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【ペットの火葬で自宅に移動式火葬車は呼べる?】費用相場や依頼できる条件など解説

読了 16分
ペット 葬儀 車について伝える、犬や猫、うさぎ、鳥、亀と女性のそばに移動式火葬車を描き、費用相場や依頼条件をまとめたアイキャッチ

大切なペットを見送るとき、「火葬場まで連れて行くのがつらい」「近くに施設がない」と感じる方は少なくありません。悲しみを抱えたまま運転するのは、思っている以上に負担が大きいものです。

そんなときに選べるのが、火葬炉を積んだ車で自宅まで来てもらう移動火葬車です。住み慣れた家のそばで、家族だけでゆっくりお別れができます。

この記事では『ones ceremony』が、移動火葬車の種類や費用の相場、自宅で利用できるかを確かめる方法、当日の流れまでをご紹介します。

ペット葬儀の移動火葬車について、軽トラック・ハイエース・トラックの3種類と対応体重、自宅に呼べないケース、費用の目安をまとめた図解

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ペット葬儀に使われる車とは|火葬炉を積んだ移動火葬車

ペット葬儀で使われる車は、移動火葬車と呼ばれる専用車両です。車の後部に火葬炉が備え付けてあり、依頼された場所まで走行して、その場で火葬を行います。

名称から「走りながら火葬するのでは」と心配される方もいらっしゃいますが、そうした運用は行われていません。あくまで火葬炉を運ぶための車であり、停車して安定した状態で火葬に入ります。

外観は、ワゴンやバンをはじめとする一般的な車両と大きく変わりません。社名やロゴを入れていない業者も多く、周囲から火葬車だと分かりにくいよう配慮されています。

炉の電源には発電機を使う為、屋外でも十分な火力を確保できます。生前好きだったおやつや洋服、花などを一緒に納められる場合もあり、施設での火葬と近い形でお別れができるでしょう。

呼び方は業者によって異なり、ペット火葬車、訪問火葬車、セレモニーカーなどと表記されることもあります。いずれも同じ車両を指しています。

移動火葬車は3種類|対応できる体重で車両が変わる

移動火葬車は、搭載する火葬炉の大きさによって3つのタイプに分かれます。ペットの体格に合った車両でなければ火葬できない為、依頼前に確認しておきたい部分です。

車両タイプ対応できる体重の目安特徴
軽トラックタイプ10kg程度まで車体が小さく、狭い場所にも停めやすい
ハイエースタイプ30kg程度まで中型犬まで対応でき、最も普及している
トラックタイプ60kg程度まで大型犬にも対応。停車スペースが必要

軽トラックタイプは、小型犬や猫、うさぎ、ハムスターなどの小動物に向いています。車体が小さい為、道幅の狭い住宅街や駐車スペースの限られた地域でも動きやすいのが利点です。

ハイエースタイプは、小型犬から中型犬まで幅広く対応します。多くの業者が主力として使っており、依頼したときに来る車両はこのタイプであることが多いでしょう。

トラックタイプは、大型犬を見送る場合の選択肢になります。ただし車体が大きいぶん、停車できる場所が限られます。マンションの駐車場や狭い路地では入れないこともある為、自宅周辺の環境とあわせて相談が必要です。

問い合わせの際は、ペットの種類と体重を伝えましょう。業者側が適切な車両を手配してくれます。体重によって料金区分も変わる為、この段階で伝えておくと見積りも正確になります。

移動火葬車の費用相場

移動火葬車の料金は、体重・プラン・出張距離・時間帯の4つで決まります。ペットが大きくなるほど火葬に時間がかかる為、体重の区分が基本の軸になります。

体格別の目安は次のとおりです。

ペットの体格費用の目安
小動物(ハムスター・インコなど)8,000~20,000円前後
猫・超小型犬(5kg未満)15,000~30,000円前後
小型犬・中型犬(5~20kg)25,000~50,000円前後
大型犬(20kg超)40,000~80,000円前後

同じ体重でも、プランによって幅が出ます。合同火葬が最も抑えられ、一任個別火葬、立会個別火葬の順に上がっていくのが一般的です。

そのほか、次のような費用が加わることがあります。

  • 出張費:対応エリア外や遠方の場合に発生
  • 深夜・早朝料金:時間帯による加算
  • 骨壺代:プランに含まれない場合は別途
  • オプション:メモリアルグッズや粉骨サービスなど

