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【ペット葬儀の服装は喪服?】季節・場所ごとの服装の選び方について

読了 14分
ペット 葬儀 服装について伝える、犬や猫、うさぎ、ハムスター、鳥と女性が寄り添い、喪服や平服の選び方を表したアイキャッチ

大切なペットを見送る日が決まったとき、「何を着ていけばいいのだろう」と迷う方は少なくありません。人のお葬式なら喪服と決まっていますが、ペットの場合はどうなのか、調べても判断がつかないという声をよく聞きます。

この記事では『ones ceremony』が、ペット葬儀の服装の基本から場所別の選び方、避けたい服装や小物、持っていくとよいものまでをご紹介します。

ペット葬儀の服装について、喪服の必要性、火葬場所別の服装の目安、避けたい服装や小物、知人のペット葬儀に参列するときのマナーをまとめた図解

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ペット葬儀の服装に厳密な決まりはない|平服でも問題ない

ペット葬儀には、人のお葬式のような明確なしきたりはありません。ペットを家族として見送る習慣が広まったのは比較的最近のことで、服装に関する統一されたルールが定まっていない為です。

そのため、多くの業者では喪服を求めていません。落ち着いた色合いの普段着であれば、失礼にあたることはないとされています。実際、業者から服装の指定がない場合は私服で問題ないと案内されることがほとんどです。

とはいえ、どんな服装でもよいというわけではありません。判断の軸になるのは、火葬をどこで行うかです。ペット専用の施設なのか、人の火葬場に併設された場所なのか、自宅なのかによって、ふさわしい装いは変わってきます。次の章から、場所ごとの選び方について見ていきましょう。

ペット葬儀の服装は場所に合わせて選ぶ

服装を決めるとき、最初に考えたいのが火葬を行う場所です。人目の有無や施設の性質によって、ふさわしい装いは変わります。

火葬を行う場所服装の目安
ペット霊園・ペット専用の火葬場落ち着いた色合いの普段着
人の火葬場に併設された施設喪服または黒を基調とした服装
自宅での訪問火葬普段着でよいが、近隣からの見え方に配慮
自宅での供養や埋葬普段着

ペット霊園やペット専用の火葬場

ペット専用の施設では、普段着で参列する方がほとんどです。飼い主とペットのお別れの場という属性が強く、喪服を求められることはまずありません。

ペットが慣れ親しんだいつもの服装のほうが、落ち着いて過ごせるという考え方もあります。ただし他の家族と行き合う可能性はある為、派手さを抑えた色合いを選んでおくと気兼ねなく過ごせるでしょう。

