アカナを愛犬に試した口コミと評判! 安全性とフードの特徴を徹底検証【悪評は?】
30年の歴史を誇るカナダ産の『アカナ』オリジンと姉妹ブランドで動物本来の食事や人間と暮らすことによって変わった進化後の食事などを考慮して考えられたレシピは、最高品質と謳われています。では、実際の商品の安全性、使いやすさなどはどうなのでしょう。
国産フードとの違いや特徴、注意した方が良い点も含め、飼い主さんが気になる特徴をまとめました。ぜひ、参考にしてみてください。
監修者:藤原 光宏 (ふじわら みつひろ)
instagram:シワ男 / ふじわら動物病院 院長 / ones 獣医師監修
【経歴】 日本獣医生命科学大学卒 2001年開業 【所属学会】 日本ホモトキシコロジー協会 日本医療・環境オゾン学会 比較統合医療学会 日本ペット中医学研究会 【著書】 現役院長達が教えるイマドキの犬の飼い方 現役院長達が教えるイマドキの猫の飼い方 【動画、セミナー】 飼主さんが幸せになると動物が幸せになるセミナー 動物たちの最高の治療セミナー
著者:飛田 邑貴
愛犬のための水分補給トッピングスープ 「ones」 代表 / フレッシュフードブランド「BIO POUR CHIEN」代表
【経歴】2018年、株式会社gojuonを創業。愛犬のゴールデンレトリバーとの別れをきっかけに、愛犬たちの食事と向き合い、2020年に完全オーガニックフレッシュフード「BIO POUR CHIEN」の代表取締役に就任。2022年、愛犬のための水分補給トッピングスープ「ones」をリリース。現在は、オーストラリアンラブラドゥードルと暮らしながら、手作り食とドライフードと併用。
※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。
“アカナ”と”オリジン”の違い
アカナとオリジンは、どちらも同じ会社から販売されています。購入する際にどちらのフードが良いのか迷う方も多いのではないでしょうか。
アカナとオリジンの違いは、簡単にいうと肉の含有量の違いです。オリジンは、原材料の90%がお肉で占められています。アカナは約75%ほどです。オリジンの方が、新鮮で良質で豊富な原材料で作られています。そのため、価格もオリジンの方が高くなってます。
しかし、アカナの品質が劣っているということではないです。 同じカナダ産の新鮮な鶏肉、魚、卵を使用し厳格な品質管理のもとで作られているので安心して与えることができます。また、オリジンに比べてアカナは商品ラインナップが豊富。
いろんな商品をローテーションで与えたい!愛犬の体調に合わせて商品を選びたい!という方にはアカナがおすすめです。
実際に”アカナ”を購入して、開封して検証してみました!
アカナのドッグフードは、全部で19種類。ラインナップが豊富で、愛犬の好みや体質で選ぶことができます。
大きく分けて「アカナ レジオナル」「アカナ シングル」「アカナ ヘリテージ」「アカナ クラッシック」の4種類に分けることができ、オリジンドッグフードに近いものもあります。種類によっては価格が大きく違ってくるので購入する際は注意が必要です。
今回私は、アカナ ヘリテージの全8種類の中のアダルトスモールブリードレシピ340gを購入しました。「アカナ アダルトスモールブリードレシピ」は、成長期の犬が元気に成長できるよう、原材料調達からこだわって作られています。
それぞれの種類でパッケージが違います。表も裏も英語で書かれているので全くわかりません。(笑)
裏面にシールが貼られており、日本語で原材料や成分値など知りたい情報がしっかり記載されています。右上にしっかり『日本正規品』の表記があります。この表記がされていない場合、ほとんどの商品が並行輸入品です。
原材料の確認。カナダ産の新鮮な鶏肉や生のカレーなどの高品質な動物原材料を60%、フルーツや野菜、ハーブを40%とバランス良く配合しています。新鮮な鶏肉や内臓(レバー心臓)、乾燥七面鳥肉や乾燥鶏肉などさまざまな良質なタンパク質が配合されているのがわかります。
早速開封!パッケージが硬い。頑丈なので少し開けづらいです。内側に保存用のジッパーがついてます。340gなので保存用のジッパーなどはついていませんでした。保管するときはフードクリップなどを準備する必要があります。調べてみましたが、2kgのフードにはチャックがついているようです。
フードの香りはザ・ドッグフード!私があまり得意ではない独特なドライフードの香り。オメガ3脂肪酸の香りですね。愛犬は大好きな香りだと思います。しっとりとしていて、若干手にとった後、粒子がつくのと臭いベタつきがあります。
粒の大きさは小粒。約1cmほどです。小型犬成犬対象で作られているので小粒で薄く、食べやすく作られてます。モグワンと並行に並べて比べてみると、薄さもちょっとアカナの方が薄いですね。
他の商品は、粒の大きさもバラバラで対象の犬によって違うみたいです。愛犬にあったものを選ぶようにしましょう!
