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ポインター 犬はどんな種族?犬種や特徴、性格や飼い方まで徹底解説

ポインターは、獲物の位置を静止して指し示す独特の習性を持つ、非常に優れた鳥猟犬です。猟犬としての能力に注目が集まる一方で、その底知れぬ運動量やしつけの難しさ、家庭犬としての適性に不安を感じる方も少なくありません。

本記事では、ポインターの歴史や性格、代表的な犬種から、健やかに暮らすための飼い方のコツまで詳しく解説します。この記事を読めば、アクティブなパートナーとしてのポインターの魅力を深く理解し、愛犬との生活をより豊かにするヒントが見つかるはずです。

ポインター 犬とは?

ポインターは、獲物の居場所を静止して教える「ポインティング」を得意とする鳥猟犬です。ヨーロッパでは、捜索から回収までこなす万能な犬種グループとして高く評価されています。

代表的なイングリッシュ・ポインターをはじめ、多様な種類が存在し、その高い身体能力と友好的な性格で家庭犬としても親しまれています。

万能な「HPR」犬種(Hunt,Point,Retrieve)とは?

HPRとは、ハント(捜索)、ポイント(静止)、リトリーブ(回収)の頭文字をとった言葉です。多くのポインター種は、この3つの役割を1頭で完璧にこなす万能性を備えています。

山野を駆け巡って獲物を探し出し、見つけると彫像のように固まって主導権をハンターに預け、撃ち落とされた獲物を傷つけずに運んでくるのです。このマルチな才能こそが、世界中の愛好家を魅了し続ける最大の理由と言えるでしょう。単なる猟犬の枠を超えた、知性と作業意欲の高さがポインターの真骨頂です。

ポインター犬とセッター犬の違いとは?

比較項目ポインター犬セッター犬
分類ポインティング・ドッグポインティング・ドッグ
獲物発見時の姿勢立ったまま前足を上げて指し示す伏せる「セット」の姿勢で知らせる
被毛短毛が多い長毛(飾り毛)が多い
性格の傾向友好的・家族に愛情深い友好的・家族に愛情深い
向いている家庭アクティブな家庭向きアクティブな家庭向き

ポインターとセッターはどちらもポインティング・ドッグに分類されます。最大の違いは、獲物を見つけた際の姿勢と被毛の長さにあります。

ポインターが立ったまま前足の一本を上げて獲物を指し示すのに対し、セッターは伝統的に地面に伏せる「セット」という姿勢で獲物の位置を知らせてきました。

外見では、ポインターは筋肉質で滑らかな短毛種が多く、セッターは美しい飾り毛を持つ長毛種が一般的です。どちらも非常に友好的で家族に対して深い愛情を注ぐ点は共通しており、アクティブな家庭にとって最高のパートナーとなります。

ポインター犬の歴史とルーツ

ポインターの祖先は、18世紀初頭にスペインからイギリスへ持ち込まれた「スパニッシュ・ポインター」であると考えられています。当時のイギリスでは、銃の発達とともに、より素早く広範囲を捜索できる猟犬が求められていました。そこでイギリスのハンターたちは、スペインの犬種にフォックスハウンドなどを交配させ、スピードとスタミナを強化する改良を重ねました。イギリスのブリーダーによって独自の進化を遂げた結果、現在のような洗練されたガンドッグとしての姿が確立されたのです。

19世紀に入るとその能力は完成の域に達し、世界中で「ポインターといえばイギリス」と言われるほどの地位を築きました。現在も鳥猟の世界では最高峰のポインティング・ドッグとして君臨し続けています。

ポインター犬の身体的特徴

ポインターは、無駄のない筋肉質な体躯を持つ、大型のアスリート犬種です。最大の特徴は「皿顔(ディッシュ・フェイス)」と呼ばれる独特の横顔にあります。これは、鼻先がわずかに反り上がっている状態で、四角く張ったマズル(口吻部)とともにポインターの気品を際立たせています。横から見たときに鼻先がわずかに反り上がっている「皿顔」は、この犬種特有の魅力的な特徴です。

被毛は短く滑らかで、強い光沢を放っています。カラーは白地にレバー、ブラック、オレンジ、レモンなどの斑(斑点)が入るのが一般的です。耳は垂れ耳で、尾は付け根が太く先が細い「ビー・テイル」と呼ばれ、獲物を探す際に激しく振る姿は非常にダイナミックです。その立ち姿は彫像のように美しく、見る者を圧倒する力強さがあります。

ポインター 犬の性格とは?

