【大型犬の火葬の費用相場は?】火葬にかかる時間、安置の注意点など徹底解説

大型犬を見送るとき、「うちの子でも火葬してもらえるのだろうか」と気になる方は少なくありません。体が大きいぶん、費用も時間も小型犬とは違ってきます。
まず知っておきたいのが、ペット火葬でいう「大型犬」は犬種ではなく体重で決まるという点です。同じ犬種でも、体重によって料金区分が変わります。
もう一つ、大型犬ならではの難しさが安置です。段ボールでは底が抜けてしまいますし、保冷剤も大量に必要になります。
この記事では『ones ceremony』が、大型犬の火葬費用の相場からかかる時間、亡くなった直後の安置方法、業者選びのポイントまでをご紹介します。

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ペット火葬の「大型犬」は犬種ではなく体重で決まる

大型犬といえば、ゴールデンレトリバーやシベリアンハスキーといった犬種を思い浮かべる方が多いかもしれません。ただしペット火葬では、犬種ではなく体重で区分されます。
一般的な区分は次のとおりです。
| 区分 | 体重の目安 |
|---|---|
| 小型犬 | 10kg未満 |
| 中型犬 | 10~25kg未満 |
| 大型犬 | 25kg以上 |
この仕組みには、意外な結果が伴います。小型犬に分類されるチワワやシーズーでも、体格が大きい子や太ってしまった子は中型犬のサイズとして火葬されることがあります。反対に、痩せているゴールデンレトリバーやシベリアンハスキーが中型犬に分類される場合もあります。
つまり、犬種のイメージだけで費用を見積もると、実際の金額とずれる可能性があるということです。
問い合わせの際は、犬種だけでなく体重を伝えましょう。分からない場合は、動物病院での最後の記録を思い出してみてください。当日に測って確定させる業者もある為、申告と差があれば料金が変わることもあります。
大型犬の火葬費用相場|移動火葬とペット霊園で比べる

火葬費用は、体重とプラン、そして依頼先で決まります。移動火葬とペット霊園では料金の考え方が違う為、それぞれ見ていきましょう。
プランの違いは次のとおりです。
| プラン | 返骨 | 火葬の立ち会い | お骨上げ |
|---|---|---|---|
| 引き取り合同火葬 | なし | なし | なし |
| 引き取り個別火葬 | あり | なし | なし |
| 家族立ち会い火葬 | あり | あり | あり |
移動火葬(訪問火葬)の費用
移動火葬(訪問火葬)は、火葬炉を積んだ車で自宅まで来てもらう方法です。体重別の目安は次のとおりです。
| 体重 | 引き取り合同火葬 | 引き取り個別火葬 | 家族立ち会い火葬 |
|---|---|---|---|
| 20~25kg | 37,000円前後 | 41,000円前後 | 43,000円前後 |
| 25~30kg | 43,000円前後 | 46,000円前後 | 48,000円前後 |
| 30~35kg | 50,000円前後 | 53,000円前後 | 55,000円前後 |
| 35~40kg | 56,000円前後 | 59,000円前後 | 62,000円前後 |
| 40kg以上 | 63,000円前後 | 66,000円前後 | 68,000円前後 |
体重が5キロ増えるごとに、5,000円前後ずつ上がっていく形です。体が大きいほど燃料を多く必要とし、運ぶ人手もかかる為、金額に反映されます。
ペット霊園での火葬費用
ペット霊園やペット可の寺院で、固定式の火葬炉を使って火葬する方法です。施設によって幅が大きくなります。
| 体重 | 引き取り合同火葬 | 引き取り個別火葬 | 家族立ち会い火葬 |
|---|---|---|---|
| 20~25kg | 26,000~37,000円 | 39,000~62,000円 | 44,000~77,000円 |
| 25~30kg | 29,000~47,000円 | 42,000~72,000円 | 47,000~88,000円 |
| 30~35kg | 33,000~47,000円 | 47,000~72,000円 | 53,000~88,000円 |
| 35~40kg | 33,000~47,000円 | 53,000~72,000円 | 58,000~88,000円 |
| 40kg以上 | 44,000~47,000円 | 53,000~72,000円 | 58,000~88,000円 |
合同火葬なら移動火葬より抑えられることもありますが、個別火葬や立ち会い火葬では上限が大きく開きます。同じ体重でも施設によって倍近い差が出る為、複数社を比べておきましょう。
なお、そのまま霊園に納骨するかどうかでも価格は変わります。上記は火葬のみの料金です。
大型犬の火葬にかかる時間

