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インコの埋葬方法|土葬・プランター葬・埋骨の違いと手順を解説

読了 12分
インコの埋葬方法として、土葬・プランター葬・埋骨の3種類を紹介。黄色い冠羽とオレンジ色の頬を持つオカメインコが木製の台に座り、周囲には白い花や緑の葉、テラコッタの植木鉢が並ぶ。柔らかな自然光に包まれた穏やかな水彩風景。

インコを見送るとき、「土に還してあげたい」と考える方は少なくありません。小さな体ですから、庭に埋めてあげようと思うのは自然なことです。

ただし埋葬には3つの方法があり、それぞれ手順も注意点も違います。遺体をそのまま埋める土葬、鉢に埋めるプランター葬、そして火葬してから遺骨を埋める埋骨です。

臭いや虫、掘り返しといった問題を避けたいなら、埋骨という選択肢もあります。住まいの環境や気持ちに合う方法を選べます。

この記事では『ones ceremony』が、インコの埋葬方法3種類の違いから、それぞれの手順、埋葬できる場所の条件までをご紹介します。

インコの埋葬方法をまとめた図解。土葬・プランター葬・火葬後の埋骨の違い、埋める深さや注意点、埋葬できる場所とできない場所、臭いや掘り返しへの対策を紹介。

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インコの埋葬方法は3種類|土葬・プランター葬・埋骨

インコを土に還す方法は、大きく3つに分かれます。遺体のまま埋めるか、火葬してから埋めるかで、必要な条件が変わります。

項目土葬プランター葬埋骨
埋めるもの遺体遺体火葬後の遺骨
必要な場所自宅の庭ベランダなど庭またはベランダ
深さの目安50cm~1m30cm以上の鉢30cm前後
臭い発生することがある発生することがあるほとんどなし
掘り返しのリスクありあり低い
費用かからない鉢と土の代金火葬費用がかかる

土葬

土葬は、遺体をそのまま庭に埋める方法です。費用がかからず、慣れ親しんだ場所で眠らせてあげられます。

一方で、深く掘る必要があります。浅いと臭いが漏れたり、カラスや野良猫に掘り返されたりする為です。自宅の敷地に十分なスペースがあるかを確かめておきましょう。

プランター葬

プランター葬は、鉢に土を入れて遺体を埋める方法です。庭がなくてもでき、ベランダに置いておけます。引っ越しの際は鉢ごと運べる為、埋めた場所を離れずに済みます。

ただし深く掘れないぶん、掘り返されやすくなります。ベランダや玄関前に置く場合は、カラスや野良猫が寄りつかないよう気を配りましょう。

埋骨

埋骨は、火葬してから遺骨を埋める方法です。火葬費用はかかりますが、臭いや虫、掘り返しといった問題はほとんど起こりません。

深さも30センチほどで足ります。庭でもプランターでも行えるうえ、土に還るまでの期間も短くなります。3つのなかでは最も問題が起きにくい方法といえるでしょう。

埋葬する前にすること|死後硬直が始まる前に

埋葬の前に、体を整えてあげましょう。インコは死後2時間ほどで硬直が始まる為、早めに取りかかりたいところです。

用意するもの

  • ぬるま湯で湿らせたガーゼまたはコットン
  • 保冷剤または氷
  • ガーゼやタオル(保冷剤を包む用)
  • 小さめの箱

手順

  • 体を拭く:湿らせたガーゼで、くちばしのまわりや足の汚れをやさしく拭き取ります。
  • 羽を整える:乱れている羽を指先でそっと直します。翼を体に寄せると、眠っているような姿になります。
  • 箱に納める:ガーゼや綿を敷いた箱に、そっと寝かせます。
  • 保冷する:保冷剤や氷をガーゼで包み、箱の下に敷きます。体が濡れないよう、直接当てないでください。

暖かい時期は腐敗が早く進みます。埋葬するまでのあいだ、しっかり冷やしておきましょう。

すでに硬直が始まっていたら、無理に動かさないでください。時間が経てば自然に解けますので、そのあとで整えられます。

なお、埋骨を選ぶ場合は火葬までのあいだ安置することになります。火葬の日程が決まるまで、同じように冷やしておきましょう。

土葬の手順と注意点

庭に遺体を埋める方法です。深さを確保できるかが、成否を分けます。

用意するもの

  • スコップやシャベル
  • 木綿や絹などの自然素材の布
  • 消石灰または腐葉土
  • 目印になる石や植木

手順

  • 場所を決める:建物や配管から離れた場所を選びます。日当たりがよく、家族が目にしやすいところが向いています。
  • 穴を掘る:深さ50センチから1メートルを目安に掘ります。体が小さくても浅くしてはいけません。
  • 底に石灰をまく:殺菌と防臭のはたらきがあり、土に還るのを促します。腐葉土でも代用できます。
  • 遺体を納める:自然素材の布に包んで寝かせます。ビニールや化学繊維は土に還りません。
  • 土をかぶせる:多めに盛り上げておきます。日が経つと自然に沈んで平らになります。
  • 目印を置く:石を置く、植木や花を植えるなどして場所が分かるようにします。

