【犬の火葬後の骨】きれいに残す方法とお骨上げの順番・保管まで

愛犬が亡くなり、「お骨はきれいに残るのかな」「どうやって拾って、どう保管すればいいの?」と、不安になりますよね。
実は、個別火葬を選び、火葬前の準備とお骨上げの順番を知っておけば、大切なお骨を残しやすくなります。
この記事では『ones ceremony』が、お骨を残せる火葬方法の違い、火葬前にできること、お骨上げの順番、保管と供養の方法を紹介します。愛犬のお骨を大切に残してあげたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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犬の骨は個別火葬ならきれいに残る

愛犬のお骨を手元に残したいときは、個別火葬を選ぶことが大切です。 個別火葬は、1頭ずつ火葬するため、火葬後のお骨を骨壷に納めて返してもらえます。ほかの子と混ざることがなく、お骨上げもできるため、きれいに残しやすい方法です。
一方、合同火葬は、ほかの子と一緒に火葬するため、お骨は返ってきません。横浜市のペット火葬でも、個別火葬は焼骨を骨壺に納めてお持ち帰りでき、合同火葬は焼骨をお返しできないと案内されています。
お骨の残り方は、犬の大きさや年齢、体の状態によっても変わります。どんな場合でも、心を込めて見送ることが、愛犬への何よりの供養です。
この記事では、火葬方法の違いから、火葬前の準備、お骨上げの順番、保管の方法まで、順に紹介します。
参考:横浜市「ペット火葬のご案内」
お骨を残せる火葬方法の違い

お骨を残せるかどうかは、火葬方法によって決まります。お骨が返ってくるのは個別火葬で、一般的な合同火葬では返ってきません。 3つの方法を、一覧で確認しましょう。
| 火葬方法 | 返骨(お骨の返却) | お骨上げ | 費用の目安(体重5〜10kg未満の犬) |
|---|---|---|---|
| 合同火葬 | なし | なし | 15,000〜25,000円前後 |
| 個別一任火葬 | あり(骨壷でお返し) | なし(業者が行う) | 19,000〜40,000円前後 |
| 個別立会火葬 | あり(骨壷でお返し) | あり(家族で行う) | 22,000〜40,000円前後 |
費用は、依頼先や体重で変わる目安です。体重が軽いと下がり、重いと上がります。
それぞれの特徴を、順番に見ていきましょう。
合同火葬ではほかの子のお骨と混ざる
合同火葬は、ほかの子と一緒に火葬するため、お骨は一般的に返ってきません。 費用をお求めやすく抑えられるのが、よいところです。
火葬のあとのお骨は、霊園や業者が、合同の墓所や供養塔で供養します。横浜市のペット火葬でも、合同火葬のお骨はお返しできないと案内されています。
手元にお骨を残したい場合は、合同火葬は向いていません。あとから「お骨がほしかった」と思わないように、火葬を頼む前に、お骨を返してもらうかどうかを、ご家族で話し合っておきましょう。
参考:横浜市「ペット火葬のご案内」
個別一任火葬ならお骨を返してもらえる
個別一任火葬は、1頭ずつ火葬して、お骨を骨壷に納めて返してもらえる方法です。 ほかの子と混ざることがなく、お骨を手元に残せます。
一任は、火葬やお骨上げを、業者におまかせする方法です。ご家族は、お骨上げをしません。火葬のあとに、業者が拾骨して、骨壷や骨袋に納め、お返しします。
立ち会いが難しいときや、火葬の場にいるのがつらいときに、向いています。費用は、立会いより少し抑えられることが多いです。お骨を返してもらうことは、依頼のときに、はっきり伝えておきましょう。
立会火葬なら家族でお骨上げができる
立会火葬は、火葬を見守り、ご家族でお骨上げができる方法です。 愛犬を最後まで見送りたい方に、選ばれています。
火葬のあと、ご家族で順番にお骨を拾い、骨壷に納めます。火葬の間は、そばで待つか、別の部屋で過ごせます。お別れの時間も含めて、全体で2時間以上かかることもあります。
費用は、個別火葬のなかでは高めです。ただ、お骨に触れながら、思い出を振り返る時間がとれるため、気持ちの区切りがつきやすいという声もあります。
自治体でも個別火葬ならお骨が戻ることがある