火葬の時間も、体重によって変わります。体が大きいほど長くかかる為、当日の予定は余裕をもって組んでおきましょう。
| 体重 | 火葬時間の目安 |
|---|---|
| 15~25kg | 60~100分前後 |
| 25kg以上 | 100~120分前後 |
これは炉に納めてから火葬が終わるまでの時間です。実際には、お別れの時間や火葬炉の冷却、お骨上げが加わります。
家族立ち会い火葬なら、受付から返骨まで3時間前後を見ておくとよいでしょう。小型犬の1時間前後と比べると、大きく違ってきます。
季節や地域、火葬炉の性能によっても前後します。夏場と冬場では炉の温まり方が変わる為、時間に幅が出るのが実情です。
立ち会いを希望する場合は、その日の予定を空けておくのが確実です。所要時間は業者に確認しておきましょう。
大型犬が亡くなったらすぐにすること

大型犬は体が大きいぶん、安置にも工夫が必要です。小型犬と同じやり方では対応できない場面が出てきます。
死後硬直が始まる前に手足を折りたたむ
犬が亡くなると、数時間以内に顎から前肢、後肢の順で死後硬直が始まります。硬直すると体を動かせなくなる為、その前に手足を折りたたんであげましょう。
眠っているときの姿勢を思い出しながら、体に寄せる形に整えます。大型犬は手足も長い為、抱えるように支えながら進めるとやりやすくなります。
すでに硬直が始まっていたら、遺体を傷めないためにも無理に動かさないでください。硬直は24時間ほどで解け始める為、その後にあらためて整えてあげましょう。
体を清める
用意するもの
- タオルまたはガーゼ(数枚)
- ぬるま湯
- 脱脂綿ブラシ(生前使っていたもの)
固く絞ったタオルやガーゼで、体全体を拭いていきます。大型犬は表面積が大きいぶん時間がかかる為、家族で分担すると進めやすいでしょう。
体液や汚物が出てくることがあります。都度拭き取り、止まらない場合は脱脂綿を詰めておきましょう。仕上げにブラッシングをしてあげてください。毛の長い犬種なら、いつも使っていたブラシで整えると自然な姿になります。
安置する
大型犬を安置するには以下のものを用意すると良いです。
用意するもの
- 大きめの木綿の布(体を包む用)
- トイレシートまたは新聞紙
- バスタオル
- 保冷剤(大量に。氷やドライアイスでも可)
大型犬の安置で最も困るのが、入れる容器です。段ボール箱では持ち上げた際に底が抜ける可能性があり、大型犬が入るサイズの木箱も入手先が限られます。
用意が難しい場合は、大きめの木綿の布で包んで運びやすい状態にしておきましょう。布の下にはトイレシートや新聞紙、タオルを敷き、体液で床が濡れるのを防ぎます。
保冷剤は大量に必要です。腐敗が進みやすい頭部と腹部を中心に、できるだけ体全体に置いてください。足りない場合は、腹部と頭部に加えて、大きな血管が通っている首元を冷やしましょう。最後に冷房が効いた涼しい部屋におくと良いです。
ただし大型犬では、体全体に保冷剤を行き渡らせるのが難しく、冷却が十分とは言えないのが実情です。亡くなってから1日から1日半ほどの間に火葬できると、きれいな状態でお別れができるでしょう。
大型犬の火葬業者を選ぶポイント

大型犬は対応できる業者が限られます。体が入る大きな火葬炉が必要になる為です。申し込む前に確かめておきたい項目をまとめました。
| 確認項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 大型犬への対応可否 | 体が入る火葬炉があるか |
| 料金表記 | 体重ごとの金額が明記されているか |
| 「要相談」の有無 | 大型犬だけ金額の記載がないか |
| 事業者情報 | 代表者名・住所・電話番号が掲載されているか |
| 送迎の可否 | 遺体を運んでもらえるか、費用はいくらか |
| 電話対応 | 知りたいことをはっきり伝えてくれるか |
大型犬への対応
体が入る大きさの火葬炉があるかを、最初に確かめます。小型犬向けの炉しか持たない業者では、そもそも受け付けてもらえません。
ホームページに「大型犬対応」と書かれていても、何キロまでかは記載されていないことがあります。超大型犬のような40キロを超える場合は特に、体重を伝えたうえで対応できるかを聞いておきましょう。
同じ業者でも、店舗によって設備が違うこともあります。依頼する予定の場所で確認するのが確実です。
料金表記
体重ごとの金額が明記されているかを見ます。
区分が細かく分かれている業者ほど、幅広い体格を扱ってきた経験があると考えられます。
「要相談」の有無
他の体重区分には金額があるのに、大型犬だけ「要相談」となっている業者があります。
この場合、大型犬の火葬を得意としていない可能性があります。問い合わせて、金額を答えられるかどうか確かめましょう。
事業者情報
代表者名や住所、電話番号が掲載されているかを確認します。何かあったときに連絡が取れる状態になっていることが前提です。
火葬炉を自社で持っているかも聞いておきましょう。設備を持たず他社へ委託している業者もあり、その場合は火葬の実態が見えにくくなります。
送迎の可否
大型犬は自分で運ぶのが難しくなります。遺体を引き取りに来てもらえるか、その費用はいくらかを聞いておきましょう。エリアによっては無料で対応する業者もあります。
搬送の方法も確認しておきたいところです。何人で来てくれるのか、担架やストレッチャーを使うのかによって、当日の負担が変わります。
電話対応
言葉遣いが丁寧か、知りたい情報をはっきり伝えてくれるかを振り返ってみてください。
相場から大きく離れた金額を提示された場合も、理由を説明できるかで判断できます。少しでも違和感があれば、別の業者に相談しましょう。
移動火葬を選ぶときの注意点

