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【犬の火葬費用はいくら?】自治体の公式料金と火葬方法別の違いを詳しく解説

読了 16分
犬 火葬 費用について伝える、白い花と柔らかな自然光に囲まれた犬と、自治体の公式料金や火葬方法別の違いをまとめたアイキャッチ

大切な愛犬が亡くなったとき、悲しみの中でも「火葬には一体いくらかかるのだろう」と、費用の不安が頭をよぎる方は少なくありません。業者によって金額に差があり、提示された料金が適正なのか判断しにくいのも無理はないでしょう。

実は、犬の火葬費用は「体重」「火葬方法」「依頼先」の3つで決まるため、この仕組みを知っておくことで、落ち着いて比較・判断できるようになります。自治体のなかには、体重ごとの料金を公式ページで公表しているところもあります。

この記事では『ones ceremony』が、犬の火葬費用が決まる仕組みから、自治体の公式料金の例、見積もりで確認したいポイント、費用を抑えるときの注意点までを分かりやすく紹介します。愛犬との最後のお別れを後悔のないものにしたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

犬の火葬費用を決める体重・火葬方法・依頼先の違い、自治体の公式料金例、民間業者の見積もり、死亡届の注意点をまとめた図解

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犬の火葬費用は何で決まる?|体重・火葬方法・依頼先の3つがポイント

犬の火葬費用は、業者や地域によって幅があります。まずは金額が決まる仕組みを知っておくと、見積もりを見たときに落ち着いて比較できます。

体重で区分される

犬の火葬費用は、「小型犬」「大型犬」といった犬種のイメージよりも、実際の体重で区分されることが一般的です。体が大きいほど火葬に時間と燃料がかかるため、体重が重くなるほど費用も上がる傾向があります。

自治体の公式料金でも、体重の区分ごとに金額が定められている例があります。たとえば浜松市は5kgごとに料金が加算される仕組みで、大津市は重量を4つの区分に分けています。なお、どちらも火葬する容器の重さを含めて料金を計算するため、棺や箱を使う場合は、その分も見込んでおくと安心です。

参考:浜松市「ペット類の火葬など」
参考:大津市「動物(ペット)火葬の利用料金について」

火葬方法の違い

火葬の方法は業者によって呼び方が多少異なりますが、基本的には3つのタイプに分けられます。選ぶ方法によって、費用だけでなく遺骨の扱いも変わります。

火葬方法には以下のようなものがあります。

  • 合同火葬:他のペットと一緒に火葬する方法。遺骨は返骨されないことが多く、費用を抑えやすいのが特徴です。
  • 一任個別火葬:愛犬1頭だけで火葬してもらい、火葬・収骨は業者に任せる方法。後日、遺骨が返骨されます。
  • 立会個別火葬:火葬に飼い主が立ち会い、収骨まで見届けられる方法。手厚く見送りたい方に選ばれています。

一般的に、合同火葬、一任個別火葬、立会個別火葬の順に費用が上がっていく傾向があるため、遺骨を手元に残したいかどうかを先に決めておくと、選びやすくなります。

依頼先の違い

火葬の依頼先は、大きく「自治体」「民間のペット火葬業者」「ペット霊園」の3つに分けられます。

自治体は費用を抑えやすい一方、個別の火葬は行わず、他の動物と合同で火葬する場合があります。民間業者や霊園は、返骨や立会いなど、希望に合わせたプランを選べる点が特徴です。

同じ体重でも、依頼先によって費用だけでなく遺骨の扱いが大きく変わるため、料金の安さだけで決めず、どのように見送りたいかとあわせて比較することが大切です。

参考:岐阜市「動物(ペット)の火葬」
参考:浜松市「ペット類の火葬など」

【犬の火葬】民間業者の火葬費用|体重別の相場

民間業者に依頼する場合、費用は体重で細かく区分されます。自治体より高くなりますが、火葬方法を選べ、遺骨も受け取れます。実際の料金表をもとに、体重別の目安をまとめました。