施設によっては、契約時に当日の服装について案内があります。迷ったときは申し込みの段階で聞いておくと安心です。

人の火葬場に併設された施設

人の火葬場に併設された施設では、喪服または黒を基調とした服装が望ましいとされています。周囲から見たとき、人の葬儀なのかペットの葬儀なのか区別がつかない為です。

男女別の服装の例は以下の通り。

男性黒のスーツ・白いワイシャツ・黒のネクタイ
女性黒のワンピースやスーツ・かかとの低い黒の靴

喪服が手元にない場合は、黒や紺、グレーといった暗い色でまとめるだけでも印象は変わります。人の葬儀に参列する方と同じ空間を使う以上、控えめな装いを心がけましょう。

自宅での訪問火葬

自宅での訪問火葬なら、普段着で問題ありません。人目を気にせず、家族だけで見送れるのが利点です。

集合住宅や月極駐車場では管理者の許可が必要になる場合もある為、事前に業者に確認しておくと良いでしょう。

自宅で供養や埋葬をする場合

自宅の敷地に埋葬する場合や、自宅で手を合わせるだけの場合は、普段着で構いません。人目に触れる機会がなく、家族だけで完結する為です。

土に埋める作業をともなうなら、汚れてもよい服装のほうが動きやすいでしょう。かしこまった装いよりも、落ち着いてお別れができることを優先して選んでみてください。

【男女別・子ども別】ペット葬儀の服装の基本

火葬を行う場所が決まったら、具体的な組み合わせを考えていきましょう。落ち着いた色でまとめるという考え方は共通ですが、選ぶアイテムには違いがあります。

男性の服装

男性は、暗い色のジャケットにスラックスを合わせると落ち着いた印象になります。シャツは白か淡い色を選び、柄物は避けておくと無難です。

ペット専用の施設なら、次のような組み合わせで問題ありません。

  • 紺やグレーのジャケットに、黒や紺のパンツ
  • 襟付きのシャツ、または無地のニット
  • 黒や茶系の革以外の靴

ネクタイは必須ではありません。人の火葬場に併設された施設を利用する場合のみ、黒のネクタイを合わせておくと周囲となじみます。

女性の服装

女性は、黒や紺、グレーのワンピースやアンサンブルが選びやすい組み合わせです。また、パンツスタイルでも問題ありません。

避けたいのは、明るい色柄や体の線が出る服です。スカート丈は膝が隠れる長さを目安にすると、しゃがんだときも気になりません。

  • 暗い色のワンピース、またはブラウスとスカート
  • 羽織りものを1枚用意しておくと調整しやすい
  • ヒールの低い歩きやすい靴

火葬中は立ったり座ったりする場面があります。動きやすさも考えて選んでおくと、当日ゆったり過ごせるでしょう。

子どもの服装

子どもは、手持ちの服のなかで落ち着いた色のものを選べば十分です。ペット葬儀のために新しく買いそろえる必要はありません。

制服がある年齢なら、制服を着せるのが無難でしょう。人の火葬場に併設された施設を利用する場合は、そのほうが場になじみやすいといえます。

キャラクターものや明るい色は避け、無地のトップスに暗い色のボトムスを合わせれば形になります。長時間おとなしく過ごすことになる為、締めつけの少ない服のほうが子ども自身も楽に過ごせます。

知人のペット葬儀に参列するときの服装

飼い主本人ではなく、知人や友人のペット葬儀に参列する場合は、少し控えめな服装を意識しておくと安心です。相手がどのような気持ちで見送るのかは、外からは分かりません。

基本は黒や紺、グレーといった落ち着いた色でまとめると良いでしょう。

迷ったときは、飼い主に直接聞いてしまうのが確実です。「当日はどのような服装で伺えばよいですか」と尋ねるのは、失礼にはあたらないので、不安な場合は聞いてみましょう。

ペット葬儀で避けたい服装と小物

場所を問わず、控えたほうがよいものがあります。理由を知っておくと、当日の判断に迷いません。ペット葬儀で避けたい服装と小物は以下の5つです。続いての見出しで詳しく解説します。

避けたいもの理由
革製の靴・バッグ・ジャケット動物の殺生を連想させる
ファーや毛皮のついた衣類・小物同上。フェイク素材も避けるのが無難
明るい色柄・大きな柄物お別れの場にそぐわない
光沢のあるアクセサリー華やかさが目立つ
香りの強い香水閉じた空間では負担になる

革やファーなどの動物由来の素材

革やファーを使った服や小物は避けるのがマナーとされています。動物の命をいただいて作られた素材である為、ペットを見送る場では連想させないほうがよいという考え方です。

冬場は特に注意したい季節です。毛皮のコート、ファー付きのフード、バッグのチャームなど、身につけているものに紛れ込みやすくなります。

フェイクファーや合成皮革も、見た目からは判別がつきません。同じ印象を与える為、この場では控えておくのが無難です。革靴を履く場合は、合成素材のものやスエード調のものを選ぶという方法もあります。

派手な色柄や露出の多い服

赤やオレンジなどの明るい色、大きな柄物は控えましょう。落ち着いた場に華やかな色が入ると、それだけで浮いて見えてしまいます。

露出についても同様です。肩が出るトップスや短い丈のスカート、深く開いた襟元は避けておきましょう。しゃがんだり手を合わせたりする動作が多い為、自分自身も気になりにくい服装のほうが落ち着いて過ごせます。

