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ペットの合同火葬とは?個別火葬との違い・費用相場・火葬後のお参りまでまるごと解説

読了 25分
ペット 合同 火葬とはをテーマに、犬と猫に寄り添う女性と花々を描き、個別火葬との違いや費用相場、火葬後のお参りを伝えるアイキャッチ

大切なペットが亡くなったとき、悲しみのなかで、火葬の方法を早く決めなければならず、戸惑う方は少なくありません。「合同火葬」という言葉は聞いたことがあっても、個別火葬と何が違うのか、お骨はどうなるのかが分からず、選ぶのが不安になるのも無理はないでしょう。

実は、合同火葬の特徴と、お骨がどこに納められるのかを知っておけば、自分たちに合った方法を、納得して選べるようになります。

この記事では『ones ceremony』が、合同火葬と個別火葬の違い、費用の目安、自治体と民間で異なる点、お別れの準備、火葬後の供養の方法まで、分かりやすく紹介します。ペットとのお別れを後悔のないものにしたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

ペットの合同火葬とは何か、個別火葬との費用・返骨・立ち会いの違い、火葬後のお骨の納め先、引き渡す前に残せる形見についてまとめた図解

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ペット葬儀における合同火葬とは|ほかの子たちと一緒に見送る火葬方法

合同火葬とは、複数のペットを同じ火葬炉でまとめて火葬する方法です。名前のとおり、ほかのご家庭の子たちと一緒に見送ります。

合同火葬のいちばんの特徴は、火葬後のお骨がご家族に返されない(返骨がない)ことです。

火葬のあとは、お骨が混ざり合うため、1匹ずつ分けて取り出すことはできません。お骨は、依頼先が管理する合同墓地や慰霊碑などに、まとめて納められます。自宅に持ち帰ったり、家族のお墓に納めたりすることは、基本的に難しくなります。

個別に火葬する方法と比べると、費用を抑えやすいのも特徴です。一方で、お骨を手元に残したい方には、向かない場合もあります。

また、同じ合同火葬でも、お骨の納め方やお参りができるかどうかは、依頼先によって異なります。たとえば、民間のペット霊園では提携先の合同墓地に、自治体では専用の施設などに納められることが多いといわれています。

「大切な子のお骨が、どこで眠るのか」は、申し込む前にぜひ確認しておきたいポイントです。

合同火葬と個別火葬の違い|4つの火葬方法を比べてみましょう

ペットの火葬は、大きく「合同火葬」「個別一任火葬」「個別立会火葬」「訪問火葬」の4つに分けられます。

違いが分かりやすいよう、表にまとめました。

比較項目合同火葬個別一任火葬個別立会火葬訪問火葬
費用の目安(小型犬・猫の場合)10,000〜20,000円前後13,000〜30,000円前後17,000〜35,000円前後15,000〜30,000円前後
返骨(お骨の返却)なしありありあり
お骨上げなし家族は行わないことが多い家族で行える家族で行える
立ち会い基本的になしなしありあり
日程の指定難しい(まとめて火葬する日に合わせる)相談できることが多い日時を指定できる日時・場所を指定できる
向いている人費用を抑えたい方、お骨の行き先を依頼先に任せたい方1匹ずつ火葬したいが、立ち会いは難しい方最後まで自分たちで見送りたい方自宅や近くの場所で、ゆっくりお別れしたい方

