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【爬虫類も火葬できる?】費用相場や火葬方法についてまとめて解説

読了 13分
爬虫類 火葬について伝える、フトアゴヒゲトカゲやカメ、ヘビ、ヤモリ、カメレオンなど多様な爬虫類と、業者選びや費用相場をまとめたアイキャッチ

大切に育ててきた爬虫類が亡くなったとき、「火葬してもらえるのだろうか」と不安になる方は少なくありません。犬や猫と違って周りに経験者が少なく、相談できる相手も見つかりにくいものです。

爬虫類の火葬に対応している業者はあります。ただしすべての業者が受け付けているわけではなく、遺骨を残したい場合は特に限られます。

もう一つ知っておきたいのが、爬虫類は哺乳類より腐敗が早く進むという点です。亡くなったら、まず安置の準備を急ぎましょう。

この記事では『ones ceremony』が、爬虫類の火葬に対応した業者の探し方から安置の方法、費用の相場、遺骨の残り方までをご紹介します。

爬虫類の火葬について、対応業者、体格別の費用相場、遺骨や甲羅・鱗が残るか、亡くなった直後の対応をまとめた図解

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爬虫類も火葬できる|ただし対応業者は限られる

爬虫類も、犬や猫と同じように火葬できます。ヘビ、トカゲ、カメ、ヤモリ、イグアナ、カメレオンなど、種類を問わず受け付けている業者があります。

ただし、すべてのペット火葬業者が対応しているわけではありません。特に返骨を希望する場合は、対応できる業者が限られます。

対応している代表例としては、次のような種類が挙げられています。

  • トカゲ
  • ヤモリ
  • カメレオン
  • イグアナ
  • ヘビカメ
  • リクガメ
  • カエル
  • イモリ
  • ウーパールーパー

爬虫類・両生類をまとめて受け付けているところが多く、掲載されていない種類でも相談すれば対応してもらえることがあります。

まずは問い合わせて、その種類の火葬実績があるかを確かめましょう。ホームページに掲載がなくても、聞いてみる価値はあります。

爬虫類は腐敗が早い|亡くなったらすぐに安置する

爬虫類は、哺乳類と比べて亡くなってからの腐敗が早く進むとされています。犬猫と同じ感覚でいると、思ったより早く状態が変わってしまいます。

亡くなったことを確認したら、すぐに安置の準備に取りかかりましょう。

特に注意したいのが夏場です。飼育環境そのものが温かい為、ケージに入れたままにしておくと変化が急速に進みます。すぐに取り出して、涼しい場所へ移しましょう。

火葬の日程も、できるだけ早く押さえておきたいところです。24時間受付の業者なら深夜でも相談できます。翌日までの火葬を目安に考えておくと安心です。

爬虫類の遺体を安置する方法

安置の基本は、しっかり冷やして涼しい場所に置くことです。体型が細長い種類や大型の種類は、冷やし方に工夫が必要になります。

用意するもの

  • 体長に合う箱(段ボールやペット用の棺)
  • タオルやペットシーツ
  • 保冷剤またはドライアイス
  • ガーゼやタオル(保冷剤を包む用)

手順

  1. 体を拭く:湿らせたガーゼで、体の汚れをやさしく拭き取ります。
  2. 箱を用意する:体長に合う箱を選びます。ヘビのように長い種類は、とぐろを巻いた形に整えると収まります。
  3. 保冷剤を敷き詰める:体の大きさに応じて保冷剤を敷き、その上にタオルを重ねてから寝かせます。
  4. 上からも冷やす:体の上にも保冷剤を置きます。布で包んでから当てましょう。
  5. 涼しい場所に置く:直射日光の当たらない部屋を選びます。夏場は冷房を使いましょう。
  6. 保冷剤を交換する:緩くなる前に取り替えます。

特に大型のトカゲやヘビは、おなかの部分を中心に全体を冷やしましょう。内臓のある部分から傷みが進む為、ここを重点的に冷やしておくと状態を保ちやすくなります。

カメの場合は、甲羅があるぶん熱がこもりやすくなります。甲羅の上からだけでなく、腹側にも保冷剤を当てておくとよいでしょう。

保冷剤は緩くなる前に交換してください。夏場は溶けるのが早い為、こまめに様子を見ておきましょう。

爬虫類の火葬プランにおける費用の相場

火葬プランは、犬猫と同じく3つに分かれます。遺骨を返してもらえるか、立ち会えるかで選ぶプランが変わります。今回は爬虫類の平均的なサイズ感からみた平均の費用を火葬プランに絞ってご紹介します。