光るアクセサリー

大ぶりのネックレスやきらめく指輪など、光を反射するものは外しておきましょう。控えめな装いのなかでは、小さな輝きでも目立ちます。

しかし、結婚指輪は身につけたままで構いません。パールのネックレスも、人の葬儀と同様に問題ないとされています。腕時計は文字盤が派手でないものであれば、そのままで差し支えないでしょう。

香りの強い香水

香水は控えめにするか、当日は使わないでおきましょう。火葬車や施設内など、閉じた空間では香りがこもりやすい為です。

柔軟剤や整髪料の香りも同様です。人によって感じ方が違う部分ですので、無香に近い状態で臨むと安心できます。

季節ごとに気をつけたいこと

火葬には1時間から3時間ほどかかることが多く、待機の時間も含めると屋外や施設内で長く過ごすことになります。季節に合わせた準備をしておくと、当日を落ち着いて過ごせます。

夏

夏は、露出を控えることと暑さ対策の両立が課題になります。半袖は問題ありませんが、肩が出るトップスや短い丈のスカートは避けておきましょう。

風通しのよい素材を選ぶと、暗い色でも過ごしやすくなります。訪問火葬では屋外に立つ時間が長くなる為、日傘や帽子を用意しておくと安心です。施設内は冷房が効いている場合もあり、薄手の羽織りものが1枚あると調整できます。

冬

冬は防寒しながら、動物由来の素材を避けることが求められます。毛皮のコートやファー付きのフードは、この場では控えておきたいアイテムです。

代わりになるのは、ウール素材のコートやダウンジャケットです。黒や紺、グレーといった暗い色を選べば、落ち着いた印象を保てます。マフラーや手袋も、ファーのついていないシンプルなものにしましょう。

訪問火葬では屋外で過ごす時間が長くなります。カイロやひざ掛けを用意しておくと、体を冷やさずに見送れるでしょう。

服装以外に整えておきたい身だしなみ

服装が決まったら、全体の印象も見ておきましょう。細かな部分まで気を配っておくと、落ち着いた気持ちで当日を迎えられます。

メイク

派手な色は控え、ナチュラルな仕上がりを心がけましょう。ブラウン系のアイシャドウや薄づきのチークでまとめると、場になじみます。また、涙で崩れにくいタイプのメイクを選んでおくと安心ですよ。

ネイル

濃い色や飾りのついたネイルは、手を合わせるときに目に入ります。落とせるものは落としておき、難しい場合は手袋で覆うという方法もあります。

髪型

長い髪はまとめておくと、しゃがんだときに邪魔になりません。飾りのついたヘアアクセサリーは避け、黒や紺のシンプルなものを選びましょう。

爪と手元

拾骨で手元が見える場面があります。爪は短く整えておくと清潔感が保てます。

見た目を取り繕う為ではなく、大切な家族を見送る場にふさわしい姿で臨む為の準備と考えてみてください。

ペット葬儀に持っていくとよいもの

服装と合わせて、持ち物も確認しておきましょう。決まりがあるわけではありませんが、用意しておくと当日を落ち着いて過ごせます。

持ち物用意しておきたい理由
ハンカチ涙を拭くほか、汗や汚れを拭くのにも役立つ
ペットの写真祭壇や火葬炉の前に飾れる施設が多い
花棺に納めてお別れができる
おやつ・おもちゃ生前好きだったものを一緒に納められる
数珠人の葬儀に準じて弔いたい場合に
現金当日精算に対応する業者もある
手提げ袋骨壺や返却物を持ち帰る際に

数珠は用意しなくても差し支えありません。ペット葬儀では数珠が必要というマナーは特にないとされており、持参するかどうかは家庭ごとの考え方によります。

棺に納めるものには制限があります。金属やプラスチック、ガラス製のものは入れられず、量が多いと燃焼の妨げになることもある為、事前に業者へ確認しておきましょう。

写真を飾れるかどうかは施設によって異なります。火葬炉の前や控室に置けるところもある為、希望があれば申し込みの段階で相談してみてください。

ペット葬儀の服装に関するよくある質問

服装を決めるときに出てくる疑問に、順番にお答えします。

質問

ペット葬儀に喪服で行っても大丈夫ですか?