※費用は依頼先や体重によって異なるため、あくまで目安です。

4つの方法の大きな違いは、「お骨が手元に戻るかどうか」と「火葬に立ち会えるかどうか」です。

合同火葬は、ほかの方法と比べて費用を抑えやすい一方、お骨は戻りません。お骨を手元に残したい場合は、個別火葬か訪問火葬が選択肢になります。

合同火葬のよいところと選ぶ前に知っておきたいこと

合同火葬には、選びやすい面がある一方で、事前に知っておきたい点もあります。ここでは、次の2つに分けてご紹介します。

  • 合同火葬のよいところ
  • 選ぶ前に知っておきたいこと

両方を知ったうえで、ご家族に合った方法かどうかを考えてみましょう。

合同火葬のよいところ

合同火葬のよいところは、主に次の3つです。

  • 費用を抑えやすい
  • 手続きの負担が少ない
  • 「天国でもお友達と一緒に」という想いで選べる

なかでも大きなメリットは、個別火葬と比べて費用をお求めやすく抑えやすい点です。

ほかの子たちと一緒に火葬するため、1匹あたりの費用が低めに設定されていることが多いといわれています。

また、お骨上げや骨壷選び、納骨先の手配などが不要なので、気持ちの余裕がないときでも、手続きの負担を少なく進められます。

「ひとりぼっちではなく、天国でもお友達と一緒に過ごしてほしい」という想いから、あえて合同火葬を選ぶ方もいらっしゃいます。

選ぶ前に知っておきたいこと

合同火葬を選ぶ前に、次の3点は確認しておくと安心です。

  • お骨が戻らない
  • 引き渡しが最後のお別れになる
  • 立ち会いや日程の指定が難しい

いちばん大切なのは、火葬後にお骨が戻らず、あとから取り戻すこともできない点です。

お骨は、ほかの子たちと混ざった状態で納められます。あとから「やっぱり手元に残したかった」と思っても、返してもらうことはできません。

多くの場合、ペットをお預けするときが、ご家族にとって最後のお別れの機会になります。立ち会いや、火葬日の指定も難しいため、「その日にしっかり見送りたい」という方は、ほかの方法も検討してみてください。

自治体と民間の合同火葬の違い|火葬後にお骨が眠る場所

合同火葬は、依頼先によって、火葬後のお骨の行き先やお参りの方法が変わります。民間のペット葬儀社・霊園と自治体の違いを、まず表で比べてみましょう。

比較項目民間のペット葬儀社・霊園自治体
お骨の行き先提携霊園の合同墓地・納骨堂など自治体ごとに異なる(共同の埋蔵施設に納める、納骨せず慰霊碑のみ、など)
お参りの可否合同墓地や合同供養祭でお参りできることが多い自治体ごとに異なる(慰霊碑でお参りできる場合もある)
お迎えの有無対応している業者が多い(有料のことが多い)自治体ごとに異なる(横浜市は有料の出張回収あり)
受付時間業者ごとに異なる(夜間・早朝に対応する業者もある)自治体ごとに定められている(横浜市の持ち込みは9時〜15時)

※民間の内容は一般的な傾向です。依頼先によって異なります。

民間のペット葬儀社・霊園に依頼する場合

民間のペット葬儀社や霊園に依頼した場合、お骨は、霊園内や提携先の合同墓地・納骨堂などに納められるのが一般的です。

お骨の行き先が決まっていて、火葬後にお参りできる場所があることが多いのは、民間に依頼する大きな安心材料です。

霊園によっては、合同供養祭などの法要を行っているところもあります。

お迎えに来てくれる業者も多いため、ご自身での移動が難しいときにも頼りやすいでしょう。受付時間も業者ごとに異なり、夜間や早朝に対応している場合もあります。

ただし、お骨の納め先やお参りの方法は、業者ごとに異なります。申し込む前に、納骨先の名称や所在地、お参りができるかどうかを確認しておくと安心です。

自治体に依頼する場合

自治体にも、ペットの合同火葬を受け付けているところがあります。ただし、お骨の扱いや、お参りができるかどうかは、自治体ごとに大きく異なります。

たとえば横浜市では、戸塚斎場で、市民のペットの合同火葬を行っています。お骨はお返しできず、一般社団法人横浜ペット霊園協会が管理・運営する共同埋蔵施設に埋蔵されます。持ち込みのほか、有料の出張回収も選べます。

一方、神戸市では、合同火葬のあとのお骨は、納骨も埋葬もされません。お骨の返却もないため、返却や埋葬を希望する場合は、民間の動物霊園を利用するよう案内されています。動物管理センターの敷地内に慰霊碑があり、いつでもお参りできます。