火葬プラン費用の目安立会い返骨
合同火葬8,500円前後~不可不可
個別一任火葬15,400円前後~不可可能
個別立会火葬17,600円前後~可能可能

また、自治体に引き取ってもらう方法もあります。住民であれば無料という自治体もありますが、返骨はできません。

合同火葬

合同火葬は、他のペットと一緒に火葬する方法です。最も費用を抑えられますが、遺骨は混ざる為、返骨には対応していません。

火葬後は合同墓地に埋葬されるのが一般的です。個別に受け取ることはできないものの、お参りに行ける施設もあります。

個別一任火葬

個別一任火葬は、個別の炉で火葬し、拾骨まで業者が行うプランです。立ち会いはできませんが、遺骨は返してもらえます。

火葬に時間を取れない方や、立ち会うのがつらいと感じる方に向いています。費用と手間のバランスも取りやすい方法です。

個別立会火葬

個別立会火葬は、人の火葬に最も近いプランです。立ち会いからお骨上げまで参加でき、遺骨も返してもらえます。

3つのなかでは費用が高めになりますが、最後まで付き添えるのが特徴です。手厚くお別れをしたいという方に選ばれています。

爬虫類の火葬費用|種類と体格で大きく変わる

火葬料金は体重で区分されるのが一般的です。爬虫類は種類による体格差が極端に大きい為、同じ「爬虫類」でも料金は大きく変わります。

体格の目安該当する種類の例費用の目安
数十グラム~数百グラムヒョウモントカゲモドキ、ヤモリ、小型のヘビ8,500~20,000円前後
1~3キロ前後フトアゴヒゲトカゲ、コーンスネイク、小型のリクガメ15,000~27,000円前後
3キロ以上グリーンイグアナ、大型のリクガメ、大型のヘビ20,000~40,000円前後

小型の種類なら、犬猫より費用を抑えられます。一方で大型のイグアナやリクガメは、中型犬と同じ料金区分になることもあります。

このほか、次のような費用が加わることがあります。

  • 骨壺・骨袋:3,000~5,000円前後
  • 出張費:無料~5,000円前後
  • 深夜・早朝料金:3,000~5,000円前後
  • 納骨・供養料:5,000円~

問い合わせの際は、種類と体重を伝えましょう。爬虫類は見た目の大きさと体重が一致しにくい為、できれば量っておくと見積りが正確になります。

体長で区分する業者もあります。ヘビのように細長い種類は、体重より体長で判断されることがある為、両方を伝えておくと確実です。

爬虫類の火葬で遺骨は残る?|甲羅や鱗はどうなるか

爬虫類の遺骨は残せます。ヒョウモントカゲモドキのような小型種でも、きれいに残すことは可能とされています。

一方で、体の特徴的な部分は残りません。種類別に見ておきましょう。

部位火葬後
骨残せる
牙骨と一緒に残ることがある
鱗(ウロコ)残せない
爪残せない
甲羅きれいな形では残せない

カメの甲羅、ヘビの鱗、トカゲの爪は、いずれも皮膚が変化したものです。火力に耐えられない為、形を保つことはできません。

遺骨そのものは、業者の技術・設備次第できれいに残せます。爬虫類は骨が繊細な為、火力の調整に慣れた業者を選びましょう。犬猫向けの大きな炉では灰になってしまうこともあります。

爬虫類に対応した火葬業者の探し方

爬虫類の火葬は、対応できる業者が限られます。探し方のポイントをまとめました。

確認項目見るポイント
対応種の掲載ホームページに爬虫類の記載があるか
火葬実績その種類を扱った事例があるか
返骨の可否個別火葬に対応しているか
炉の設備小動物用の炉を備えているか
協会への加盟日本動物葬儀霊園協会などに加盟しているか
事業者情報所在地・連絡先が明記されているか

ホームページに掲載がなくても、問い合わせれば対応してもらえることがあります。まずは連絡してみましょう。

聞くときは「トカゲの火葬をお願いしたいのですが、お骨は残せますか」と、種類を具体的に伝えてください。同じ爬虫類でも、体格によって扱いが変わります。

複数社に問い合わせて、答え方を比べてみるのもよいでしょう。爬虫類の火葬に慣れている業者ほど、具体的に説明してくれるはずです。

自治体に依頼する場合は遺骨が残らない

費用を抑えたい場合、自治体に引き取ってもらうという方法があります。ただし遺骨は返してもらえません。

東京23区を例にあげると次のとおりです。

自治体手数料対応
世田谷区3,100円25kg未満。専門業者が火葬・埋葬。返骨なし
大田区3,100円25kg未満。動物専用霊園で合同火葬・合同埋葬
新宿区3,000円25kg未満。動物専門霊園で合同火葬・埋葬。返骨なし
江東区3,000円25kg未満。合同火葬の後、共同墓地に埋葬

【参考】
世田谷区「ペットが亡くなったら・飼い主不明の動物死体を発見したら」https://www.city.setagaya.lg.jp/02241/733.html

大田区「ペット・動物死体の引き取り」https://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/gomi/shigentogomi/doubutsushitai.html