ポインターは、猟場での鋭い集中力と、家庭で見せる穏やかさの二面性が大きな魅力です 。仕事に対しては非常に真面目で、獲物を指し示す際には彫像のような不動の姿勢を保ちます 。一方で、家族に対しては非常に友好的で愛情深く、常に一緒にいたいと願う甘えん坊な一面も持っています 。

基本的には攻撃性が低く、他の犬や子供とも仲良くできる社交的な気質の持ち主です。猟犬としてのバックグラウンドがあるため、高い知性と学習能力を備えており、飼い主の指示を理解しようと努める忠実な犬種といえます。野外ではエネルギッシュに活動しますが、室内では驚くほど落ち着いて過ごすことができます。

一人で長時間留守番をさせるのは苦手な傾向があるため、家族との時間を大切にできる環境が理想的です。

ポインターに分類される代表的な犬種

ポインターには、イギリスを代表するイングリッシュ・ポインターの他にも、多様な作業能力を持つ仲間がいます。それぞれの犬種は異なるルーツを持ちながらも、獲物を指し示す「ポインティング」という共通の本能を色濃く受け継いでいます。ここからは、家庭犬としても人気の高い代表的な5つの犬種を詳しく見ていきましょう。

犬種特徴(簡素)性格(簡素)飼育ポイント(簡素)
イングリッシュポインター筋肉質で優雅な走り/鳥猟犬の代表格友好的・家族好き運動量が多い/広い場所で走らせる
ジャーマン・ショートヘアード・ポインター捜索〜回収までこなす万能犬/スタミナ勇敢・自信家/家族に忠実アウトドア向き/水辺も得意
ワイマラナー銀色の被毛(グレー・ゴースト)/大型賢い・愛情深い/人にべったり運動+知的刺激が必須/一貫した訓練
(スモール/ラージ)ミュンスターレンダー長めの被毛と模様/万能猟犬穏やか・忍耐強い/社交的家では落ち着くが外では活発/しつけしやすい
ショートヘアード・ハンガリアン・ビズラ黄金色の被毛/嗅覚とスタミナ愛情深い・甘えん坊/繊細褒めて伸ばす/運動と満足感が重要

イングリッシュポインター

ポインティング・ドッグの代表格であり、究極の鳥猟犬と称されます。無駄のない筋肉質な身体と、気品ある優雅な走りが最大の特徴です。性格は非常に友好的で、家族と一緒に過ごす時間を何よりも喜びます。

訓練性能が高く、飼い主とのコミュニケーションを重視する一方で、膨大な運動量が必要です。毎日の散歩に加え、広い場所で思い切り走らせる機会を設けることで、ストレスのない穏やかな生活を送ることができます。

ジャーマンポインター

正式名称をジャーマン・ショートヘアード・ポインターと呼び、捜索から回収までこなす万能犬です。イギリスのポインターとハウンド種を交配して作られた歴史を持ち、スタミナと賢さを兼ね備えています。

性格は勇敢で自信に満ちていますが、家族にはとても忠実で甘えん坊な一面も見せます。水辺での作業も得意とし、活動的なライフスタイルを送るオーナーにとって、あらゆるアウトドアシーンで最高のパートナーとなるでしょう 。

ワイマラナー

「グレー・ゴースト」の異名を持つ、美しい銀色の被毛が特徴的なドイツ原産の犬種です。ポインターの仲間の中でも特に大型で、高貴な佇まいと力強さを併せ持っています。非常に賢く、家族に対して深い愛情を注ぐため、常に人の側にいたがる「粘着質」な性格でも知られます。

運動欲求が非常に強く、身体的な運動だけでなく知的な刺激も欠かせません。一貫性のあるトレーニングを行うことで、素晴らしい素質を十分に発揮します。

(スモール/ラージ)ミュンスターレンダー

ドイツ原産の万能猟犬で、長めの被毛と美しい模様が特徴です。大型のラージと中型のスモールがいますが、どちらも高い作業意欲と優れた能力を保持しています。性格は非常に穏やかで忍耐強く、子供や他のペットとも上手に接することができる社交的な犬種です。