このように、同じ自治体の合同火葬でも、お骨が眠る場所は一律ではありません。依頼する前に、お住まいの自治体の公式サイトで、お骨の扱いや受付方法を確認しておきましょう。

参考:横浜市「ペット火葬のご案内」/神戸市「ペットの死体を持ち込まれたみなさんへ(PDF)」

ペットの合同火葬の費用相場|依頼先・体重による違い

ペットの合同火葬の費用は、依頼先とペットの体重によって変わります。まずは民間のペット葬儀社・霊園の相場を表で確認し、そのうえで、依頼先ごとの考え方を見ていきましょう。

体重の目安合同火葬個別一任火葬個別立会火葬訪問火葬
5kg未満(猫・小型犬など)10,000〜16,000円前後13,000〜25,000円前後17,000〜30,000円前後15,000〜26,000円前後
5〜10kg18,000〜20,000円前後20,000〜30,000円前後25,000〜35,000円前後22,000〜30,000円前後
10〜20kg(中型犬など)25,000〜30,000円前後30,000〜40,000円前後35,000〜45,000円前後30,000〜40,000円前後
20kg以上(大型犬など)30,000〜50,000円以上40,000〜60,000円以上45,000〜70,000円前後40,000〜60,000円以上

※民間のペット葬儀社・霊園の一般的な目安です。依頼先やプランによって異なります。

民間のペット葬儀社・霊園に依頼する場合の費用

民間のペット葬儀社・霊園では、ペットの体重が重くなるほど、料金が上がるのが一般的です。体が大きいほど、火葬に時間がかかり、火葬炉も大きなものが必要になるためです。

合同火葬の費用相場を、体重別にまとめると次のとおりです。

  • 2kg未満(ハムスター・小鳥など):10,000〜12,000円前後
  • 2〜5kg(猫・うさぎ・超小型犬など):14,000〜16,000円前後
  • 5〜10kg(小型犬など):18,000〜20,000円前後
  • 10〜25kg(中型犬など):30,000円前後
  • 25〜40kg(大型犬など):40,000円前後
  • 40kg以上(超大型犬など):50,000円以上

猫や小型犬であれば、14,000〜20,000円前後をひとつの目安にしておくと安心です。同じ体重でも、合同火葬は個別火葬より数千円〜10,000円ほどお求めやすいことが多いといわれています。

また、ご自宅までのお迎え(引き取り)を依頼すると、対応エリア内でも3,000〜10,000円程度のお迎え料金が別にかかる場合があります。エリア外の場合は、さらに追加料金がかかることもあります。ご自身で持ち込めば、1,000〜3,000円程度抑えられることもあります。

料金に含まれる内容は、依頼先によって異なります。申し込む前に、総額がいくらになるのか、見積もりで確認しておくと安心です。

自治体に依頼する場合の費用

自治体の合同火葬は、料金も受付方法も自治体ごとに異なります。お住まいの自治体の公式ページで、料金と対象者を確認することが大切です。

たとえば横浜市(戸塚斎場)では、合同火葬の料金は、直接持ち込む場合が3,000円、出張回収を依頼する場合が6,500円です。対象は横浜市民のペットで、50kg以上は火葬できません。

岐阜市では、個別の火葬は行わず、すべて合同での火葬となります。料金は、飼い主が岐阜市民の場合は1頭2,000円、市民以外の場合は27,000円と、住まいによって大きく異なります。

このように、自治体の場合は、体重ではなく、住まいや受付方法によって料金が決まることもあります。

参考:横浜市「ペット火葬のご案内」/岐阜市「動物(ペット)の火葬」

合同火葬の流れ|ご安置から死亡届まで

ペットの合同火葬は、次の5つのステップで進みます。

  1. ご遺体を安置する
  2. 依頼先を決めて申し込む
  3. お迎え・持ち込みでお別れする
  4. 合同火葬のあと合同墓地・慰霊碑へ納められる
  5. 犬の場合は市区町村へ死亡届を出す