新宿区「動物死体の引き取り」https://www.city.shinjuku.lg.jp/seikatsu/file09_04_00001.html

江東区「犬猫等の動物死体処理」https://www.city.koto.lg.jp/388010/kurashi/gomi/kate/7354.html

いずれも清掃事務所が窓口となり、合同火葬のうえ埋葬されます。遺骨の返却はできず、立ち会いもできません。

申し込みは電話が基本です。遺体は袋や段ボールに入れて引き渡します。受付時間が決められている為、事前に確認しておきましょう。

遺骨を残したい、立ち会いたいという希望があるなら、民間の業者を選びましょう。金額と見送り方のどちらを優先するかで判断してみてください。

火葬後の供養方法

遺骨をどうするかに決まりはありません。落ち着いてから考えて構いません。続いては火葬後の供養方法について、4つ詳しく解説します。

手元供養

手元供養は骨壺のまま自宅に置く方法です。爬虫類は遺骨が繊細で細かい為、密閉できる容器を選ぶと扱いやすくなります。飼育していたケージのそばに置く方もいらっしゃいます。

ペット霊園への納骨

ペット霊園への納骨は共同墓地、個別墓地、納骨堂から選べます。犬猫向けの区画しかない霊園もある為、爬虫類を受け入れているかを確認しておきましょう。

自宅の庭に埋葬

私有地であれば、遺骨を土に還せます。屋外飼育していた種類なら、その場所の近くに埋めるという選び方もできます。

散骨・樹木葬

散骨・樹木葬は自然に還す形で供養する方法です。場所によっては許可が必要になる為、対応している業者に相談しましょう。

生前よく日光浴をしていた場所や、決まってじっとしていた場所を選ぶ方もいらっしゃいます。その子との時間を思い出せる形を探してみてください。

爬虫類の火葬に関するよくある質問

火葬の準備を進めるなかで出てくる疑問に、順番にお答えします。

質問

爬虫類の火葬はどこに頼めばよいですか?

回答

民間のペット葬儀社に依頼するのが一般的です。ただしすべての業者が対応しているわけではない為、爬虫類の火葬実績があるかを問い合わせて確かめましょう。

自治体でも引き取ってもらえますが、合同火葬となり返骨はできません。遺骨を残したいなら民間の業者を選びましょう。

質問

爬虫類の火葬費用はいくらが相場ですか?

回答

合同火葬なら8,500円前後から、個別一任火葬は15,400円前後から、個別立会火葬は17,600円前後からが目安です。

体重によって料金区分が変わる為、大型のイグアナやリクガメではさらに高くなります。骨壺代が別料金のこともあり、総額で確認しておきましょう。

質問

カメの甲羅は火葬で残りますか?

回答

きれいな形で残すことはできません。甲羅は皮膚が変化した組織を含む為、火力に耐えられないからです。

一方で遺骨そのものは残せます。甲羅を形見にしたい場合は、生前の写真を残しておくという方法もあります。

質問

爬虫類が亡くなってから何日以内に火葬すればよいですか?

回答

できるだけ早く、翌日までを目安に考えておきましょう。爬虫類は哺乳類より腐敗が早く進みます。

飼育環境が温かい為、ケージに入れたままだと変化が急速に進みます。すぐに取り出して保冷し、涼しい場所へ移してください。

質問

大型のヘビやイグアナでも火葬してもらえますか?

回答

対応している業者はあります。ただし体格によって料金区分が変わり、中型犬と同等になることもあります。

ヘビのように細長い種類は、体重ではなく体長で判断されることもあります。問い合わせの際は両方を伝えておきましょう。

質問

自治体に依頼すると遺骨は返してもらえますか?

回答

返してもらえません。東京23区では手数料3,000円前後で引き取ってもらえますが、いずれも合同火葬となります。

ただしお参りできる場所を用意している区もあります。世田谷区では、川崎市麻生区の犬猫墓地でお参りができます。

質問

爬虫類を庭に埋葬してもよいですか?

回答

自宅の敷地など私有地であれば問題ありません。公園や河川敷、他人の土地へ埋めることはできません。

火葬せずにそのまま埋めると、臭いや虫が発生することがあります。埋葬するなら、一度火葬してからのほうが安心です。

質問

火葬に餌や飼育用品を入れてもよいですか?

回答

少量の餌であれば納められます。生前よく食べていたものを添えてあげる方もいらっしゃいます。

ただしケージの備品やヒーター、シェルターなどは入れられません。金属やプラスチック、ガラス製のものは火葬できない為、取り除いておきましょう。

まとめ

爬虫類も火葬できます。ただしすべての業者が対応しているわけではなく、返骨を希望する場合は特に限られます。骨が繊細で火葬が難しい為、専門的に扱う業者は多くありません。

費用は合同火葬で8,500円前後から、個別立会火葬で17,600円前後からが目安です。体格差が大きい分野だけに、種類と体重を伝えて見積りを取りましょう。

遺骨は小型種でも残せます。一方で甲羅や鱗、爪は形を保てません。火力の調整に慣れた業者を選ぶことが、きれいに残すための条件になります。

亡くなったら、まず保冷して涼しい場所へ。爬虫類は腐敗が早い為、早めの対応が大切です。慌ただしいなかでも、その子との時間を大切に過ごしてくださいね。

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