自治体のペット火葬でも、個別火葬なら、お骨を返してもらえることがあります。 横浜市では、個別火葬のお骨は、骨壺に納めて、全てお持ち帰りいただく、と案内されています。
箕面市は、個別火葬・合同火葬とも、希望すれば焼骨を取り置けます。持ち込むときに申し出て、受け取りは、預けた日の翌日以降です。細かい骨や遺灰は残らず、取り置ける量は、1体につき最大で約1リットル程度とされています。
自治体によって、個別火葬の有無やお骨の扱いは異なります。お住まいの自治体の公式ページで、確認しておきましょう。
参考:箕面市「ペットの遺骸の持ち込みについて」/横浜市「ペット火葬のご案内」
骨をきれいに残すために火葬前にできること

火葬前のちょっとした準備で、お骨をきれいに残しやすくなります。棺に入れるものを選び、金具を外し、体の大きさや年齢を伝えておくことが、ポイントです。 3つの準備を紹介します。
- 洋服やプラスチックのおもちゃは棺に入れない
- 金具のついた首輪やハーネスは外す
- 体の大きさや年齢を業者に伝えておく
それぞれ、順番に見ていきましょう。
洋服やプラスチックのおもちゃは棺に入れない
化学繊維の洋服や、プラスチックのおもちゃは、棺に入れないようにしましょう。 燃えにくく、火葬の妨げになるうえ、有害な物質が出るおそれがあるためです。
横浜市は、プラスチック・ガラス・金属製品は、ダイオキシン類が発生するおそれがあるため、遠慮してほしいと案内しています。毛布も、化学繊維のものは使わず、綿のタオルなどにくるむよう、案内されています。
入れてあげたいときは、綿のタオルや、お花など、燃えやすいものを選びます。洋服やおもちゃは、手元に残して、形見にするのもひとつです。入れてよいものは、業者によって違うため、事前に確認しましょう。
参考:横浜市「ペット火葬のご案内」
金具のついた首輪やハーネスは外す
金具のついた首輪やハーネスは、火葬の前に外しておきましょう。 金属やプラスチックの部品は燃えず、お骨に混ざることがあるためです。
岐阜市は、首輪など燃えにくいものや、化学繊維製品を、箱に入れないよう案内しています。横浜市も、金属製品などは、遠慮してほしいとしています。
外した首輪やハーネスは、写真と一緒に飾ったり、小さな箱にしまったりして、手元に残せます。普段つけていたものを、最後にそっと外してあげる時間も、お別れのひとつです。迷うときは、業者に聞いてみましょう。
参考:岐阜市「動物(ペット)の火葬」/横浜市「ペット火葬のご案内」
体の大きさや年齢を業者に伝えておく
依頼するときは、体の大きさや年齢を、業者に伝えておきましょう。 火葬の準備や時間、お骨の扱い方を、愛犬に合わせて整えてもらえます。
伝えておきたいのは、次のとおりです。
- 体重と、体の大きさ(長さや高さ)
- 年齢
- 長く闘病していたかどうか、飲んでいた薬があるか
火葬炉に入る大きさには、上限があります。横浜市では、棺の外径が長さ100センチメートル、横幅60センチメートル、高さ35センチメートル以内、全体の重さが50キログラム未満と決められています。大きな子の場合は、依頼先が対応できるかも、先に確かめましょう。
参考:横浜市「ペット火葬のご案内」
年をとった子や闘病した子は骨がもろくなることもある

年をとった子や、長く闘病した子は、お骨がもろくなっていて、崩れやすいことがあるといわれています。 人でも、年齢を重ねると骨が弱くなることがあるように、愛犬も、骨の状態が変わることがあります。
お骨の残り方は、年齢や病気、飲んでいた薬、体の大きさなど、さまざまなことで変わります。一頭一頭、違いがあり、こうなると決まっているわけではありません。
もし、お骨が細かくなっていたり、思っていたより少なく感じたりしても、ご自身を責めないでください。火葬の方法や、準備が足りなかったせいではありません。長い時間を一緒に過ごし、がんばって生きてきた愛犬の、大切なお骨です。
火葬を依頼するときに、年齢や闘病の様子を伝えておくと、火葬やお骨上げを、愛犬に合わせて進めてもらいやすくなります。きれいに残ったかどうかよりも、最後まで心を込めて見送れたことが、何よりの供養です。
犬のお骨上げの順番|足元から喉仏まで