“アカナ”の特徴
特徴1:圧倒的な肉の含有量
新鮮で栄養価も高いお肉が60%以上。動物本来の食事に近づけ、生の動物性原材料をたっぷり使用。
特徴2:人工添加物は一切不使用
安全で豊富な栄養価を保つために人工添加物は不使用。自社キッチンで栄養を損なわない加工方法で製造しています。
特徴3:20人以上の栄養士&フード専門家
専門家たちが思考を重ね作り上げた安心安全なレシピ。
特徴4:新鮮で栄養価の高い生の原材料
牧場主や水産業者などの協力のもと、新鮮な食材を調達。放し飼いの鶏・七面鳥・ウズラ、全卵、牧場飼育の肉、天然/養殖の魚など、捕れてから5日以内の生の原材料を使用して、フルーツや野菜などももちろん新鮮な食材を使用。
特徴5:小型犬が食べやすい小粒サイズ
小型犬の健康をサポートするため、しっかり消化しやすい小粒サイズ。粒も薄く小さいので、口の小さな犬も食べやすくなっています。
※種類によって粒の大きさが違うので注意
特徴6:安心安全な栄養バランス
良質な動物性タンパク質の他、フルーツや野菜、ハーブをバランスよく配合し、健康寿命の促進をはかります。最適なコンディション維持をサポート。
特徴7:独自の調理法
食材の栄養素を守るため、食材を低温でじっくり調理します。独自の調理法で食材に含まれている栄養素、酵素などを1粒1粒にしっかり閉じ込めています。
実際に”アカナ”を愛犬に与えてみました!
私は得意な匂いではありませんが、やはり愛犬は好きな香り。フードを準備しているそばから、興味津々。早速与えてみましたが、すぐに完食。普段のフードより少し粒は大きめですが、薄く平たいので食べづらさとかはなかったようです。
うんちがドライフードと同じ濃い茶色になり少しパサついた状態になりました。動物性のタンパク質を多く摂取するとうんちが小さくなるとありましたが、特にうちの場合はうんちの量や大きさに変化はありませんでした。軟便になったりすることはいまのところないので続けて与えてみたいと思います。
愛犬の体質などで個体差があるのでうんちの状態など、よく観察して身体にあっているか確認しながら与えてください。
“アカナ”のメリット・デメリット
メリット
ヒューマングレード
人間も食べることのできる原材料のみを使用。安心安全な食材で作られています。
人工添加物一切不使用
合成保存料や人工香料、着色料などの添加物は不使用。
良質なタンパク質がしっかり摂取できる
高品質な動物原材料を60%。圧倒的な肉の含有量。新鮮な鶏肉や内臓(レバー心臓)、乾燥七面鳥肉や乾燥鶏肉などさまざまな良質なタンパク質が配合されています。
豊富なラインナップ
愛犬の年齢、体格、犬種に合わせてラインナップから選ぶことができます。アレルギーの多いわんちゃんにも食べれるフードが見つかるかもしれません。
お試しサイズ
340gのお試しサイズがあるので、愛犬がまず食べるか確認したいという方にはとても使いやすい小袋です。
グレインフリー
愛犬が消化しづらい穀類は不使用。
購入サイトが多い
公式サイト以外にもAmazonや楽天などでも購入可能。イベントやショップなどでもよく見かけるので購入場所がたくさんあるのは便利ですね。
デメリット
コスパがあまりよくない
品質が良く、原材料のこだわりを見ると妥当な価格と思いますが、もう少し手頃なお値段だと良いですね。
高タンパク質
メリットでもありますが、犬によってはデメリットでもあります。高タンパクすぎると感じる方はやめておきましょう。
公式以外の購入は注意が必要
『日本正規品』ではないものは、賞味期限が短いものや穴が空いているものなどがあったことが口コミで確認できました。できるだけ公式サイトで購入しましょう。
食物アレルギーの可能性がある
一度に多種のタンパク質を摂取できるため、食物アレルギーを引き起こす可能性があります。アレルギー反応が出やすい子などは控えましょう。
“アカナ”の口コミや評判ってどうなの?
