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【ペットと同じお墓に入れる?】樹木葬の条件と費用相場、確認すべきこと

読了 14分
樹木 葬 ペット と 一緒をテーマに、犬や猫、うさぎなど複数のペットと女性が花咲く樹木の下で寄り添う様子を描いたアイキャッチ

ペットを見送ったあと、「いつか自分もこの子と同じお墓に入りたい」と考える方は少なくありません。家族として過ごしてきたのですから、自然な願いといえます。

結論からお伝えすると、法律上は問題ありません。ただし、どの霊園でも受け入れてもらえるわけではなく、お寺の墓地では断られることもあります。

費用にも注意が必要です。ペット専用の樹木葬と、人と一緒に入る樹木葬では、金額に大きな開きがあります。

この記事では『ones ceremony』が、ペットと一緒に入る樹木葬の条件から霊園の探し方、費用相場と内訳、申し込む前に確かめておきたいことをご紹介します。

ペットと一緒に入る樹木葬について、共葬の3つの条件、対応している霊園、合祀型・個別型の費用相場、ペットごとの納骨料をまとめた図解

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ペットと一緒に入れる樹木葬とは|樹木を墓標に自然へ還る供養

樹木葬とは、墓石の代わりに樹木や草花を墓標とするお墓です。なかでもペットと一緒に入れる樹木葬は、飼い主とペットの遺骨を同じ区画に納められるものを指します。

ペット共葬墓地とも呼ばれ、対応する霊園が少しずつ増えてきました。墓石を建てないぶん費用を抑えられ、桜やハナミズキの下に納骨する形など、明るい雰囲気の墓地が多いのも特徴です。

継承者を必要としない永代供養付きが一般的で、お墓の管理を任せられる方がいなくても選べます。

なお、ペット専用の樹木葬もあります。人と一緒に入るものとは費用も仕組みも異なる為、混同しないよう注意しましょう。

法律上は問題ない|ただし霊園の規約と家族の同意が必要

ペットと同じお墓に入ることを禁じる法律はありません。ただし、実際に実現するには3つの条件がそろう必要があります。

霊園がペットとの共葬を認めていること

墓地の規約は、それぞれの霊園が定めています。ペットの納骨を認めていない霊園も多く、対応している区画があるかを確認しなければなりません。

家族の同意が得られていること

人とペットの遺骨を一緒にすることに、抵抗を感じる方もいらっしゃいます。ご自身の希望だけで進めると、後々の親族間で問題になりかねません。あらかじめ家族と話し合っておきましょう。

遺骨が火葬済みであること

樹木葬に納めるのは遺骨です。ペットを土葬したままでは納骨できない為、火葬を済ませておく必要があります。

このうち最もつまずきやすいのが、家族の同意です。特に代々続くお墓に納骨したい場合は、親族の理解が欠かせません。生前のうちに希望を伝えておくと、話が進めやすくなります。

ペットと一緒に入れる霊園は限られる|寺院墓地では断られることも

ペットとの共葬に対応している霊園は、まだ多くありません。霊園の種類によって、受け入れの姿勢が大きく変わります。

霊園の種類共葬への対応
民間霊園対応する区画を設けているところが増えている
樹木葬専用の霊園共葬を前提とした区画が比較的多い
寺院墓地断られるケースが多い
公営霊園認めていないところがほとんど

民間霊園

宗教や宗派を問わない民間霊園では、ペット共葬を前提とした区画が増えてきました。運営の判断で規約を決められる為、時代の流れに合わせやすいのが理由です。

ただし、すべての民間霊園が対応しているわけではありません。共葬できる区画が限られていることもある為、空き状況とあわせて確認しておきましょう。

樹木葬専用の霊園

樹木葬は、従来のお墓の形にとらわれない供養として広まってきました。そのぶんペットとの共葬にも柔軟で、対応しているところが多く見られます。

シンボルツリーの下に家族とペットの遺骨を一緒に納める形や、区画ごとに一本の木を植える形など、選択肢も豊富です。

寺院墓地

寺院墓地では断られることが多くなります。仏教には、人と動物を同じお墓に納めることを認めない考え方が根強くある為です。

ただし、すべての寺院が拒むわけではありません。桜の下でペットと一緒に眠れる庭園型の樹木葬を用意している寺院もあります。寺院だからと最初から諦めず、問い合わせてみましょう。