それぞれのステップで、やっておきたいことを順に見ていきましょう。

①ご遺体を安置する

亡くなったあとは、依頼先に引き渡すまで、ご自宅で安置します。いちばん大切なのは、体を冷やして、できるだけ涼しい場所に寝かせてあげることです。

安置の手順は、次のとおりです。

  1. 汚れをやさしく拭き取る
  2. タオルや毛布を敷いた箱やカゴに寝かせる
  3. 保冷剤やドライアイスを、布で包んでお腹や首まわりに当てる
  4. 直射日光やエアコンの風が当たらない場所に置く

夏場は傷みが早いため、とくに保冷剤を多めに用意してあげましょう。お花やおもちゃをそっとそばに置いてあげるのもおすすめです。

②依頼先を決めて申し込む

安置のあとは、合同火葬を依頼する先を決めて、申し込みます。依頼先によってお骨の行き先や料金が変わるため、比べてから決めることが大切です。

比べるポイントは、次の4つです。

  • お骨の納め先とお参りの可否
  • 料金(総額)
  • お迎えの有無
  • 受付時間

民間の業者は、電話やWebフォームから申し込めることが多く、夜間や早朝に対応しているところもあります。自治体の場合は、住んでいる方が対象になることもあるため、事前に公式サイトで確認しておきましょう。

③お迎え・持ち込みでお別れする

申し込みのあとは、お迎えに来てもらうか、ご自身で持ち込んでお別れをします。合同火葬では、お預けしたときが、最後のお別れになることが多いため、ゆっくり声をかけてあげましょう。

お迎えの場合は、ご自宅で担当者にお預けします。持ち込みの場合は、依頼先の受付に、ペットを連れて行きます。

たとえば岐阜市では、受付後のペットは原則として返却できないと案内されています。持ち込みの際は、ダンボール箱に入れるか、箱に入らない場合は綿のタオルケットなどに包んで持参します。

首輪や布団などの燃えにくいもの、化学繊維などは、箱に入れないよう案内されています。

参考:岐阜市「動物(ペット)の火葬」

④合同火葬のあと合同墓地・慰霊碑へ納められる

お預けしたあとは、依頼先で、ほかのペットたちと一緒に火葬されます。合同火葬のお骨は、ご家族に返されず、合同墓地や慰霊碑などに納められます。

火葬の日程は、依頼先の火葬日に合わせるため、お預けした当日に行われるとは限りません。

民間の霊園では、提携先の合同墓地や納骨堂に納められ、お参りできることが多いようです。自治体では、横浜市のように管理団体が運営する共同埋蔵施設に埋蔵される場合や、神戸市のように納骨はせず、慰霊碑のみ設けている場合があります。

火葬後の報告の有無や、納骨先の案内は、依頼先によって異なります。申し込むときに、どのような連絡があるのか、確認しておくと安心です。

⑤犬の場合は市区町村へ死亡届を出す

犬を登録している場合は、亡くなってから30日以内に、市区町村へ死亡の届け出が必要です。これは狂犬病予防法で定められた手続きで、火葬を済ませただけでは完了しません。

届け出の際は、次のものを用意しておくとスムーズです。

  • 犬の鑑札
  • 狂犬病予防注射済票
  • 届け出に必要な書類(自治体の窓口やWebサイトで確認)

窓口の受付以外にも、郵送や電子申請に対応している自治体もあります。お住まいの市区町村の公式サイトで確認しましょう。猫など、犬以外のペットは、この届け出の対象ではありません。