家庭内ではリラックスして過ごしますが、野外ではエネルギッシュな猟犬へと変わります。飼い主の指示を忠実に守るため、しつけがしやすくパートナーとして高い適性を持っています。

ショートヘアードハンガリアンビズラ

ハンガリー原産で、黄金色の被毛を持つ気品あふれる犬種です。別名「ベルクロ・ドッグ(マジックテープ犬)」と呼ばれるほど、飼い主への執着心が強く、愛情深いことで知られています。鋭い嗅覚とスタミナを持ち、野山を軽快に駆け巡る能力は一級品です。

繊細な一面もあるため、叱るよりも褒めて伸ばすトレーニングが適しています。十分な運動と精神的な満足感を与えることで、家の中では静かで忠実な素晴らしいパートナーとなります。

ポインター 犬の飼い方のコツ

ポインターと健やかに暮らすためには、適切な運動としつけ、そして快適な住環境が欠かせません。並外れたスタミナを発散させる毎日の運動と、高い知性を刺激する一貫したトレーニングが必要です。

寒さに弱く寂しがり屋な一面があるため、室内で家族と寄り添える環境を整えてあげましょう。

アスリート並みの運動量!毎日の散歩時間とドッグランでの発散法

ポインターは非常に高いスタミナを誇ります。通常の散歩だけでは、彼らの運動欲求を満たすことは困難です。1日2回、それぞれ1時間以上の運動を欠かさないようにしましょう。単に距離を歩くだけでなく、安全なドッグランなどで思い切り走らせる時間を設ける必要があります。

全力疾走は、猟犬としての本能を刺激し、精神的な安定にも繋がります。運動不足はストレスによる破壊行動の原因になるため、十分な活動量を確保することを心がけてください。

高い知性を満たすしつけとトレーニング

ポインターは非常に賢く、人間と一緒に作業することを好む犬種です。しつけは子犬の頃から一貫性を持って行うことが重要です。高い知性を満たすために、遊びの中に訓練を取り入れると効果的です。

呼び戻しや静止のコマンドは、野外での安全を確保するために徹底して教え込みましょう。叱るよりも、成功した際に大袈裟に褒めるポジティブな手法が適しています。知的好奇心が強いため、ノーズワークやアジリティなどのドッグスポーツに挑戦するのもおすすめです。 

室内飼育の重要性と冬の寒さ対策

短毛種で皮下脂肪が少ないポインターは、寒さに非常に弱い犬種です。屋外での飼育は避け、冷暖房の完備された室内で暮らすようにしましょう。冬場は室温管理に気を配り、必要に応じて犬用の服を着せて保温してください。

また、家族との絆を重視する性格のため、人のそばで過ごすことが精神衛生上も大切です。硬い床に長時間寝ると肘にタコができやすいため、柔らかいベッドを用意してあげましょう。清潔な環境を保つことで、皮膚トラブルの予防にも繋がります。

ポインター 犬の食事と健康管理

ポインターの健康維持には大型犬特有の疾患への理解が必要です。日々の活動量に見合った適切な食事管理を徹底しましょう。アスリートのような体躯を支える良質なタンパク質と水分を中心とした補給を意識してください。

注意すべき「胃拡張・胃捻転症候群」と「股関節形成不全」

胸の深い大型犬であるポインターは胃捻転に注意が必要です。食後の激しい運動を控え、食事を数回に分けることが効果的な予防法となります。

大型犬に多い股関節形成不全も軽視してはいけません。過度な肥満は関節への負担を増大させるため体重維持が推奨されます。歩き方に違和感がないか日頃から観察を欠かさないようにしましょう。早期発見に努めることが愛犬の寿命を延ばす鍵になると言えます。

運動能力を支える高タンパクな食事

並外れた運動量を誇るポインターには高タンパクな食事が欠かせません。アミノ酸やビタミンB6などの栄養素は活発な活動を支えるために必要です。水分をたっぷり含んだ食事は、代謝を高めて体内の老廃物を排出するために非常に重要です。

