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【ペット葬儀の流れ】亡くなった直後から供養までの手順と必要な手続き

読了 14分
ペット 葬儀 流れをテーマに、犬と猫に寄り添う女性と、安置・葬儀社への連絡・火葬・供養・手続きを5段階で表したアイキャッチ

大切なペットが息を引き取ったとき、頭では分かっていても体が動かない、何から手をつければいいのか分からない——そんな時間を過ごす方は少なくありません。悲しみのなかで判断を重ねるのは、想像以上に負担のかかることです。

しかし、やるべきことの順番はおおよそ決まっています。安置してから葬儀社に連絡し、火葬を経て供養へと進む流れを知っておけば、慌てずに動けます。

この記事では『ones ceremony』が、ペットが亡くなった直後の対応から葬儀社への連絡、当日の流れ、火葬後の供養、必要な手続きまでを順にご紹介します。

ペット葬儀の流れを5ステップで紹介する図解。亡くなった直後の安置方法、葬儀社への連絡、火葬、供養、必要な手続きと届出期限を解説。

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ペット葬儀の流れ|亡くなった直後から供養までの全体像

まずは全体の流れをつかんでおきましょう。おおまかには、安置・連絡・火葬・供養・手続きの5段階で進みます。

時期すること期限の目安
直後状態の確認、清拭、安置できるだけ早く
当日~翌日葬儀社へ連絡、火葬方法と日程を決める早いほど選択肢が広い
1~3日以内火葬(お別れ・拾骨・返骨)遺体の状態を考えて
火葬後供養方法を決める(手元供養・納骨・埋葬)急がなくてよい
火葬後役所などへの届出、各種解約犬の死亡届は30日以内

臨終から火葬までは、早ければ当日中に終えることもできます。一方で、家族の到着を待ちたい、気持ちの整理をつけたいという場合は、数日おいてから火葬するという選び方もあります。

急いで決めなければならないのは、安置の方法と葬儀社への連絡までです。供養の形は後からゆっくり考えられますし、届出にも猶予があります。

次の章から、各段階でどう動けばよいかを順に見ていきましょう。

ペットが亡くなった直後にすること

最初にすべきは、遺体をきれいな状態で保つことです。時間が経つほど体の変化は進む為、落ち着いたら順に手を動かしていきましょう。

落ち着いて状態を確認する

まずは呼吸と心拍を確かめてください。胸やおなかが動いていないか、体に触れて反応がないかを見ていきます。

自宅で看取った場合、判断に迷うこともあるでしょう。かかりつけの動物病院があれば、電話で相談してみてください。診療時間外でも指示をもらえることがあります。

亡くなったことが確認できたら、無理に気持ちを整えようとしなくて構いません。しばらくそばにいてから動き出しても、大きな支障はありません。次の作業に移る目安として、死後硬直が始まるまでの時間を頭に置いておきましょう。

体を清めて姿勢を整える

死後硬直が進むと、姿勢を直すのが難しくなります。硬くなる前に体を整えてあげましょう。

順番は次のとおりです。

  1. ぬるま湯で湿らせたタオルで、体全体の汚れをやさしく拭き取る
  2. 目や口が開いていれば、そっと閉じる
  3. 手足を体に寄せ、眠っているような姿勢に整える
  4. ブラシで毛並みを整える

口やお尻から体液が出ることがあります。ペットシーツや新聞紙を体の下に敷いておくと、周囲を汚さずに済みます。強くこすると毛が抜けることもある為、力を入れずに触れてあげてください。

涼しい場所に安置する

整えたら、直射日光の当たらない涼しい場所へ寝かせます。段ボールや木箱にタオルを敷き、その上に横たえてあげましょう。

保冷剤やドライアイスは、布で包んでから使います。おなかや首元は傷みが進みやすい部分ですので、重点的に冷やしておくと状態を保ちやすくなります。

そばに花や好きだったおやつを供えてあげるのもよいでしょう。夏場や暖房の効いた室内では変化が早く進む為、冷房を使いながら安置し、火葬までの日数を短めに考えておくと安心です。

ペット葬儀社へ連絡する|伝える内容と決めること

安置が済んだら、葬儀社へ連絡します。24時間受付に対応しているところも多く、深夜や早朝でも相談できます。

問い合わせのときに伝える内容は次のとおりです。

  • ペットの種類と体重亡くなった日時希望する
  • 火葬方法(合同・一任個別・立会個別)希望する
  • 日時自宅の住所と、訪問火葬なら周辺の環境を共有する

体重は料金区分に直結する為、分かる範囲で正確に伝えましょう。この段階で確認しておきたいのは、総額がいくらになるかです。骨壺代や出張費が含まれているか、深夜早朝の加算があるかを聞いておくと、当日の食い違いを防げます。

どこに頼めばよいか分からない場合は、かかりつけの動物病院に相談するという方法もあります。提携している葬儀社を紹介してもらえることがあります。インターネットで探すなら、料金が明示されているか、所在地が書かれているかを見ておきましょう。