犬のお骨上げは、足元から頭へ、体の下から上へ向かって拾っていくのが一般的です。最後に、喉仏のお骨を納めて、お骨上げが終わります。 順番や拾い方は、業者によって違う場合もあります。なお、一任の場合は、お骨上げはありません。
- 足の骨から拾い始める
- 腰と背骨の骨を拾う
- 肋骨と首の骨を拾う
- 頭の骨を拾う
- 最後に喉仏を納める
それぞれのステップを、順番に見ていきましょう。
①足の骨から拾い始める
お骨上げは、足の骨から始めます。 愛犬が、これから歩いて旅立てるように、との思いが込められているといわれています。
前脚や後ろ脚の、細い骨や、足先の小さな骨から、ご家族で順番に拾っていきます。専用の箸やトングを使い、スタッフが、お骨の部位を説明してくれることも多くあります。
足先のお骨は、とても小さく、崩れやすいことがあります。ゆっくり、やさしく拾ってあげましょう。うまく拾えないときは、スタッフが手伝ってくれるため、無理をしなくても大丈夫です。
②腰と背骨の骨を拾う
足の次は、腰の骨と、背骨を拾います。 体を支えていた大きな骨で、お骨の量も、多くなる部分です。
背骨は、小さな骨が連なっているため、火葬のあと、バラバラになっていることがあります。拾いにくいときは、スタッフが、ハケなどで寄せ集めてくれることもあります。
腰の骨は、散歩や、ジャンプをしていた思い出と、つながる場所です。「たくさん歩いたね」「よくがんばったね」と、声をかけながら、拾ってあげるのもよいでしょう。
③肋骨と首の骨を拾う
腰と背骨の次は、肋骨と、首の骨を拾います。 胸のあたりの骨で、心臓や肺を守っていた部分です。
肋骨は、細く、薄い骨のため、火葬のあとに、小さく割れていることもあります。小さな破片も、スタッフと一緒に、ていねいに骨壷に納めていきます。
首の骨は、このあとの頭の骨や、喉仏につながる部分です。大切に拾い、骨壷のなかで、下から順に重なるように、納めましょう。納め方は、スタッフが案内してくれます。
④頭の骨を拾う
体の骨を納めたら、頭の骨を拾います。 頭の骨は、あごの骨や、歯と一緒に、拾うことが多くあります。
頭の骨は、体のなかでも、形が残りやすい部分といわれています。大きな犬では、いくつかに分かれていることもあります。割れていても、気にしなくて大丈夫です。
愛犬の顔を思い浮かべながら、「ありがとう」の気持ちを込めて、拾ってあげましょう。歯が残っているときは、形見として、小さな容器に分けて、手元に残すご家族もいます。
⑤最後に喉仏を納める
最後に、喉仏と呼ばれるお骨を、骨壷の一番上に納めます。 首の骨の一部で、小さく丸みのある形から、手を合わせている姿に見えるといわれることがあります。
喉仏は、スタッフが、見つけて、説明してくれることが多くあります。ご家族で、そっと拾い、骨壷の上に、静かに置いてあげましょう。
形が、はっきり残っていないこともあります。その場合も、気に病む必要はありません。最後のお骨を納めたら、骨壷のふたを閉め、手を合わせて、愛犬に「ありがとう」を伝えましょう。
犬の大きさで変わるお骨上げ

お骨上げの進め方は、犬の大きさによって、少しずつ変わります。お骨の大きさや量に合わせた、拾い方と骨壷の選び方を知っておくと、当日も落ち着いて進められます。 小型犬・中型犬・大型犬に分けて、紹介します。
- 小型犬は細い骨を崩さないようハケも使う
- 中型犬はお骨の量に合う骨壷を選ぶ
- 大型犬は少し砕いて納めることもある
それぞれ、順番に見ていきましょう。
小型犬は細い骨を崩さないようハケも使う
小型犬のお骨は、細くて小さいため、崩さないようにハケも使いながら、ていねいに拾います。 チワワやトイプードルなどでは、足先や肋骨の骨が、特に細く、崩れやすいことがあります。
箸やトングでつかめない小さな骨は、スタッフが、ハケで寄せ集め、骨壷に納めてくれます。ご家族も、スプーンのような専用の道具で、一緒にすくうことができます。
骨壷は、3寸から4寸前後が目安です。1寸は約3cmで、3寸は直径約9cmにあたります。お骨の量は、体の大きさによって変わるため、迷うときは、業者に相談しましょう。
中型犬はお骨の量に合う骨壷を選ぶ
中型犬は、お骨の量が多くなるため、骨壷の大きさを、お骨の量に合わせて選びます。 柴犬、ビーグル、コーギーなどが、このサイズにあたります。