移動火葬は自宅で見送れる方法ですが、大型犬の場合は条件が厳しくなります。申し込む前に確かめておきましょう。
大型犬が入る火葬炉を積んだ車があるか
移動火葬は車に積んだ火葬炉で行う為、大型犬が入る炉を搭載した車が必要です。業者によって所有する車の種類が違います。
体重を伝えたうえで、対応できる車両があるかを尋ねてみてください。
長時間停められる場所があるか
大型犬は火葬に2時間近くかかります。その間ずっと車を停めておける環境が必要です。
駐車場に屋根がある、隣家との距離が近すぎるといった理由で、自宅前が使えないこともあります。その場合は業者が別の場所を提案してくれることもある為、相談してみましょう。
近隣への配慮ができるか
近年の火葬車は設備が整っていますが、臭いや煙がまったく出ないわけではありません。長時間車が停まっていると、事情を知らない方には不審に映ります。
両隣には一声かけておくと、余計な心配をかけずに済みます。
ペット霊園を選ぶときの注意点

ペット霊園で火葬する場合、大型犬ならではの確認事項があります。とくに移動手段は事前に決めておきましょう。
遺体をどう運ぶか
大型犬は自分で運ぶのが難しくなります。自家用車で行くなら、後部座席やトランクに収まるか確かめておきましょう。
霊園に送迎を依頼できる場合もあります。迎えに来てもらえるか、費用はいくらかを聞いておくと安心です。
駐車場と施設までの経路
霊園に駐車場があるか、車で行けるかを確認します。
大型犬を抱えて長い距離を歩くのは負担が大きくなります。駐車場から建物までの動線や、台車を貸してもらえるかも聞いておきましょう。
火葬後の納骨まで見据えるか
そのまま納骨を考えているなら、条件を確認しておきましょう。
大型犬は遺骨の量が多く、骨壺も大きくなります。区画のサイズや管理費、飼い主が亡くなった後の供養がどうなるかも聞いておくと、後から困りません。
大型犬は遺骨の量が多い|骨壺のサイズに注意

大型犬の遺骨は想像より多く残ります。骨壺も大きくなる為、受け取る前に置き場所を考えておきましょう。
骨壺のサイズは寸で表され、大型犬では7寸から8寸が目安です。直径20センチ以上、高さ25センチ前後になり、両手で抱える大きさになります。小型犬の3寸から4寸とはかなりの差があります。
| 骨壺のサイズ | 直径の目安 | 高さの目安 | 該当する体格 |
|---|---|---|---|
| 4寸 | 約12cm | 約14cm | 小型犬・中型犬 |
| 5寸 | 約15cm | 約18cm | 中型犬 |
| 7寸 | 約21cm | 約26cm | 大型犬 |
| 8寸 | 約24cm | 約29cm | 大型犬(40kg以上) |
仏壇の上に載らない、棚の高さが足りないといったことも起こり得ます。納骨を考えているなら、区画のサイズも確認しておきましょう。
かさを減らしたい場合は粉骨という方法があります。一部だけを手元に残す分骨も選べます。
火葬後の供養方法