回答

問題ありません。きちんと見送りたいという気持ちの表れとして、喪服を選ぶ方もいらっしゃいます。

ただしペット専用の施設では、普段着の方が多数を占めます。ご自身だけ喪服だと気になるようであれば、暗い色のジャケットを羽織る程度に抑えるという選び方もあります。

質問

ペット葬儀は普段着でも失礼になりませんか?

回答

失礼にはあたりません。ペット葬儀に統一されたルールはなく、業者から指定がなければ私服で問題ないとされています。

気をつけたいのは色柄と露出です。落ち着いた色でまとめ、肌の露出を抑えておけば、普段着でも場にふさわしい装いになります。

質問

ペット葬儀に数珠は必要ですか?

回答

用意しなくても差し支えありません。ペット葬儀では数珠が必要というマナーは特にないとされています。

人の葬儀に準じて弔いたいという方は、持参されることもあります。持つかどうかは家庭ごとの考え方によりますので、ご自身が納得できる形を選んでください。

質問

訪問火葬のときは着替えたほうがよいですか?

回答

自宅で行う場合でも、部屋着のままではなく着替えておくと気持ちが整います。

火葬車は自宅前や駐車場に停まり、数時間にわたって滞在します。その間に近隣の方と行き合う可能性もある為、外から見られても違和感のない服装を選んでおくと安心です。

質問

仕事帰りにそのまま向かっても問題ありませんか?

回答

スーツやオフィスカジュアルであれば、そのままで問題ありません。落ち着いた色合いであれば場にもなじみます。

作業着や制服の場合は、可能であれば上着だけでも替えておくとよいでしょう。難しいときは、火葬に間に合うことを優先して構いません。

質問

ペット葬儀に子どもを連れていってもよいですか?

回答

連れていって差し支えありません。家族の一員としてお別れをする機会になります。

服装は手持ちのなかから落ち着いた色のものを選べば十分です。長時間になる為、締めつけの少ない服のほうが子ども自身も楽に過ごせます。

質問

知人のペット葬儀に呼ばれたら何を着ればよいですか?

回答

黒や紺、グレーといった落ち着いた色でまとめておくと安心です。飼い主が普段着でも、参列者が明るい色柄では場から浮いてしまいます。

迷ったときは飼い主に直接尋ねても失礼にはあたりません。「当日はどのような服装で伺えばよいですか」と聞いておくと、気にかけている姿勢も伝わります。

質問

ペット葬儀にお香典は必要ですか?

回答

ペット葬儀にお香典を渡す習慣はありません。人の葬儀とは異なり、決まった形式がない為です。

気持ちを伝えたい場合は、お花やお供え物を用意する方もいらっしゃいます。相手の負担にならない範囲で選ぶとよいでしょう。

まとめ

ペット葬儀に喪服は必須ではありません。落ち着いた色合いの普段着であれば、多くの場合は問題なく見送れます。

判断の軸になるのは、火葬をどこで行うかです。ペット専用の施設なら普段着で構いませんが、人の火葬場に併設された場所では喪服または黒を基調とした装いが望まれます。自宅での訪問火葬でも、近隣の方と行き合う可能性を考えて選んでおくと安心です。

場所を問わず控えたいのは、革やファーといった動物由来の素材と、派手な色柄や露出の多い服です。理由を知っておけば、当日迷うことも少なくなります。

服装はあくまで、心を込めて見送る為の準備のひとつです。形式にとらわれすぎず、大切な家族との時間を大事にしてくださいね。

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