体重別の費用の目安

次の表は、全国対応の業者が公表している料金表をもとに、千円単位で整理したものです。犬種は体重のおおよその目安としてご覧ください。

体重犬種の目安合同火葬個別一任火葬個別立会火葬
2キロ未満小柄なチワワ15,000円前後19,000円前後21,000円前後
2〜5キロトイプードル、ヨークシャーテリア19,000円前後22,000円前後24,000円前後
5〜10キロミニチュアダックスフンド、パグ22,000円前後25,000円前後28,000円前後
10〜15キロ柴犬、ビーグル28,000円前後31,000円前後33,000円前後
15〜20キロボーダーコリー33,000円前後36,000円前後39,000円前後
20〜25キロスタンダードプードル37,000円前後41,000円前後43,000円前後
25〜30キロシベリアンハスキー43,000円前後46,000円前後48,000円前後
30〜35キロゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバー50,000円前後53,000円前後55,000円前後
35〜40キロジャーマン・シェパード、秋田犬56,000円前後59,000円前後62,000円前後
40キロ以上バーニーズマウンテンドッグ63,000円前後66,000円前後68,000円前後

自治体と比べると、金額の差は小さくありません。たとえば10キロの柴犬の場合、浜松市なら5,230円のところ、民間の個別一任火葬では31,000円前後になります。差額の大半は、遺骨を受け取れるかどうかに対する費用だとお考えください。

火葬料金以外にかかる費用

見積もりで気をつけたいのが、表示されている金額に何が含まれているかです。次のような項目が別料金になることがあります。

  • 骨壺や骨袋のグレードを上げたときの差額
  • 自宅まで来てもらう場合の出張費・車両費
  • 夜間や早朝、休日に依頼したときの割増料金
  • お棺や供花、メモリアルグッズの代金
  • 遺骨を郵送で受け取る場合の送料

大型犬では、体重が区分の境目を超えているという理由で、当日に金額が上がることもあります。問い合わせの前に体重を量っておきましょう。

見積もりで確認したいこと

金額を比べるときは、同じ条件に揃えることが大切です。

A社の「25,000円」とB社の「28,000円」を並べても、骨壺代や出張費が含まれているかどうかで実際の支払いは逆転します。火葬料・骨壺代・出張費・消費税をすべて含んだ総額を出してもらってください。

電話で聞いた内容は忘れやすいものです。メールなど後から見返せる形で受け取っておくと、当日の行き違いを防げます。

犬の火葬は自治体と民間、どちらを選ぶか

費用だけを見れば自治体に軍配が上がります。ただし、できることとできないことが大きく違います。何を優先したいかで答えは変わります。

項目自治体民間業者
費用500〜13,000円ほど15,000〜68,000円ほど
遺骨の返却できない自治体が多い個別火葬なら受け取れる
立ち会いできないことが多い個別立会火葬なら可能
搬入方法持ち込み、または有料で収集自宅まで訪問してもらえる
受付時間平日の日中が中心夜間や休日も対応する業者がある
申し込み先清掃事務所・斎場電話やウェブから

遺骨を残したいかどうかで決まる

判断の軸はここに尽きます。

遺骨を手元に残したい、お骨上げに立ち会いたい。そう考えているなら、民間業者を選ぶことになります。自治体で返骨に対応しているのは、仙台市のような一部にとどまります。

一方、遺骨を受け取るつもりがなく、きちんと火葬してもらえればよいという場合は、自治体で十分です。費用はぐっと抑えられます。

迷っている段階であれば、返骨のある方法を選んでおくほうが安心です。一度火葬してしまえば、あとから遺骨を取り出すことはできません。

費用差はどのくらいあるのか

同じ犬で比べると、差額は数万円になります。

たとえば10キロの柴犬の場合、浜松市なら5,230円です。民間業者の個別一任火葬では31,000円前後になります。差は25,000円ほどです。

30キロの大型犬ではさらに開きます。浜松市で13,590円、民間の個別一任火葬で53,000円前後。差額は約40,000円になります。

この差額が、遺骨を受け取り、立ち会い、自宅まで来てもらうことへの費用です。金額だけを見て決めるのではなく、何が含まれているかで比べてみてください。

火葬費用のほかに必要になること|犬の登録抹消と供養の費用

犬の場合は、火葬費用のほかに、役所での手続きや供養にかかる費用も必要になります。あらかじめ全体像を知っておくと、慌てずに準備を進められます。

犬の登録抹消(死亡届)の手続き

犬は狂犬病予防法に基づき、飼い始めたときに市区町村への登録が必要です。そのため、亡くなったときは登録を抹消する届出が必要になります。

犬が亡くなったら、死亡した日から30日以内に、登録の抹消(死亡届)の手続きを行いましょう。

手続きの方法は、愛犬の登録状況によって異なります。柏市の例では、次のように案内されています。

  • マイクロチップを装着している犬:環境大臣指定登録機関のサイト「犬と猫のマイクロチップ情報登録」で死亡の登録を行うと、市での手続きが自動的に完了します。
  • マイクロチップを装着していない犬:鑑札を添えて、電子申請・窓口・電話のいずれかで死亡届を提出します。提出により登録が抹消されます。