骨壷は、5寸(直径約15cm)前後が目安です。体格には個体差があるため、大きさが合わないこともあります。小さめの骨壷では、お骨が収まりきらず、大きめの骨壷では、すき間が空きすぎることがあります。
選ぶときは、頭の骨が収まる大きさを基準にすると、分かりやすいといわれています。火葬のあとに、お骨の量を見て決められる業者もあります。事前に、確認しておきましょう。
大型犬は少し砕いて納めることもある
大型犬は、お骨が大きく、量も多いため、少し砕いて納めることもあります。 ラブラドールなどでは、6寸(直径約18cm)以上の骨壷が必要になり、そのままでは収まらないことがあるためです。
お骨を砕くときは、業者が、事前に、ご家族の了承を求めるのが一般的です。納得できないときは、断ることもできます。
大きな骨壷を選ぶ方法や、お骨の一部を、分けて持ち帰る方法も、あります。どの方法が合うか、スタッフに相談してみましょう。ご家族の気持ちにそった形を選ぶことが、何より大切です。
お骨は全部持ち帰らなくてもいい

愛犬のお骨は、全部を持ち帰らなくても大丈夫です。 無理のない範囲で持ち帰り、残りは、業者に供養してもらうこともできます。
持ち帰る量に、決まりはありません。骨壷の大きさや、置ける場所、ご家族の気持ちに合わせて、決められます。たとえば、次のような選び方があります。
- 大切な部分(頭の骨や喉仏など)だけを、小さな骨壷で持ち帰る
- 骨壷に収まる分だけを持ち帰り、残りは業者に供養をまかせる
- すべてを持ち帰り、手元で供養する
残したお骨は、業者や霊園が、合同の供養塔などで、まとめて供養してくれることが多くあります。持ち帰る量や、残したお骨の扱いは、業者によって違います。火葬を依頼するときに、確認しておきましょう。
「全部持って帰らないと、かわいそう」と、思う必要はありません。お骨の量ではなく、愛犬を思う気持ちが、何よりの供養です。ご家族で、納得できる形を選んでください。
骨壷で長く供養するための湿気対策

骨壷を手元に置いて供養するときは、湿気に気をつけることが大切です。湿気がこもると、カビの原因になることがあるため、置く場所、乾燥剤、こまめな確認の3つで、湿気を防ぎましょう。
- 直射日光と湿気を避けた場所に置く
- 骨壷に乾燥剤を入れる
- 命日などに様子を見て乾燥剤を替える
それぞれ、順番に見ていきましょう。
直射日光と湿気を避けた場所に置く
骨壷は、直射日光が当たらず、湿気の少ない、風通しのよい場所に置きましょう。 日光が当たると、温度が上がり、骨壷の中に湿気がこもりやすくなります。
避けたい場所は、次のとおりです。
- 窓際など、直射日光が当たる場所
- 浴室や台所、洗面所など、水まわりの近く
- 押し入れの奥など、風通しが悪い場所
- 冷暖房の風が直接当たる場所
おすすめは、リビングの棚の上など、普段から目が届き、空気が動く場所です。骨壷は、床に直接置かず、台や棚の上に置くと、湿気が伝わりにくくなります。写真やお花を並べて、小さなお参りの場所を作るご家族もいます。
骨壷に乾燥剤を入れる
骨壷の中に、乾燥剤を入れておくと、湿気によるカビを防ぎやすくなります。 骨壷は、ふたの内側に、水分がたまりやすいことがあります。
入れ方の目安は、次のとおりです。
- お骨が直接ふれないよう、小さな袋や布に包んだ乾燥剤を使う
- 骨壷の底や、お骨の上に、そっと置く
- 食品用のシリカゲルなど、市販の乾燥剤を使う
骨壷のふたは、しっかり閉めておきます。骨袋に入れたまま置くと、さらに安心です。ふたが閉まりにくいときや、すき間が気になるときは、業者や仏具店に、相談してみましょう。
命日などに様子を見て乾燥剤を替える
乾燥剤は、ずっと効くわけではないため、命日などの節目に、様子を見て替えましょう。 乾燥剤は、湿気を吸い続けると、効き目が弱くなります。
確認する日を、あらかじめ決めておくと、忘れにくくなります。
- 命日や、月命日
- お盆やお彼岸
- 梅雨の前後や、湿気の多い季節
骨壷のふたを開けたら、お骨や、骨壷の内側に、水滴やカビがないか、そっと見てみましょう。湿っているときは、乾燥剤を新しいものに替えます。お骨に触れるときは、静かに、やさしく扱いましょう。気になる変化があれば、業者に相談してください。