インコは体が軽いぶん、掘り返されやすくなります。カラスや野良猫が寄りつく地域では、特に深さを確保しておきましょう。

土に還るまでには数年かかります。その間、掘り返すことは避けてください。分解の途中の状態を目にすることになります。

なお、自宅の庭であっても、地域の条例や住宅の管理規則で制限されている場合があります。心配なら事前に確認しておきましょう。

プランター葬の手順と注意点

鉢に土を入れて埋める方法です。庭がなくてもでき、ベランダに置いておけます。

用意するもの

  • 深さ30センチ以上のプランターまたは植木鉢
  • 園芸用の土または腐葉土
  • 木綿や絹などの自然素材の布
  • 植える花や苗

手順

  • 鉢を選ぶ:深さ30センチ以上あるものを選びます。プラスチック製より陶磁器製のほうが安定し、風で倒れにくくなります。
  • 底に土を入れる:鉢の底から15センチほど土を入れます。
  • 遺体を納める:自然素材の布に包んで、土の上に寝かせます。
  • 土をかぶせる:上から15センチ以上しっかりとかぶせます。土が薄いと臭いや虫の原因になります。
  • 花を植える:コスモスやパンジー、アサガオといった一年草が向いています。多年草は根が深く張る為、避けたほうが無難です。
  • 置き場所を決める:日当たりと風通しのよい場所に置きます。倒れないよう、安定した場所を選んでください。

プランターは深く掘れない為、土葬よりも掘り返されやすくなります。ベランダや玄関前に置く場合、カラスや野良猫が寄りつくことがあります。ネットをかける、人目の届く場所に置くといった対策を考えておきましょう。

臭いにも気をつけたいところです。土が薄いと外に漏れ、近隣の迷惑になることもあります。

水のやりすぎもカビや臭いの原因になります。季節や花の種類に合わせて、適量を与えましょう。

埋骨の手順|火葬後の遺骨を埋める

火葬してから遺骨を埋める方法です。臭いや虫、掘り返しといった問題がほとんど起こりません。

用意するもの

  • スコップまたは移植ごて
  • 木綿や絹の布、または和紙
  • 目印になる石や植木
  • 鉢と土(プランターの場合)

手順

  • 骨壺から遺骨を出す:骨壺のままでは土に還りません。中身を取り出して埋めます。
  • 自然素材に包む:木綿や絹の布、和紙などに包みます。
  • 穴を掘る:深さ30センチほどで足ります。プランターに埋める場合も同様です。
  • 遺骨を納めて土をかぶせる:包んだ遺骨を置き、しっかりと土を戻します。
  • 目印を置く:石やプレートを置く、花を植えるなどして場所が分かるようにします。

埋骨の利点

深く掘る必要がない為、庭が狭くても行えます。プランターでも十分な深さを確保できます。

土に還るまでの期間も短くなります。遺体のままだと数年かかるところ、遺骨なら数か月から数年ほどです。

臭いや虫が発生しにくく、掘り返されるリスクも下がります。近隣への配慮という点でも、選びやすい方法といえるでしょう。

インコの火葬費用

火葬にかかる費用は、合同火葬なら5,000円前後から、個別火葬なら10,000円前後からが目安です。遺骨を返してもらうには、個別のプランを選ぶことになります。

一部だけを手元に残し、残りを埋めるという選び方もできます。小さな容器に納めておけば、いつでもそばに感じられます。

埋葬できる場所とできない場所

埋葬できるのは、自分が所有する土地に限られます。それ以外の場所に埋めることは不法投棄にあたります。

場所埋葬の可否
自宅の庭(所有地)可能
自宅のベランダ(プランター)可能
賃貸物件の庭所有者の許可が必要
公園・河川敷不可
山林・海岸不可
他人の土地不可

ペットの遺体は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律で一般廃棄物として扱われます。公有地や他人の土地への埋葬は、この法律に違反します。

