えやすい一方で、立ち会いやお骨上げができない場合もあります。お骨の返却の有無や受け付けている体重の上限を、お住まいの自治体に確認しましょう。
質問
シェパードが亡くなったら役所への届け出はいる?
シェパードが亡くなったら役所への届け出はいる?
必要です。狂犬病予防法では、登録している犬が亡くなったとき、30日以内に市区町村へ届け出ることが定められています。
窓口や必要なものは自治体によって異なるため、お住まいの市区町村のホームページで確認しましょう。マイクロチップの情報を登録している場合は、そちらの手続きも忘れずに行ってください。
質問
大型犬の火葬で追加料金がかかるのはどんなとき?
大型犬の火葬で追加料金がかかるのはどんなとき?
追加料金がかかるのは、主に体重が料金区分の上限を超えたときや、オプションを追加したときです。たとえば、次のような場合が挙げられます。
- 体重が区分の上限を超え、ひとつ上の区分になる
- 骨壷を大きいサイズに変更する
- 自宅までのお迎えや、お骨のお届けを頼む
大型犬は骨壷の変更やお迎えが必要になりやすいため、総額で見積もりをとっておくと安心です。
まとめ
シェパードの火葬費用は、業者が大型犬と超大型犬のどちらの区分に入れるかで、数万円変わることがあります。見積もりは犬種名だけで判断せず、最近測った体重を伝えてとりましょう。
業者を選ぶときは、対応できる体重の上限や火葬炉の大きさを確かめ、大きな体を受け入れてくれるところを探すことが大切です。
安置するときに床へ毛布を敷いて寝かせておけば、そのまま毛布ごと運び出せるので、家族の負担も軽くなるでしょう。
大きな体で家族を支えてくれたシェパードを、感謝の気持ちを込めて、最後までやさしく送り出してあげてください。
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どの方法が合っているか迷ったときは、ones ceremonyが自信を持っておすすめする「ペット葬儀110番」をぜひご活用ください。
必要なときに、もう一度読めるように。