火葬の方法と日程を決める

連絡と並行して、どのように火葬するかを決めます。遺骨を返してほしいか、立ち会いたいかで選ぶプランが変わります。

火葬方法立会い返骨費用感
合同火葬不可不可抑えられる
一任個別火葬不可可能中間
立会個別火葬可能可能高め

あわせて、火葬をどこで行うかも決めます。ペット霊園や火葬場へ持ち込む方法のほか、火葬炉を積んだ車で自宅まで来てもらう訪問火葬という選択肢もあります。自宅から動かずに見送りたい場合は、後者を検討してみてください。

日程は、遺体の状態と家族の都合の両方を見て決めましょう。目安は次のとおりです。

  • 当日~翌日:夏場や暖房の効いた室内で安置している場合
  • 2~3日以内:涼しい時期に、保冷しながら安置できている場合

遠方の家族を待ちたいときは、その旨を葬儀社に伝えてみてください。安置の方法を助言してもらえたり、遺体を預かってもらえたりする場合もあります。

ペット葬儀当日の流れ

当日は、お別れから返骨までを1時間から3時間ほどで終えるのが一般的です。体格や火葬方法によって前後します。

流れは次のとおりです。

  1. 受付・打ち合わせ
     施設へ到着、または火葬車が自宅に到着します。当日の流れの説明を受け、希望を伝えます。
  2. 対面・納棺
     ペットを棺に納めます。花やおやつ、手紙を添えられます。金属やプラスチックは入れられない為、担当者に確認しながら進めましょう。
  3. お別れの時間
     最後の対面をします。声をかける、写真を撮るなど、家族のペースで過ごせます。立会個別火葬なら、この時間がしっかり設けられます。
  4. 火葬
     炉に納めて火葬します。小動物なら30分ほど、大型犬では2時間近くかかることもあります。待合室や自宅で待つ形になります。
  5. 拾骨
     立会いプランでは、長い箸を使って家族の手で遺骨を拾い、骨壺へ納めます。人のお骨上げと同じ作法です。
  6. 返骨・精算
     骨壺を受け取り、その場で精算します。納骨を希望する場合は、そのまま手続きに進むこともできます。

服装に決まりはありません。落ち着いた色合いの普段着であれば問題なく、人の火葬場に併設された施設を使う場合のみ、黒を基調とした装いを選んでおくと周囲になじみます。

火葬後にすること|遺骨の供養方法を決める

返骨を受けたら、遺骨をどうするかを考えます。供養の方法は以下の3つです。続いての章で詳しくみていきましょう。

  • 手元供養
  • 納骨
  • 埋葬

手元供養

手元供養は、自宅で遺骨を保管する方法です。骨壺のまま置くほか、小さな容器やペンダントに移して身につけることもできます。

いつでもそばに感じられるのが利点です。湿気で傷むこともある為、風通しのよい場所に置き、乾燥剤を添えておきましょう。

納骨

納骨は、ペット霊園へ遺骨を納める方法です。他の子と一緒の合同墓と、専用の区画を持つ個別墓から選べます。

合同墓は数千円から、個別墓は数万円からが目安です。管理を任せられ、お参りに行ける場所ができます。

埋葬

埋葬は、遺骨を土に還す方法です。自宅の敷地やプランターへ埋められますが、公園や河川敷、他人の土地は使えません。

地面に埋めるなら、雨で流れ出ないよう深めに掘りましょう。上に植木や花を植えると目印になります。

ペットが亡くなったときに必要な手続き

ペットの種類によって、必要な手続きは変わります。犬は法律で届出が義務付けられており、期限もあります。火葬が済んだら忘れずに進めましょう。

手続き対象期限
死亡届犬死亡から30日以内
マイクロチップの死亡届出登録済みの犬・猫遅滞なく
ペット保険の解約加入している場合定めなし

犬の死亡届

犬が亡くなったら、市区町村へ死亡届を提出します。狂犬病予防法第4条第4項では、登録を受けた犬の所有者は、犬が死亡したときは30日以内に、その犬の所在地を管轄する市町村長に届け出なければならないと定められています。

届出書には鑑札と注射済票を添付します。提出先は保健所や生活衛生課、動物愛護センターなどで、名称は自治体によって異なります。窓口のほか、郵送やオンラインで受け付けている自治体もあります。

参考:厚生労働省「狂犬病予防法施行規則」https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=79030000&dataType=0&pageNo=1

届出をしないままにすると、翌年以降も狂犬病予防注射の通知が届き続けます。期限を過ぎてしまった場合も、気づいた時点で自治体へ連絡すれば手続きは進められます。

マイクロチップの死亡届出

マイクロチップを装着し、国に登録している犬猫が亡くなった場合は、環境省の指定登録機関へ死亡の届出を行います。動物愛護管理法に基づく制度で、届出は遅滞なく行うこととされています。

手続きは環境省の「犬と猫のマイクロチップ情報登録」サイトからオンラインで完結します。犬の死亡届とは別の制度ですので、両方が必要になる点にご注意ください。

なお、自治体によっては環境省への届出をもって市区町村への死亡届が不要になる場合があります。

そのほかの解約手続き

ペット保険に加入していた場合は、解約の連絡が必要です。手続きが遅れると保険料の引き落としが続くことがある為、落ち着いたら早めに済ませておきましょう。

このほか、フードやおやつの定期購入、ペットホテルやドッグランの会員登録なども見直しの対象です。届く案内が悲しみを呼び起こすこともある為、無理のない範囲で整理してみてください。