手続きの方法や必要なものは自治体によって異なるため、お住まいの自治体の案内を確認してください。

参考:柏市「犬の登録(申請・変更・抹消)と狂犬病予防注射」
参考:大月市「犬の登録及び各種届出と狂犬病予防注射」

供養にかかる費用の考え方

火葬後の供養にかかる費用は、選ぶ方法によって異なります。骨壺や、遺骨を納めるペンダントなどを用意する場合は、火葬とは別に購入費用がかかります。霊園や納骨堂に納骨する場合も、火葬費用とは別に納骨の費用が必要です。

供養の方法によって費用が大きく変わるため、火葬の見積もりを取る段階で、どの方法を考えているかもあわせて決めておくと安心です。

なお、自治体の火葬のように遺骨が返却されない場合は、手元供養や納骨をしたくても遺骨がありません。遺骨を残したい場合は、依頼先を選ぶ段階で、返骨の有無も確認しておきましょう。

犬の火葬費用を抑えたいときに知っておきたいこと

費用を抑える方法はあります。ただし、引き換えに手放すものもあります。両方を知ったうえで選んでください。

合同火葬を選ぶ

民間業者に依頼する場合、合同火葬を選べば個別火葬より費用は下がります。

ただ、実際の差を見ると意外に小さいことが分かります。10キロの犬であれば、合同火葬が28,000円前後、個別一任火葬が31,000円前後。差は3,000円ほどです。

30キロの大型犬でも、合同50,000円前後に対して個別一任53,000円前後と、差は同じくらいにとどまります。

遺骨を受け取れるかどうかという違いに対して、3,000円の差をどう考えるか。ここは一度立ち止まって検討する価値があります。

自治体を利用する

費用を大きく下げたいなら、自治体の利用が最も効果があります。民間業者の数分の一から十分の一程度に収まります。

同じ自治体でも、持ち込むか引き取りに来てもらうかで金額が変わります。千葉市では持ち込み500円に対して収集が1,000円、仙台市では自ら搬入すると1,800円、収集を頼むと3,700円です。

車で運べるのであれば、持ち込みを選ぶと抑えられます。ただし受付は平日の日中が中心なので、仕事の都合がつくかどうかも確かめてください。

引き換えに失うもの

費用を抑えると、その分だけできないことが増えます。

自治体を選べば、多くの場合は遺骨が戻らず、立ち会いもできません。日時を指定することも難しく、自宅まで来てもらうこともできません。

費用を抑えること自体は、何も悪いことではありません。ただ、あとから「やっぱり遺骨を残しておけばよかった」と思っても、取り返しがつかないのがこの選択です。

金額だけで決める前に、ご家族で何を大切にしたいかを話してみてください。

火葬までの安置手順

火葬までの間は、愛犬の体を傷めないように安置してあげましょう。ここでは、ご自宅でできる基本の手順を紹介します。

亡くなってしばらくすると、死後硬直が始まります。硬直が始まる前に、手足を自然な形に整え、いつも寝ているときのような穏やかな姿勢にしてあげることが大切です。すでに硬直が始まっている場合は、無理に動かさないようにしてください。

体は固く絞ったタオルやガーゼでやさしく拭き、口や肛門から体液が出ているときは、その都度きれいにしてあげましょう。ブラシで毛並みを整えてあげるのもおすすめです。

体の下にはペットシーツやタオルを敷き、体が収まる大きさの箱やケージに寝かせます。お腹や頭を中心に保冷剤や氷を置いて冷やし、直射日光の当たらない涼しい場所に安置しましょう。保冷剤が溶けると体が濡れてしまうため、こまめに交換することが大切です。

体の大きな犬の場合は、保冷剤を多めに用意し、お腹まわりをしっかり冷やしてあげると安心です。夏場は傷みが早いため、早めに火葬の依頼先を決めておきましょう。

火葬後の供養方法

火葬を終えた後、遺骨をどう供養するかも飼い主が選べるポイントです。ここでは代表的な2つの方法をご紹介します。

手元供養

手元供養とは、遺骨を自宅で身近に置いて供養する方法です。小さな骨壺やフォトフレームと一体になったスペースを設けて自宅に祀る「自宅供養」と、遺骨や毛を納めたペンダントなどを身につける方法があります。