参考:厚生労働省「狂犬病予防法に係る市区町村の業務について(PDF)」/柏市「【法律に基づく犬の手続】犬の登録(申請・変更・抹消)と狂犬病予防注射」

引き渡す前にできるお別れの準備|お骨が戻らない寂しさをやわらげるために

合同火葬では、お骨が手元に戻らないため、引き渡す前の時間が、大切なお別れの機会になります。ここでは、次の3つの方法をご紹介します。

  • 毛やひげを形見として残す
  • 写真や足形で思い出を残す
  • 家族そろって最後の時間を過ごす

無理のない範囲で、ご家族に合った方法を選んでみてください。

毛やひげを形見として残す

お骨が戻らない合同火葬では、毛やひげを形見として残しておくと、あとから手に取れる思い出になります。

毛は、ハサミで少量をやさしく切り取ります。体の気になる部分ではなく、目立たない場所を選ぶと安心です。ひげは、抜け落ちたものがあれば、それを大切に保管しましょう。

切り取った毛やひげは、次のような方法で保管できます。

  • 小さな袋に入れて、お守り袋に納める
  • ガラスの小瓶やケースに入れる
  • 写真立てやロケットペンダントに入れる

湿気を避けて、乾燥した状態で保管するのがおすすめです。ご家族で少しずつ分けて持つこともできます。

写真や足形で思い出を残す

姿や温もりが分かる形で、思い出を残しておくのもおすすめです。写真は、お別れの前に、ご家族が納得できる姿で撮っておくと、後悔が残りにくいでしょう。

最後に、お気に入りの場所や、花に囲まれた姿を撮ってあげてもよいでしょう。

足形は、次のような方法で残せます。

  • 粘土を使って、足の形を写し取る
  • ペット用の無害なスタンプ台を使い、紙に押す

体が固くなっている場合は、無理に押さえつけず、やさしく行ってください。難しいときは、手のひらを重ねた写真を撮るだけでも、十分な思い出になります。

家族そろって最後の時間を過ごす

引き渡しの前に、ご家族そろって、ゆっくり過ごす時間を持つことも大切です。合同火葬では、お預けしたときが最後のお別れになることが多いため、あらためて声をかける時間をつくりましょう。

次のような過ごし方があります。

  • 好きだったおやつやお花を、そばに供える
  • 思い出を語りながら、体をなでてあげる
  • 手紙やメッセージを書いて、ペットのそばに置く
  • お子さまがいる場合は、絵や言葉でお別れを伝える

お別れの形に、決まりはありません。「ありがとう」と声に出して伝えるだけでも、気持ちの整理につながります。お預けする前に、ご家族の気持ちが落ち着く時間を、ぜひ確保してあげてください。

合同火葬のあとのお参り・供養の方法

お骨が戻らない合同火葬でも、火葬のあとに、気持ちを込めて供養する方法はいくつもあります。ここでは、次の3つをご紹介します。

  • 合同墓地・慰霊碑にお参りする
  • 霊園の合同供養祭に参加する
  • 自宅に手を合わせる場所をつくる

ご家族の気持ちに合わせて、無理のない形を選んでみてください。

合同墓地・慰霊碑にお参りする

お骨が納められた合同墓地や慰霊碑には、いつでも足を運んでお参りできる場合があります。

民間の霊園では、提携先の合同墓地や納骨堂にお参りできることが多いようです。自治体でも、慰霊碑を設けているところがあります。たとえば神戸市では、動物管理センターの敷地内に慰霊碑があり、いつでもお参りできると案内されています。

お参りの際は、次の点を確認しておくと安心です。

  • 開いている時間帯や曜日
  • 場所へのアクセスと駐車場の有無
  • お供えできるもの(お花や線香など)

自治体の慰霊碑は、お墓ではなく、納骨や埋葬をしていない場合もあります。お参りの前に、公式サイトなどで確認しておきましょう。

参考:神戸市「ペットの死体を持ち込まれたみなさんへ(PDF)」

霊園の合同供養祭に参加する

民間の霊園のなかには、合同供養祭(合同法要)を定期的に行っているところがあります。

合同供養祭は、僧侶などの読経とともに、亡くなったペットたちを、まとめて供養する行事です。春や秋のお彼岸、お盆の時期に開かれることが多く、ほかのご家族と一緒に、手を合わせられます。