返してもらったお骨の供養方法|お骨の扱いで選ぶ5つ

返してもらったお骨は、お骨の扱いに合わせて、5つの方法から供養できます。手元に置くか、納めるか、自然に還すかで、選びましょう。 まずは一覧で確認します。
| 供養方法 | 費用の目安 | お骨の扱い | お参り | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| 骨壷のまま家で手元供養 | ほとんどかからない | 骨壷のまま自宅に安置 | 自宅でいつでも | 家で、そばに置いておきたい人 |
| 粉骨して小さな容器やアクセサリーに | 粉骨は6,000円〜(容器やアクセサリーは別) | パウダー状にして、小さな容器へ | 自宅や、身につけて | 場所を取らず、コンパクトに供養したい人 |
| 霊園や納骨堂に納める | 合祀墓は7,000〜22,000円前後、納骨堂は1万円台〜 | 霊園や納骨堂に預ける | 霊園へ出向く | お参りの場所がほしい人、管理を任せたい人 |
| 樹木葬 | 霊園により異なる | 木や花のもとに納める | 霊園へ出向く | 自然のなかで眠らせたい人 |
| 庭に埋める | ほとんどかからない | 骨壷から出して土に埋める | 自宅の庭で | 自分の土地がある人 |
費用は、依頼先や霊園によって変わる目安です。申し込む前に、公式な料金表で確認しましょう。
それぞれの特徴を、順番に見ていきます。
骨壷のまま家で手元供養する
骨壷のまま、お部屋に置いて供養する方法です。 費用がほとんどかからず、いつでもそばで見守れます。引っ越しのときも、連れていけます。
置き場所は、直射日光や湿気を避けた、風通しのよい場所を選びます。写真やお花、好きだったおやつを並べて、小さなお参りの場所を作るご家族もいます。
湿気対策は、前の節で紹介したとおりです。気持ちが落ち着いたら、霊園への納骨など、別の供養に切り替えることもできます。
粉骨して小さな容器やアクセサリーに納める
粉骨(お骨をパウダー状にすること)をして、小さな容器やアクセサリーに納める方法です。 場所を取らず、コンパクトに供養できます。
粉骨の費用は、6,000円〜が目安です。容器やアクセサリーの費用は、別にかかります。お骨の一部だけを、小さな容器に入れて身につけ、残りは別の方法で供養するご家族もいます。
粉骨をすると、元の形には戻せません。専門の業者に頼むと、ていねいに対応してもらえます。ご家族で話し合って、納得してから決めましょう。
霊園や納骨堂に納める
霊園や納骨堂に納めると、お参りの場所を持て、お骨の管理も任せられます。 住まいが変わっても、お参りの場所は変わりません。
納め方には、ほかの子と一緒に眠る合祀墓、屋内の棚に預ける納骨堂、その子だけのお墓などがあります。費用は、合祀墓で7,000〜22,000円前後、納骨堂で1万円台〜が目安です。
手元に置いていたお骨を、あとから納めることもできます。霊園によって、費用や条件は違うため、見学のときに確認しましょう。
樹木葬で木の下に眠らせる
樹木葬は、墓石の代わりに、木や花をしるしにして、お骨を納める方法です。 自然のなかで、静かに眠らせてあげられます。
ペット専用の区画がある霊園や、飼い主と一緒に入れる区画がある霊園があります。年間の管理費がかからない霊園や、一定の期間のあとに、合同の供養塔へ移す霊園もあります。
費用は、霊園や区画のタイプによって幅があります。申し込む前に、犬の受け入れができるかや、期間後の扱いを、確認しておきましょう。
お骨を骨壷から出して庭に埋める
お骨を骨壷から出して、庭の土に埋める方法です。 ご自身が所有している土地に限って、できます。
他人の土地や、公園、河川敷などには、埋めてはいけません。自治体も、他人の所有地や公共の場所には、埋葬しないよう案内しています。賃貸住宅の庭も、ご自身だけの土地ではないため、注意が必要です。
陶器の骨壷は、土に還らないため、お骨だけを、綿の布や紙の袋に包んで埋めます。粉骨をすると、土になじみやすいといわれています。引っ越しの予定があるときは、慎重に考えましょう。
参考:北見市「動物の死体処理」
犬の火葬後の骨に関するよくある質問
質問
火葬後のお骨はすぐに持ち帰れる?