相場から大きく離れた金額を提示する業者には注意が必要です。特に極端に安い設定の場合、後から追加費用を求められることがあります。見積りは、体重とプランを伝えたうえで総額を出してもらうのが確実です。

移動火葬車を利用するメリット

移動火葬車を選ぶ方が増えているのは、施設での火葬にはない利点がある為です。主なものを3つご紹介します。

自宅から動かずに見送れる

移動火葬車の最大の利点は、遺体を運ぶ必要がない点です。業者が自宅まで来てくれる為、ペットを慣れ親しんだ家に置いたまま、お別れの時間を過ごせます。

車を持っていない方、運転に不安がある方、ご高齢の方がいるご家庭でも、気兼ねなく火葬を行える点が大きな利点といえます。

時間を選びやすい

移動火葬車は予約制で、家族の都合に合わせて日時を決められます。24時間受付や深夜・早朝の対応をしている業者も多く、急なお別れにも動きやすいのが特徴です。

施設での火葬では、営業時間や予約の空き状況に合わせる必要があります。移動火葬車なら、遠方の家族が到着するのを待ってから、全員そろって見送るという選び方もできます。

ただし時間帯によっては加算料金がかかる場合がある為、予約の際に確認しておきましょう。

人目を気にせず過ごせる

施設での火葬では、他の飼い主と同じ空間を使うことがあります。移動火葬車なら、家族だけの空間でお別れができます。

涙を我慢する必要はありません。声をかけたい言葉があれば、周囲を気にせず伝えられます。写真を撮る、好きだったおもちゃを見せるといったことも、自分たちのペースで進められるでしょう。

自宅前や庭、思い出の散歩コースなど、火葬を行う場所を相談できる業者もあります。ペットが過ごした場所で見送れるのは、移動火葬車ならではの選択肢といえます。

移動火葬車のデメリット

一方で、移動火葬車には向き不向きがあります。依頼してから断られることのないよう、事前に知っておきましょう。

火葬できる場所に条件がある

移動火葬車は、どこでも火葬できるわけではありません。車を停めるスペースが確保でき、周囲に燃え移るものがない環境が必要になります。

自宅での火葬が難しくなるのは、次のような場合です。

  • 駐車場や庭がなく、車を停める場所を確保できない
  • カーポートなど屋根のある駐車場しかない地下駐車場を使っている
  • 隣家との距離が近い

条件が合わない場合は、近くの開けた場所へ移動して火葬を行います。

ただし公園や学校、保育所などの公共施設付近では、自治体の条例により制限されていることもあります。希望の場所がある場合は、事前に相談しておきましょう。

近隣への配慮が必要になる

自宅前で行う以上、周囲の目が届く場所での火葬になります。火葬車は数時間にわたって停車する為、近所の方と行き合う場面も出てきます。

火葬車には社名が入っていないことが多く、長時間停まっていると不審に思われることもあります。事情を伝えられる範囲でご近所に一声かけておくと、余計な心配をかけずに済むでしょう。

業者ごとの設備に差がある

火葬車の性能は、業者によって大きく異なります。煙や臭いを抑える構造になっているものもあれば、そうでないものもあるのが実情です。

性能の低い車両では、火葬中の煙や臭いが周囲に広がることがあります。近隣トラブルにつながりやすい部分だけに、車両の設備について説明を求めておきたいところです。

排ガスやダイオキシン類の測定結果を公開している業者もあります。ホームページに車両の写真や仕様が掲載されているかどうかも、判断の手がかりになるでしょう。

移動火葬車の費用相場

移動火葬車の料金は、体重・プラン・出張距離・時間帯の4つで決まります。ペットが大きくなるほど火葬に時間がかかる為、体重の区分が基本の軸になります。

体格別の目安は次のとおりです。

ペットの体格費用の目安
小動物(ハムスター・インコなど)8,000~20,000円前後
猫・超小型犬(5kg未満)15,000~30,000円前後
小型犬・中型犬(5~20kg)25,000~50,000円前後
大型犬(20kg超)40,000~80,000円前後