参加にあたっては、次の点を確認しておくとスムーズです。

  • 開催の時期と場所
  • 参加できる方(その霊園で火葬した方に限るかなど)
  • 参加費やお供えの有無

合同火葬を依頼した霊園が行っている場合は、申し込みの段階で案内してもらえることもあります。節目の時期に、あらためてお別れの気持ちを伝える機会にもなるでしょう。

自宅に手を合わせる場所をつくる

お墓や慰霊碑が遠い場合や、普段から身近に感じていたい場合は、自宅に手を合わせる小さな場所をつくるのも、ひとつの供養の形です。

棚やテーブルの一角に、次のようなものを置いてみましょう。

  • ペットの写真
  • 形見として残した毛やひげ
  • 小さなお花や、好きだったおやつ
  • ろうそくや線香(火の取り扱いにはご注意ください)

専用の仏壇やメモリアルグッズも、さまざまな種類があります。ただ、特別なものを用意しなくても、気持ちを込めて手を合わせることが大切です。

毎日の声かけや、命日のお供えを続けることで、少しずつ心が穏やかになっていくといわれています。

合同火葬を依頼する前の確認ポイント|葬儀社選びで見ておきたいこと

合同火葬は、お骨が戻らないからこそ、依頼する前の確認が大切です。申し込む前に、次の4つをチェックしておきましょう。

  • 火葬後の納骨先とお参りの可否
  • 料金に含まれる内容と追加費用
  • お迎え(引き取り)の対応範囲・時間帯
  • 料金表・所在地・連絡先の公開

それぞれ、どこを見ればよいのかを、順にご説明します。

火葬後の納骨先とお参りの可否

まず確認したいのは、火葬後にお骨がどこへ納められるかです。納骨先の名称や所在地が、はっきり示されているかどうかが、いちばんの目安になります。

確認したいのは、次の点です。

  • 納骨先は、自社の霊園か、提携先の合同墓地か
  • お参りができるか(開いている曜日・時間帯)
  • 合同供養祭などの法要があるか

「お骨は適切に処理します」とだけ書かれていて、納骨先の説明がない場合は、問い合わせて確かめておくと安心です。お骨が戻らないからこそ、「どこで眠るのか」「会いに行けるのか」を、事前に知っておきましょう。

料金に含まれる内容と追加費用

次に、料金の総額と、含まれる内容を確認します。表示されている料金が、どこまでを含んだ金額なのかを、事前に確認しておくことが大切です。

合同火葬は、基本料金が低めでも、あとから追加の費用がかかることがあります。次のような項目は、とくに確認しておきましょう。

  • お迎え(引き取り)料金
  • 夜間や早朝、土日祝日の対応にかかる追加料金
  • 体重による加算(体が大きい場合など)
  • 棺やお花、お別れ用のセットなどのオプション

見積もりを依頼するときは、ペットの種類と体重を伝えたうえで、「すべて含めた総額はいくらか」と聞いてみてください。内訳を、書面やメールで残してもらえると、あとから確認できるので安心です。

お迎え(引き取り)の対応範囲・時間帯

ご自宅まで来てもらう場合は、お迎えの対応範囲と時間帯も確認しておきましょう。対応エリアに自宅が入っているかと、希望の時間に来てもらえるかを、あわせて確認しておくと安心です。

次の点を、見ておくとよいでしょう。

  • 対応エリア(エリア外の場合の追加料金)
  • 受付時間と、お迎えに来てくれる時間帯
  • 夜間・早朝や、土日祝日の対応
  • 当日や翌日の依頼にも対応できるか

ご遺体は、時間がたつと傷みやすくなります。とくに夏場は、早めに動く必要があるため、スピード感のある対応ができるかも、あわせて確認しておくと安心です。

料金表・所在地・連絡先の公開

最後に、依頼先の情報が、きちんと公開されているかを確認します。料金表・所在地・連絡先が、公式サイトにはっきり載っているかどうかは、信頼できる依頼先かを見極める目安になります。

見るポイントは、次のとおりです。

  • 体重区分ごとの料金表が載っているか
  • 所在地(霊園や火葬施設の場所)が書かれているか
  • 電話番号やメールなど、連絡手段が複数あるか
  • 質問に、丁寧に答えてくれるか