火葬後のお骨はすぐに持ち帰れる?
依頼先によって違い、当日に受け取れる場合と、後日になる場合があります。 立会いの個別火葬では、火葬のあとに、その場でお骨上げをして、骨壷を持ち帰ることが多くあります。
自治体では、横浜市の個別火葬は、火葬後の焼骨を骨壺に納めて、お持ち帰りいただくと案内されています。箕面市では、預けた日の翌日以降の受け取りです。依頼するときに、お骨を受け取れる日を確認しましょう。
参考:横浜市「ペット火葬のご案内」/箕面市「ペットの遺骸の持ち込みについて」
質問
お骨上げに立ち会わなくてもお骨は返してもらえる?
お骨上げに立ち会わなくてもお骨は返してもらえる?
個別一任火葬なら、お骨上げに立ち会わなくても、お骨を返してもらえます。 業者が、お骨上げをして、骨壷や骨袋に納めて、お返しします。
ただし、合同火葬は、お骨が返ってこないのが一般的です。立ち会いが難しいときは、個別一任火葬を選び、お骨を返してほしいことを、依頼のときに、はっきり伝えておきましょう。お骨を受け取る方法は、直接の受け取りや、お届けなど、依頼先で違います。
質問
犬の骨壷は何寸を選べばいい?
犬の骨壷は何寸を選べばいい?
犬の大きさに合わせて、小型犬は3〜4寸、中型犬は5寸、大型犬は6寸以上が目安です。 1寸は約3cmで、5寸は直径約15cmにあたります。
選ぶときは、頭の骨が収まる大きさを基準にすると、分かりやすいといわれています。体格やお骨の量には、個体差があります。依頼先で、骨壷の大きさが決まっている場合もあるため、申し込むときに確認しましょう。
質問
骨壷に入れたお骨は何年くらい保管できる?
骨壷に入れたお骨は何年くらい保管できる?
骨壷でお骨を保管できる期間に、決まった年数はありません。 湿気対策をして、ていねいに保管すれば、長く手元で供養できます。
直射日光と湿気を避けた場所に置き、乾燥剤を入れ、命日などに様子を見て、乾燥剤を替えましょう。ご家族の気持ちや、住まいの状況が変わったときに、霊園への納骨に切り替えることもできます。
質問
骨壷を開けてお骨に触れてもいい?
骨壷を開けてお骨に触れてもいい?
骨壷を開けて、お骨に触れても大丈夫です。 愛犬を思い出しながら、そっと触れたいときもあるでしょう。
触れるときは、きれいに洗った手や、清潔な手袋を使うと安心です。ふたを長く開けておくと、湿気が入りやすくなります。確認が終わったら、ふたをしっかり閉め、乾燥剤の状態も見ておきましょう。お骨は崩れやすいため、静かに扱ってください。
質問
お骨を分けて家族それぞれで持てる?
お骨を分けて家族それぞれで持てる?
お骨を分けて、家族それぞれが持つことができます。 お骨を分けることを、分骨といいます。
火葬を依頼するときに、分骨したいことを伝えると、お骨上げのときに、小さな骨壷や容器に分けてもらえることが多くあります。あとから、骨壷のお骨を分けることもできます。分けたお骨は、手元供養のほか、アクセサリーに納める方法もあります。家族で話し合って、決めましょう。
まとめ
愛犬のお骨を残したいときは、個別火葬を選ぶことが大切です。 合同火葬では、一般的にお骨は返ってこないため、依頼する前に、お骨を返してもらうかどうかを、ご家族で話し合っておきましょう。
火葬前には、棺に入れるものを選び、金具を外し、体の大きさや年齢を伝えておくと安心です。お骨上げは、足元から頭へ、最後に喉仏の順で進みます。お骨は、全部を持ち帰らなくても大丈夫です。
返してもらったお骨は、湿気対策をして大切に保管し、手元供養、粉骨、霊園への納骨、樹木葬、庭への埋葬など、ご家族に合う方法で供養できます。『ones ceremony』は、愛犬とのお別れが、心のこもった時間になるよう、これからも情報をお届けしていきます。ゆっくり、ご家族のペースで、見送ってあげてください。
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必要なときに、もう一度読めるように。