“アカナ”の良い口コミ
“アカナ”の悪い口コミ
“アカナ”の口コミ・評判まとめ
【最安値はどこ?】公式・Amazon・楽天の価格を徹底比較
定期購入 | - | - | - |
通常購入 | 1,628円(340g) 7,480円(2kg) 18,700円(6kg) 26,400円(11.4kg) | 1,045円(340g) 4,700円(2kg) 10,580円(6kg) 15,480円(11.4kg) | 880円(340g) 4,023円(2kg) 9,170円(6kg) 14,800円(11.4kg) |
送料 | 660円 ※地域により異なる | 2,000円以上は無料 | 店舗により異なる |
公式サイト、Amazonと楽天の3社の価格を「通常価格」と「定期価格」で比較してみました。
“アカナ”購入方法別の価格比較
調査した結果、”アカナ”は公式サイト、amazon、楽天での販売が行われています。以下の購入方法が推奨されます。
“アカナ”は子犬やシニア犬に与えても大丈夫?
子犬の成長期に必要な高タンパク質、高栄養素を摂取できるため子犬に与えても問題はありません。しかし、犬の成長や年齢、体型に応じた商品があるのでしっかり確認をし子犬専用のフードか全年齢対応の商品を選びましょう。粒の大きさも大きいものもあるため、子犬が食べやすい小粒を選びましょう。
シニア犬にもシニア用のフードが販売されています。対象の犬用に肉類の配合を変えて栄養バランスを調整されているので愛犬にあったものを見つけましょう。食欲が低下し、少しの量しか食べれないシニア犬には少量でも高タンパク高栄養素のアカナはおすすめですが、体力が落ち運動量も減り太りやすくもなっているので商品を選ぶ時は注意してください。
「アカナ シニアドッグ」こちらはシニア犬用のドッグフードで筋肉の強化、サポートするための肉類を多く含み、肥満の原因になる炭水化物は抑えたフードです。
“アカナ”の給餌量は1日どれくらいが正しい?
1日の給与量 与える回数は、1日2回をお勧めします。いつも新鮮な水が飲めるよう、水は頻繁に取り換えることを忘れないでください。 | ||
現在の体重 | 通常 (1日1時間未満の運動) | 活発 (1日1時間以上の運動) |
1-2kg | 15-30g | 30-48g |
2-4kg | 30-60g | 48-90g |
4-6kg | 60-75g | 90-120g |
6-9kg | 75-105g | 120-160g |
9-12kg | 105-135g | 160-195g |
12-15kg | 135-150g | 195-225g |
※アダルトスモールブリードレシピの給与量より
“アカナ”のQ&A
アカナ・オリジンのフードに移行するにはどうすればいいですか?
犬や猫は、長期間同じ食べ物を与えられることが多いため、急に食べ物が変わると消化器官が適応しづらくなります。フードの切り替えは徐々に取り入れていくことが大切です。ゆっくりと時間をかけて移行することで、新しいフードに慣れ、消化器官の不調が生じる可能性を軽減します。
新しいフードを25%、これまでのフードを75%の割合で混ぜることから始めましょう。その後5~7日間をかけて、新しいフードが100%になるまで割合を少しずつ増やしていきます。
アカナ・オリジンのどのフードを選べばよいでしょうか?
愛犬・愛猫に初めてアカナ・オリジンのフードを与えるときは、現在与えているフードと同じタイプの動物原材料のレシピを選ぶことをお勧めします。この方法だと移行が簡単で、胃腸の不調のリスクを最小限に抑えることができます。例えば、現在鶏肉をベースにしたフードを食べている愛犬には、アカナ プレイリーポートリー、アカナ ワイルドプレイリー、オリジン オリジナルなどがお勧めです。
また、ペットの年齢を考慮することも大切です。子犬、子猫、成犬、成猫、シニアとすべてのライフステージに対応したフードをご用意しているため、きっとぴったりのものが見つかるはずです。当社ウェブサイトの各フードの「原材料と成分」タブに、各フードがFEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)のどの栄養組成基準を満たしているかを示す説明が記載されています。
フードローテーションとは何ですか? アカナ・オリジンのペットフードで実現できますか?