手元供養を希望する場合は、遺骨が返却される個別火葬を選ぶ必要があります。骨壺は湿気によってカビが発生することもあるため、置き場所や保管方法には注意しましょう。

納骨・合祀

遺骨をお寺やペット霊園のお墓に納める方法です。他のペットと一緒に埋葬する合同タイプ(合祀)と、一区画を確保する個別タイプがあります。

合祀は費用を抑えやすく、日頃のお参りやお手入れの負担が少ないというメリットがあります。個別に区画を持ちたい場合や、将来的に飼い主自身と同じお墓に入りたいと考える場合は、対応可能な霊園を事前に確認しておくとよいでしょう。

よくある質問(FAQ)

Q. 大型犬は火葬費用が高くなりますか?

A. はい、体重が重くなるほど費用は上がる傾向があります。自治体の公式料金でも、浜松市は30kgを超えると5kgごとに2,090円が加算され、大津市も体重区分が上がるほど料金が高くなっています。

費用の見積もりでは体重が基準になるため、依頼前に愛犬のおおよその体重を正確に伝えておくことが大切です。依頼先によって対応できる体重の範囲が異なる場合もあるため、あわせて確認しておくと安心です。

Q. 犬種によって火葬費用は変わりますか?

A. 公式ページを見ると、浜松市や大津市は、犬種ではなく重量で料金を区分しています。民間業者も、体重を基準に料金を設定していることが一般的です。

「小型犬だから」「大型犬だから」というイメージではなく、実際の体重で料金が決まると考えておくと、見積もりを比べやすくなります。

Q. 自治体の火葬で、個別火葬や遺骨の返却はできますか?

A. 自治体によって異なります。浜松市は合同火葬のため、立会いも遺骨の返却もできません。岐阜市も個別の火葬は行わず、他の動物と合同で火葬します。一方、大津市のように、収骨する場合の料金を設けている自治体もあります。

遺骨を手元に残したい場合は、自治体の対応内容を事前に確認し、難しければ民間業者を検討しましょう。

Q. 住んでいる自治体以外の火葬場を利用できますか?

A. 自治体によって条件が大きく異なります。浜松市は飼い主が浜松市民の場合のみ利用でき、大津市は市外の方も利用できるものの、料金が市民より高く設定されています。岐阜市は、市民は2,000円、市民以外は27,000円です。

住所地以外の自治体を利用する場合は、利用の可否と料金を事前に確認することが大切です。

Q. 火葬料金のほかに、どんな費用がかかりますか?

A. 民間業者の場合は、棺や骨壺、お花などの費用、お迎えや出張の費用、休日や夜間の追加料金などがかかることがあります。自治体の火葬では、容器の重さも含めて料金が計算される例があります。

表示されている火葬料金だけで判断せず、最終的に支払う総額を見積もりの段階で確認しておくと安心です。

Q. 火葬費用を抑える方法はありますか?

A. 自治体の火葬を利用する、合同火葬を選ぶといった方法があります。ただし、利用できるのが住民に限られたり、遺骨が返却されなかったりする場合があります。

費用を抑える方法には引き換えになる点もあるため、遺骨の返却や立会いなど、何を優先したいかを決めてから選びましょう。

Q. 火葬に立ち会うことはできますか?

A. 民間業者の立会個別火葬であれば、火葬から収骨まで立ち会えるプランがあります。一方、浜松市のように、自治体の火葬では立会いができない場合もあります。

最後まで見送りたい場合は、立会いに対応しているかを依頼前に確認しておくと安心です。

Q. 供養は必ず行わなければいけませんか?

A. 供養の方法や有無に決まったルールはなく、飼い主の気持ちや状況に合わせて選ぶことができます。手元供養や納骨など、どの方法にもそれぞれの良さがあります。

大切なのは、形式にこだわりすぎず、自分たちが納得できる形でお別れをすることです。迷った場合は、まず火葬を済ませたうえで、時間をかけてゆっくり供養方法を決めても問題ありません。

まとめ

犬の火葬費用は、「体重」「火葬方法」「依頼先」の3つで決まります。自治体は費用を抑えやすい一方、利用できる人や遺骨の扱いに条件があるため、まずはお住まいの自治体の公式ページで料金と対応内容を確認することが大切です。

民間業者に依頼する場合は、火葬料金だけでなく、棺や骨壺、お迎えの費用などを含めた総額で見積もりを比べましょう。あわせて、犬は亡くなってから30日以内に登録の抹消(死亡届)が必要になるため、火葬の準備と並行して進めておくと安心です。

『ones ceremony』では、大切な愛犬とのお別れが後悔のないものになるよう、これからも役立つ情報をお届けしていきます。

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