同じ体重でも、プランによって幅が出ます。合同火葬が最も抑えられ、一任個別火葬、立会個別火葬の順に上がっていくのが一般的です。

このほか、次のような費用が加わることがあります。

  • 出張費:対応エリア外や遠方の場合に発生
  • 深夜・早朝料金:時間帯による加算
  • 骨壺代:プランに含まれない場合は別途
  • オプション:メモリアルグッズや粉骨サービスなど

相場から大きく離れた金額を提示する業者には注意が必要です。特に極端に安い設定の場合、後から追加費用を求められることがあります。見積りは、体重とプランを伝えたうえで総額を出してもらうのが確実です。

集合住宅で移動火葬車を利用するときの手順

マンションやアパートでも移動火葬車は利用できます。ただし共用部分を使うことになる為、事前の確認が欠かせません。次の順番で進めておくと落ち着いて当日を迎えられます。

  1. 管理規約を確認する
     駐車場の使用ルールは物件ごとに異なります。来訪車両の駐車が認められているか、時間制限があるかを規約で確かめておきましょう。
  2. 管理会社や大家に相談する
     規約で判断がつかない場合は、直接聞くのが確実です。用途を伝えたうえで、実施できるかどうかを確認します。
  3. 駐車位置を決める
     来客用駐車場か、契約している自分の区画かを決めます。共用の駐車場を使う場合は、他の住人の出入りを妨げない位置を選びましょう。
  4. 自分の車を移動させる
     契約区画を使うなら、当日までに自分の車をどけておく必要があります。見落としやすい部分ですので、前日に確認しておくと慌てずに済みます。
  5. 近隣に一声かけておく
     両隣や上下階の方に、事情を伝えられる範囲で話しておくと安心です。数時間車が停まることを知っていれば、余計な心配をかけません。
  6. 業者に環境を伝える
     駐車場の広さ、屋根の有無、地下かどうかを申し込み時に伝えます。写真を送れば判断してもらえる場合もあります。

地下駐車場や屋根付きの立体駐車場では、火葬を行えません。その場合は近隣の開けた場所で実施するか、遺体を引き取ってもらう引取火葬に切り替えるという選択肢もあります。

どうしても難しいときは、無理に自宅にこだわらなくても構いません。ペットとゆっくりお別れができる環境を整えることのほうが大切です。

移動火葬車を利用する当日の流れ

当日の流れを知っておくと、心の準備がしやすくなります。おおまかには次のように進みます。

  1. 到着・受付
     予約した時間に火葬車が到着します。担当者から流れの説明を受け、当日の希望を伝えます。
  2. 対面・確認
     ペットの状態を確認してもらいます。棺に納めるものがあれば、この段階で相談しましょう。
  3. お別れの時間
     最後の対面をします。花やおやつを添える、写真を撮る、声をかけるなど、家族のペースで過ごせます。
  4. 火葬
     車内の炉で火葬を行います。所要時間は体格によって幅があり、小動物なら30分ほど、大型犬では2時間近くかかることもあります。
  5. 拾骨
     立会いプランなら、家族の手で遺骨を拾って骨壺へ納めます。一任プランでは担当者が行います。
  6. 返骨・精算
     骨壺を受け取り、その場で精算します。納骨や供養の相談に応じてもらえる業者もあります。

火葬の間は、車のそばで待つほか、自宅で過ごすこともできます。長時間になる為、夏場は日差しを避けられる場所を用意しておくと安心です。

雨や雪の日でも火葬は行えますが、強風や台風の際は日程を変更することがあります。天候が荒れそうなときは、前日までに業者へ確認しておきましょう。

移動火葬車で起こりやすいトラブル

移動火葬車は自宅で行うぶん、施設での火葬とは異なる問題が起こることがあります。
代表的な3つを知っておけば、確認すべき点が見えてきます。

煙や臭いによる近隣トラブル

火葬車は稼働中に多少の煙や臭いを出すことがあります。性能の低い車両ではこれを抑えきれず、近隣から苦情が寄せられる場合もあります。

原因は車両の性能だけではありません。担当者の経験が浅く、火力や時間の調整が行き届かないことも要因とされています。

申し込みの際に、煙や臭いへの対策を聞いておきましょう。風向きによっては洗濯物に影響が出る為、実施場所も相談しておくと安心です。

不審車両として通報される

火葬車は社名を入れていないことが多く、数時間にわたって停車します。事情を知らない方から見れば、見慣れない車が長く停まっている状態です。

集合住宅の駐車場や住宅街では、不審に思われて通報につながることもあります。両隣のお家や管理会社に事前に伝えておくと良いでしょう。

遺骨が適切に扱われない

火葬すると伝えながら、実際には遺体を適切に処理していなかった業者が摘発された事例もあります。移動火葬車は施設を持たずに開業できる為、実態の見えにくさが問題になりやすい分野です。