遺骨をどうするかに決まりはありません。ただし大型犬は遺骨の量が多い為、置き場所や引き継ぎ先まで考えておくと安心です。
納骨
納骨はペット霊園や納骨堂へ納める方法です。大型犬は骨壺が大きい為、区画のサイズを確認しておきましょう。人と一緒に眠れるお墓を選ぶ場合は、永代供養の条件もあわせて聞いておくと確実です。
埋骨
埋骨は火葬後の遺骨を土に埋める方法です。私有地に限られますが、遺体をそのまま埋めるより早く土に還り、害虫や臭いのリスクも抑えられます。
散骨
散骨は遺骨を粉状にして海や陸に撒く方法です。大型犬は遺骨の量が多いぶん、粉骨の工程が欠かせません。自治体が条例を設けている場合もある為、対応している業者に相談しましょう。
手元供養
手元供養は自宅で遺骨を保管する方法です。費用がかからず自由度も高い一方、注意しておきたい点があります。
飼い主が入院したり亡くなったりした場合、遺骨をどう扱うか家族が判断できず、そのまま処分されてしまう可能性があります。大型犬は骨壺も大きく、置き場所を取ることも影響します。
手元供養を選ぶなら、いずれ納骨や散骨に移すという前提で考えておくとよいでしょう。ご家族に希望を伝えておくことも大切です。
大型犬の火葬に関するよくある質問
火葬の準備を進めるなかで出てくる疑問に、順番にお答えします。
質問
何キロから大型犬に分類されますか?
何キロから大型犬に分類されますか?
一般的には25キロ以上の犬を大型犬と呼びます。ただしペット火葬では犬種ではなく体重で区分される為、業者によって境目が異なることもあります。
問い合わせの際は、犬種ではなく体重を伝えましょう。当日に測って確定させる業者もあり、申告と差があれば料金が変わることもあります。
質問
大型犬の火葬費用はいくらが相場ですか?
大型犬の火葬費用はいくらが相場ですか?
移動火葬なら、25〜30キロで合同火葬43,000円前後、家族立ち会い火葬で48,000円前後が目安です。40キロを超えると60,000円台になります。
ペット霊園では施設によって幅が大きく、立ち会い火葬では88,000円前後まで開きます。複数社を比べておきましょう。
質問
大型犬の火葬にはどれくらい時間がかかりますか?
大型犬の火葬にはどれくらい時間がかかりますか?
火葬そのものは、25キロ以上で100〜120分前後が目安です。15〜25キロなら60〜100分前後になります。
家族立ち会い火葬では、お別れの時間や火葬炉の冷却、お骨上げが加わります。受付から返骨まで3時間前後を見ておきましょう。
質問
大型犬でも移動火葬は使えますか?
大型犬でも移動火葬は使えますか?
対応している業者があります。ただし大型犬が入る火葬炉を積んだ車が必要な為、業者によっては受け付けていません。
2時間近く車を停めておける場所も必要です。駐車場に屋根がある、隣家との距離が近いといった場合は、自宅前で行えないこともあります。
質問
大型犬の遺体はどうやって運べばよいですか?
大型犬の遺体はどうやって運べばよいですか?
自家用車で運ぶなら、後部座席やトランクに収まるか確かめておきましょう。大きめの木綿の布で包んでおくと運びやすくなります。
自分で運ぶのが難しい場合は、業者に引き取りを依頼できます。エリアによっては無料で対応するところもある為、問い合わせてみましょう。
質問
大型犬の骨壺はどれくらいの大きさですか?
大型犬の骨壺はどれくらいの大きさですか?
7寸から8寸が目安です。直径21〜24センチ、高さ26〜29センチほどで、両手で抱える大きさになります。
仏壇の上に載らないこともある為、受け取る前に置き場所を決めておきましょう。かさを減らしたい場合は粉骨という方法もあります。
質問
大型犬が亡くなってから何日以内に火葬すればよいですか?
大型犬が亡くなってから何日以内に火葬すればよいですか?
1日から1日半ほどの間が目安です。大型犬は体全体に保冷剤を行き渡らせるのが難しく、冷却が十分になりにくい為です。
死後硬直が始まる前に手足を折りたたみ、頭部と腹部を中心に冷やしておきましょう。日程が合わない場合は、遺体を預かってもらえるか相談してみてください。
質問
自治体に大型犬の火葬を頼めますか?
自治体に大型犬の火葬を頼めますか?
難しい場合があります。東京23区を例にあげると、引き取りの対象を25キロ未満としている区が多く、大型犬は範囲外になることがあります。
お住まいの自治体の条件を確認してみましょう。対象外であれば、民間の業者に依頼することになります。
まとめ
ペット火葬でいう「大型犬」は犬種ではなく体重で決まります。一般的には25キロ以上が目安で、同じ犬種でも体重によって料金区分が変わります。
費用は移動火葬なら25〜30キロで43,000円前後から、ペット霊園ではさらに幅が出ます。火葬時間も100〜120分前後と長くなる為、当日の予定は余裕をもって組んでおきましょう。
安置では、段ボールでは底が抜けることがあります。大きめの木綿の布で包み、頭部と腹部を中心に保冷剤を当てましょう。冷却が十分になりにくい為、1日から1日半ほどの間に火葬できると安心です。
大型犬は対応できる業者が限られます。体重を伝えたうえで、受け付けてもらえるかを早めに確かめておきましょう。
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どうすればいいか分からず悩んでいる方は、ones ceremonyが自信を持っておすすめする「ペット葬儀110番」をぜひご活用ください。
必要なときに、もう一度読めるように。