アカナ・オリジンに移行した後、多くのペットを愛する人達が行っているのが「フードローテーション」と呼ばれる給与方法です。アカナ・オリジンの異なる製品を交互に使うことで、愛犬・愛猫が毎日同じものを食べて飽きてしまうのを防ぎ、バラエティに富んだたんぱく質と脂肪を摂取することができます。
まずは、袋ごとのローテーションがお勧めです。1つの袋を使い終わったら、次の袋は別のレシピにします。ローテーション用に新しいフードを導入する際には、ペットが新しいフードにうまく移行できるように、50対50の割合で混ぜてください。ただし、フードの変化に敏感な犬や猫の場合は、10~14日間かけて25%ずつ割合を増やして移行するようにしてください。その後は、自由に変更して構いません。
フードの安全性について教えてください。
世界中のペットを愛する人達のための取り組みとして建てられたノーススター・キッチンは、世界的に認められているSFSF(Safe Feed/Safe Food)とHACCP(危害分析・重要管理点)の認証を取得しています。また、ノーススター・キッチンとニューノーススター・キッチンは、北米では数少ないEU認証を取得したペットフード施設です。
トラック&トレースシステムを使って、キッチン内の各工程で原材料を追跡しています。これらの情報はすべて、完成品ロットコードにリンクしたデータベースに保存されます。これにより、個々の原材料の供給業者やキッチンのプロセスのどの段階にも遡ることができます。
ノーススター・キッチンには、HACCPプログラムを含む、業界をリードする包括的な食品安全システムがあり、キッチンは厳格なGMP(製造管理および品質管理に関する基準)に準拠しています。これらのおかげで最高水準のペットフードが作られているのです。
当社の品質保証部門は、原材料がキッチンに入った時点から製造、包装に至るまで、試験プロトコルに従っています。当社の品質保証担当者は、リスクベースで科学的根拠のあるプロトコルに従って、原材料、工程中、最終製品のサンプリングを行います。完成品はすべて、発売・出荷前に病原体の評価を受けます。食品の安全性と品質に関するすべてのテスト結果が良好であることが確認されるまで、製品は出荷されません。
肥満気味のペットに、アカナ・オリジンのペットフードを与えても大丈夫ですか?
はい。高たんぱく・低炭水化物の食事を犬に与えると、高炭水化物の食事の場合よりも体重を減らすことができるという研究結果があります。高たんぱく食は、従来の高炭水化物食と比べ、摂取カロリーをそれほど減らさずに、体重の減少を促すことができます。以上の条件を満たしている「アカナ ライト&フィット」や「オリジン フィット&トリム」をオススメします。
“アカナ”はこんな飼い主さんにおすすめ
- 原材料にこだわったフード探している方
- 高タンパク、高脂質のフードを探している方
- 内臓系のタンパク質源もしっかり摂取させたい方
- 添加物を避けたい方
- 低温製調理で作られたフードを探している方
- 大容量ではなく小袋でフードを消費したい方
- たくさんの種類から商品を選びたい方
- Amazonや楽天などのサイトから購入したい方
- ダイエット中の犬を飼っている方
- 肥満になるのが心配なシニア犬を飼っている方
- 複数の動物性タンパク質を摂取させたい方
- 中型・大型犬を飼っている方
- 運動量の多い活発な犬を飼っている方
室内飼いの小型犬に適した国産フードが多い中、中型・大型犬に嬉しい活発で運動量の多い子向きの高タンパク質、高脂質なフードはありがたいですね。少しの量でもしっかり栄養が摂れるので、パピーやシニアなど少しの量しか食べられない子にもおすすめです。
サイトに1日の給与量の記載がありますが、通常の子、活発な子用で分けて表記されているのでわかりやすくて参考にしやすいです。自分の子の運動量に合わせて量を調整できます。
粒の大きさも小粒や大きい粒など愛犬の好みによって選べるのもおすすめポイントの1つです。種類も豊富な17種類。高タンパク質でも低カロリーな商品もあり、体型が気になるダイエット中の子でも食べることができます。(アカナ ライト&フィット)また、できれば小袋の340gも保存用のチャックがついていると嬉しいですね。
どの商品の原材料も不透明な怪しいものはなく、『鶏肉ミール』や『ニシンミール』など使用されているものも人が食べられるミールを使用しています。ミールと聞くと寄生虫がいたり、本来捨てるべきものだったり、どの部位を使用しているかわからないので避けますが、アカナは人も問題なく食べることができるものを使用しているので安心です。
原材料の組み合わせから品質を担保する独自の低温調理法など調べていくと世界90国以上の愛犬家たちに愛される理由がわかりました。海外製のフードでもここまで品質管理され、高水準な工場で作られていると安心です。