料金が「要問い合わせ」ばかりで、所在地も分からない場合は、慎重に検討したほうがよいでしょう。電話での対応が丁寧かどうかも、大切な判断材料になります。

ペットの合同火葬に関するよくある質問

合同火葬を検討するときに、多くの方が気になる疑問を、Q&A形式でまとめました。

  • 合同火葬でもお骨の一部を返してもらえる?
  • 合同火葬に立ち会うことはできる?
  • 合同火葬は亡くなってから何日後までに依頼する?
  • 自治体の合同火葬は無料でできる?
  • 首輪やおもちゃを一緒に入れてもいい?
  • 合同火葬と個別火葬で迷ったときの決め方は?
質問

合同火葬でもお骨の一部を返してもらえる?

回答

原則として、合同火葬では、お骨を返してもらうことはできません。

ほかのペットたちと一緒に火葬するため、お骨が混ざり合い、1匹ずつ分けられないからです。

「少しでも手元に残したい」という場合は、引き渡す前に、毛やひげを形見として残しておく方法があります。お骨を残したいときは、個別火葬や訪問火葬を検討しましょう。

質問

合同火葬に立ち会うことはできる?

回答

合同火葬は、基本的に立ち会いができません。

依頼先の火葬日に合わせて、まとめて火葬するためです。多くの場合、お預けしたときが、最後のお別れになります。

立ち会いたい場合は、個別立会火葬や訪問火葬が向いています。依頼先によっては、お別れの時間を設けているところもあるため、申し込みの際に確認してみましょう。

質問

合同火葬は亡くなってから何日後までに依頼する?

回答

決まった期限があるわけではありませんが、できるだけ早めに依頼するのがおすすめです。

ご遺体は、時間がたつと傷みやすくなります。とくに夏場は、保冷剤などで冷やしても、傷みが進みやすいため、数日以内を目安に動くと安心です。

なお、犬の死亡届は、亡くなってから30日以内に届け出る必要があります。火葬の依頼とは別に、忘れずに手続きしましょう。

質問

自治体の合同火葬は無料でできる?

回答

自治体の合同火葬は、有料としているところが多いようです。

料金や対象者は、自治体ごとに異なります。住んでいる方に限る場合や、住まいによって料金が変わる場合もあります。

持ち込みと出張回収で、料金が異なる自治体もあります。お住まいの自治体の公式サイトで、料金や受付方法をご確認ください。

質問

首輪やおもちゃを一緒に入れてもいい?

回答

合同火葬では、副葬品を入れられない場合や、素材に制限がある場合があります。

ほかのペットと一緒に火葬するため、金属やプラスチック、化学繊維などの燃えにくいものや、有害な煙が出るものは、入れられないことが多いようです。

形見として手元に残すなど、別の方法を考えてみましょう。入れたいものがある場合は、事前に依頼先へ相談してください。

質問

合同火葬と個別火葬で迷ったときの決め方は?

回答

お骨を手元に残したいかどうかを、いちばんの判断基準にしてみてください。

お骨を手元に残して、供養したい場合は、個別火葬や訪問火葬が向いています。

費用や手続きの負担を抑えたい、お骨の行き先を依頼先に任せたいという場合は、合同火葬が選択肢になります。立ち会いたいかどうかも、あわせて考えてみましょう。

まとめ

ペットの合同火葬は、複数のペットを一緒に火葬する方法です。いちばんの特徴は、火葬後のお骨が返されないことです。 費用を抑えやすく、手続きの負担も少ない一方で、立ち会いや日程の指定は難しくなります。

お骨の行き先は、依頼先によって変わります。民間の霊園では、提携先の合同墓地や納骨堂に納められ、お参りできることが多いようです。自治体では、共同の埋蔵施設に納める場合や、慰霊碑のみの場合があります。申し込む前に、納骨先とお参りの可否を確かめておきましょう。

お骨が戻らない分、引き渡す前のお別れと、火葬後の供養が大切になります。毛やひげを残したり、合同墓地や慰霊碑にお参りしたりと、できることはいくつもあります。『ones ceremony』は、ご家族が納得できる見送りを選べるよう、これからも情報をお届けします。

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