依頼前に、所在地や連絡先が明示されているか、車両の写真や仕様が公開されているかを確かめておきましょう。料金があまりに低く設定されている場合も、理由を聞いておくのが確実です。

ペット葬儀の車に関するよくある質問

移動火葬車を検討するときに出てくる疑問に、順番にお答えします。

質問

移動火葬車は走りながら火葬しているのですか?

回答

走行中に火葬することはありません。名称から誤解されやすい部分ですが、火葬炉を運ぶための車両であり、停車して安定した状態で火葬に入ります。

火葬を行うのは、自宅前や駐車場など、事前に決めた場所です。移動するのは行き帰りだけとお考えください。

質問

移動火葬車から煙や臭いは出ますか?

回答

まったく出ないとは言い切れませんが、性能の高い車両であれば大きく抑えられます。煙や臭いを軽減する構造を備えた車両も増えています。

気になる場合は、申し込みの際に対策を聞いてみましょう。排ガスの測定結果を公開している業者もあります。実施場所を風向きに合わせて調整してもらうという方法もあります。

質問

マンションでも移動火葬車を呼べますか?

回答

依頼できます。ただし駐車場の使用ルールは物件ごとに異なる為、管理規約の確認と管理会社への相談が必要です。

地下駐車場や屋根付きの立体駐車場では火葬を行えません。その場合は近隣の開けた場所を提案してもらうか、引取火葬に切り替えるという選択肢もあります。

質問

移動火葬車はどんな見た目ですか?

回答

ワゴンやバン、トラックなど、一般的な車両と大きく変わりません。社名やロゴを入れていない業者も多く、外から火葬車と分かりにくいよう配慮されています。

見た目が気になる場合は、事前にホームページで車両の写真を確認しておくとよいでしょう。掲載がなければ、問い合わせの際に聞いてみてください。

質問

大型犬でも移動火葬車で火葬できますか?

回答

対応できます。60kg程度まで火葬できるトラックタイプの車両があります。

ただし車体が大きいぶん、停車できる場所が限られます。自宅前の道幅や駐車場の広さによっては入れないこともある為、申し込みの際に体重と自宅の環境を伝えておきましょう。

質問

雨の日や台風でも移動火葬車は来てもらえますか?

回答

雨や雪であれば通常どおり火葬できます。屋外での作業になりますが、多少の天候であれば問題ありません。

強風や台風の際は、日程を変更することがあります。天候が荒れそうなときは、前日までに業者へ確認しておきましょう。

質問

移動火葬車は近所に知られてしまいますか?

回答

火葬車と分かりにくい外観の車両が多く、それだけで知られることは少ないでしょう。とはいえ数時間停車する為、人目にはつきます。

かえって心配をかけないよう、両隣には一声かけておくのがおすすめです。事情を知っていれば、通報などの行き違いも防げます。

質問

公園や思い出の場所でも火葬してもらえますか?

回答

場所によっては可能ですが、制限があります。公園や学校、保育所などの公共施設付近では、自治体の条例で禁じられていることもあります。

散歩コースの道路脇や河川敷の駐車場などが候補になる場合もあります。希望があれば、業者に相談してみてください。

まとめ

移動火葬車は、火葬炉を積んだ車で自宅まで来てもらえるサービスです。遺体を運ぶ必要がなく、住み慣れた家のそばで家族だけのお別れができます。

車両は対応できる体重によって3種類に分かれ、費用は体格やプラン、時間帯によって変わります。小動物なら8,000円前後から、大型犬では40,000円を超えることもあります。見積りは総額で確認しておきましょう。

ただし、どの家庭でも利用できるとは限りません。停車スペースがあるか、上を覆うものがないか、隣家との距離は取れるかを確かめておきましょう。集合住宅なら、管理会社への相談も欠かせません。

条件が合わなくても、代わりの場所や引取火葬という道があります。大切な家族とゆっくりお別れできる形を、落ち着いて選んでみてくださいね。

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