また、食材そのものが持つ自然な力を活かす工夫も、愛犬の健康維持に有効な手法となります。愛犬の活動量に合わせ質と量の両面を充実させていきたいものです。

イングリッシュ・ポインターの迎え方

イングリッシュ・ポインターはペットショップで見かけることは少なく、専門ブリーダーや里親制度を通じて迎えるのが一般的です。猟欲のコントロールや膨大な運動量が必要な犬種であるため、自身のライフスタイルと合致するかを慎重に見極める必要があります。

信頼できる入手先を選び、万全の準備を整えて迎えましょう。

保護犬・里親制度を利用する

猟犬としての役割を終えた成犬や、家庭での飼育が困難になったポインターが里親を募集しているケースがあります。成犬から迎える場合は、既に性格や運動の個体差が判明しているため、自身の生活環境に適した子を選びやすいという利点があります。

保護団体を通じて迎える際は、これまでの飼育環境や疾患の有無を詳細に確認しましょう。猟犬特有の本能を理解し、たっぷりの愛情と運動を提供できる環境が、彼らにとっての新たな幸せに繋がります。

ブリーダーから迎える

子犬からイングリッシュ・ポインターを迎えたい場合は、専門のブリーダーを探すのが最も確実な方法です。ブリーダーからは、親犬の気質や血統背景、健康管理の状態について直接話を聞くことができ、飼育のアドバイスも受けられます。

希少な犬種のため、見学の予約や子犬の誕生を待つ時間が必要になることも珍しくありません。猟犬としての能力を重視するのか、家庭犬としての飼いやすさを求めるのかを明確にし、誠実な対応をしてくれるブリーダーを選びましょう。

ペットショップから迎える

イングリッシュ・ポインターが一般的なペットショップの店頭に並ぶことは非常に稀です。これはポインターが専門的な知識と広大な運動スペースを必要とする犬種であり、安易な購入による飼育放棄を防ぐ側面もあります。

もしショップでの購入を希望する場合は、信頼できるブリーダーと提携している店舗を選び、取り寄せが可能か相談することになります。ただし、迎える前に必ず現地の飼育環境を確認し、ポインターの特性を熟知したスタッフから説明を受けるようにしてください。

「ポインター 犬」に関するよくある質問

ポインターの飼育を検討する際、特に気になるのはそのサイズ感やルーツではないでしょうか。大型犬に分類されるポインターは、その存在感だけでなく歴史を知ることでより深い理解が得られます。代表的な疑問を解消し、愛犬としての適性を判断する材料にしてください。

Q1.ポインターは大型犬ですか?

A.ポインターは一般的に大型犬に分類されます。代表的なイングリッシュ・ポインターの体高は、オスで63〜69cm、体重は20〜30kg程度が標準です。アスリートのような筋肉質な体格をしているため、数字以上の存在感と力強さを感じるでしょう。

家庭で迎える際は、室内での十分な居住スペースと、安全に運動できる広さを確保することが重要です。メスはオスより一回り小ぶりな傾向にありますが、十分なサイズ感があります。力強い引きに耐えられるよう、飼い主にも体力が必要となります。

Q2.ポインター犬はどこの国の犬ですか?

A.ポインター(イングリッシュ・ポインター)の原産国はイギリスです。17世紀頃にスペインから持ち込まれた犬が、イギリスでフォックスハウンドなどと交配され、現在の姿に改良されました。イギリスの広大な猟場を駆け巡るために進化した結果、世界最高峰の鳥猟犬として確立されたのです。

ジャーマン・ポインターなどはドイツが原産国であり、種類によってルーツとなる国が異なります。それぞれの国で、地形や猟のスタイルに合わせて独自の進化を遂げてきました。歴史を知ることで、その犬種の能力をより活かすことができます。

まとめ

ポインターは、卓越した作業能力と深い愛情を併せ持つ非常に魅力的な犬種です。猟犬としての本能を正しく理解し、十分な運動と一貫したしつけを提供することが、幸せな共同生活を送るための大前提となります。

非常にエネルギッシュな反面、家族に対しては非常に甘えん坊で寂しがり屋な一面も持っています。そのため、単なるペットとしてではなく、趣味やスポーツを共に楽しむ「相棒」として向き合う姿勢が求められます。

室内で過ごす時間を大切にし、適切な食事と環境を整えてあげてください。万全の準備と深い愛情を持って迎えれば、ポインターはあなたの日常に刺激と大きな喜びをもたらす、かけがえのないパートナーになるでしょう。