ペットの種類ごとに流れが異なる場合がある

基本の流れは共通ですが、種類によって手続きや安置できる期間に違いがあります。ご自身のケースを確かめておきましょう。

種類役所への届出安置期間の目安火葬時間の目安
犬死亡届(30日以内)2~3日1~2時間
猫不要2~3日1時間前後
うさぎ・フェレット不要2日40分前後
ハムスター・小鳥不要1~2日30分前後

役所への届出が必要なのは犬だけです。マイクロチップを登録している犬猫は、環境省への届出もあわせて行いましょう。

体が小さいほど遺体の変化は早く進み、遺骨も残りにくくなります。返骨を希望するなら、小動物に対応した炉を備えた業者を選びましょう。

また、爬虫類や魚類を火葬したい場合は、問い合わせで可否を確認するのがおすすめです。

ペットの葬儀・火葬で仕事は休める?

ペットが亡くなったとき、仕事を休んでよいものか迷う方は少なくありません。人の家族と違って忌引の対象にならないことが多く、判断に困る部分です。

多くの企業では、ペットの死は忌引の対象外です。休みたい場合は有給休暇を使うことになります。理由を細かく伝える義務はありませんので、「家庭の事情で」と伝えるだけでも問題ありません。

無理に出勤して後悔が残るくらいなら、休みを取って見送ることをおすすめします。最後のお別れはやり直しがききません。ご自身が納得できる形を選んでください。

ペット葬儀の流れに関するよくある質問

流れを確認するなかで出てくる疑問に、順番にお答えします。

質問

ペットが亡くなってから火葬まで何日以内が目安ですか?

回答

犬猫なら2〜3日以内、小動物なら1〜2日以内が目安です。体が小さいほど遺体の変化は早く進みます。

夏場や暖房の効いた室内では、保冷していても状態の変化が早まります。そうした時期は当日から翌日の火葬を検討しましょう。

質問

ペットが亡くなった当日に火葬してもらえますか?

回答

対応している業者は多くあります。24時間受付のところなら、深夜に連絡して翌朝の火葬を手配することもできます。

ただし予約状況によっては希望どおりにいかないこともあります。急ぎたい場合は、複数の業者に問い合わせてみましょう。

質問

ペットの死亡届を出さないとどうなりますか?

回答

翌年以降も狂犬病予防注射の通知が届き続けます。案内を受け取るたびに悲しみがよみがえることもあるでしょう。

犬の死亡届は狂犬病予防法で定められた手続きです。期限を過ぎてしまった場合も、気づいた時点で自治体へ連絡すれば進められます。

質問

猫が亡くなったときも役所への届出は必要ですか?

回答

猫は狂犬病予防法の対象外の為、市区町村への届出は不要です。

ただしマイクロチップを装着して国に登録している場合は、環境省の指定登録機関へ死亡の届出を行います。オンラインで手続きできます。

質問

夜中にペットが亡くなったらどうすればよいですか?

回答

まずは体を清めて安置しましょう。夜のうちに業者へ連絡する必要はありません。

24時間受付の業者もありますが、翌朝の連絡でも間に合います。保冷しながら安置しておけば、落ち着いてから手配できます。

質問

動物病院で亡くなった場合の流れはどうなりますか?

回答

遺体を引き取って自宅で安置するか、病院から葬儀社へ引き渡してもらうかを選べます。

病院によっては提携する葬儀社を紹介してもらえます。すぐに決められない場合は、いったん自宅へ連れて帰ってから考えても構いません。

質問

家族の到着を待ってから火葬しても大丈夫ですか?

回答

保冷しながら安置できていれば、数日待つことは可能です。全員そろって見送りたいという希望は、葬儀社に伝えてみましょう。

遺体を預かってもらえる業者もあります。日数がかかりそうな場合は、安置の方法とあわせて相談してみてください。

質問

ペット葬儀に呼ぶ人の範囲はどこまでですか?

回答

決まりはありません。同居の家族だけで見送る方もいれば、離れて暮らす家族や親しい友人に声をかける方もいらっしゃいます。

火葬に立ち会える人数には制限がある場合もあります。人数が多くなりそうなら、事前に業者へ確認しておきましょう。

まとめ

ペット葬儀は、安置・連絡・火葬・供養・手続きの5段階で進みます。順番を知っておけば、悲しみのなかでも慌てずに動けるでしょう。

急いで決めるのは、安置の方法と葬儀社への連絡までです。体を清めて涼しい場所に寝かせ、保冷しながら火葬の日程を相談しましょう。犬猫なら2〜3日、小動物なら1〜2日以内が目安になります。

ただし犬の死亡届は30日以内と定められている為、忘れずに済ませておきましょう。マイクロチップを登録している犬猫は、環境省への届出もあわせて必要です。

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