山林にも所有者がおり、国や自治体の管理地であっても勝手に埋めることはできません。賃貸物件の庭も、管理会社や大家への確認が必要です。

ベランダのプランターであれば賃貸でも行えます。ただし退去時に持ち出せるよう、鉢ごと運べる状態にしておきましょう。

なお、自宅の庭でも地域の条例や管理規則で制限されている場合があります。

参考:e-Gov法令検索「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」

埋葬以外の供養方法

土に還す以外にも、供養の形はあります。住まいの環境や気持ちに合わせて選べます。

供養の形は、後から変えることもできます。しばらく手元に置き、気持ちが定まってから納骨するという進め方も一つです。

手元供養

手元供養とは火葬後の遺骨を、自宅に置いて供養する方法です。小鳥用の小さな骨壺なら場所を取りません。ペンダントに移して身につけるという選び方もできます。

ケージを置いていた場所に安置する方もいらっしゃいます。いつもそこにいた子を、そのまま感じられる形です。

納骨

納骨とはペット霊園の合同墓や納骨堂へ納める方法です。管理を任せられ、お参りに行ける場所ができます。合同墓なら5,000円前後から利用できます。

小鳥を受け入れているかは施設によって異なる為、事前に確認しておきましょう。

散骨

散骨とは遺骨を粉状にして、海や山へ撒く方法です。自然に還したいという気持ちに沿う供養といえます。

ただし場所によっては制限があり、勝手に撒くことはできません。対応している業者に相談して進めましょう。

羽を形見に残す

火葬でも土葬でも、羽は残りません。抜けた羽を生前から取っておいた方は、それを形見にするという選び方があります。

小さなケースに入れて飾る、写真と一緒に額に納めるといった形で、そばに置いておけます。

インコの埋葬に関するよくある質問

埋葬を進めるなかで出てくる疑問に、順番にお答えします。

質問

インコを庭に埋めるのに許可は必要ですか?

回答

自宅の敷地であれば許可は不要です。公園や河川敷、他人の土地には埋められません。

ただし地域の条例や住宅の管理規則で制限されている場合があります。心配なら事前に確認しておきましょう。賃貸物件なら、管理会社への相談が必要です。

質問

インコの埋葬にはどれくらいの深さが必要ですか?

回答

遺体のまま埋めるなら50センチから1メートル、プランターなら深さ30センチ以上の鉢を選びましょう。火葬後の遺骨であれば30センチほどで足ります。

体が小さくても浅くしてはいけません。インコは軽いぶん、カラスや野良猫に掘り返されやすくなります。

質問

マンションでもインコを埋葬できますか?

回答

プランター葬という方法があります。深さ30センチ以上の鉢に埋め、ベランダに置いておけます。

引っ越しの際も鉢ごと運べる為、埋めた場所を離れずに済みます。ただし共用部分にあたる場所には置けません。

質問

プランターはどんなものを選べばよいですか?

回答

深さ30センチ以上あるものを選びましょう。プラスチック製より陶磁器製のほうが安定し、風で倒れにくくなります。

底に穴が開いているタイプなら、水はけもよくなります。受け皿に水が溜まると虫が湧くことがある為、こまめに捨てておきましょう。

質問

プランターに植える花は何がよいですか?

回答

コスモスやパンジー、アサガオといった一年草が向いています。多年草は根が深く張る為、避けたほうが無難です。

季節の花を選べば、その子と一緒に季節を感じられます。

質問

埋葬した場所から臭いがしてきたらどうすればよいですか?

回答

土が薄い可能性があります。上から土を足して様子を見ましょう。

臭いに虫やカラスが寄ってくることもあります。掘り返すと分解の途中の状態を目にする為、まずは土を足す対応をおすすめします。

質問

火葬してから埋めたほうがよいのですか?

回答

臭いや虫、掘り返しといった問題を避けたいなら、火葬後の埋骨がおすすめです。深く掘る必要もなくなります。

火葬費用は合同火葬で5,000円前後から、個別火葬で10,000円前後からが目安です。遺骨を返してもらうには個別のプランを選びましょう。

質問

一緒に埋められるものはありますか?

回答

花やシード、木製の止まり木なら土に還ります。生前よく食べていたものを添えてあげる方もいらっしゃいます。

プラスチックのおもちゃや金属のブランコ、鏡は土に還りません。取り除いておきましょう。

まとめ

インコの埋葬には、土葬・プランター葬・埋骨の3つの方法があります。遺体のまま埋めるか、火葬してから埋めるかで、必要な深さも手間も変わります。

埋葬できるのは私有地に限られます。公園や河川敷、他人の土地に埋めることはできません。自宅の庭であっても、地域の条例や管理規則を確認しておくと安心です。

体が小さくても、浅く埋めてはいけません。インコは軽いぶん掘り返されやすく、庭なら50センチ以上、プランターなら深さ30センチ以上の鉢が目安です。

臭いや掘り返しが心配なら、火葬してから埋める埋骨という方法もあります。手のひらで過ごした小さな家族を、納得できる形で見送ってあげてくださいね。

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