公営霊園

自治体が運営する公営霊園では、ペットとの共葬を認めていないところがほとんどです。多くの住民が利用する施設である為、さまざまな考え方に配慮する必要があるからです。

費用は抑えられますが、ペットと一緒に入りたい場合は選択肢に入りにくいのが実情です。

探すときは「ペット共葬」「ペットと一緒」といった条件で絞り込みましょう。霊園検索サイトでは、条件を指定して調べられます。

ペットと一緒に入る樹木葬は2種類

樹木葬は、遺骨の納め方によって個別型と合祀型に分かれます。費用もお参りの仕方も変わる為、違いを知ったうえで選びましょう。

個別型合祀型
遺骨の納め方専用のスペースに納める他の方の遺骨と一緒に納める
遺骨の取り出し期間内なら可能不可
お参り個別のプレートの前で共通の墓標の前で
費用高め抑えられる
期間一定期間後は合祀へー

個別型

個別型は、区画ごとに専用のスペースを設けて納骨する形です。名前を刻んだプレートが置かれ、その前でお参りできます。

スペースごとに一本の木を植える形と、霊園の一角にある大きな木をシンボルツリーとする形があります。どちらも、その子と自分の場所として区切られているのが特徴です。

ただし、個別で置ける期間が決められているのが一般的です。13年、33年といった区切りを過ぎると合祀へ移されます。何年間そのままでいられるのかを、契約前に確認しておきましょう。

合祀型

合祀型は、他の方の遺骨と一緒に納める形です。費用を大きく抑えられ、年間管理費がかからないところも多くあります。

一方で、一度納めると遺骨を取り出すことはできません。あとから個別型に変えたいと思っても、応じてもらえない点にご注意ください。

なお、合祀型では人とペットの区画を分けている霊園もあります。人とペットの遺骨を一緒にすることに抵抗を感じる方もいらっしゃる為、他の利用者への配慮として設けられているものです。同じ霊園に眠れても、遺骨が並ぶわけではないこともあります。

費用相場|ペット専用の樹木葬とは大きく変わる

同じ樹木葬でも、ペット専用と人と一緒に入るものでは金額が大きく違います。まずこの差を知っておきましょう。

種類初期費用の目安
ペット専用の樹木葬5,000~100,000円前後
人と一緒に入る樹木葬200,000~1,000,000円前後

10倍以上の開きがあります。人が入るお墓としての区画を確保する為、ペット専用とは前提が違うからです。

人と一緒に入る樹木葬のなかでも、形式によって幅があります。

形式初期費用の目安
合祀型200,000~500,000円前後
個別型400,000~1,000,000円前後

合祀型は費用を抑えられますが、遺骨を取り出せません。個別型は自分たちの区画を持てるぶん高くなり、区画の広さや立地によっても変わります。

都市部の霊園は、地方と比べて高くなる傾向があります。アクセスのよさと費用のどちらを優先するかも、判断の分かれ目になるでしょう。

なお、この金額に納骨料や年間管理費は含まれていません。総額でいくらになるかは、次の章でご説明します。

費用の内訳|納骨料は1体ごとにかかる

初期費用のほかにも、いくつか費用が発生します。総額で把握しておきましょう。

項目費用の目安内容
永代使用料初期費用に含まれることが多い区画を使用する権利
納骨料30,000~50,000円前後遺骨を納める際の作業料。1体ごとに発生
プレート代30,000~100,000円前後名前を刻む銘板。個別型のみ
年間管理費5,000~20,000円施設の維持管理。合祀型は不要が多い
彫刻料20,000~50,000円前後プレートに文字を刻む費用

見落としやすいのが納骨料です。1体納骨するごとに費用がかかる為、複数のペットを考えている場合は金額が積み上がります。

3匹のペットと一緒に眠りたい場合、納骨料だけで10万円を超えることもあります。何匹まで納骨できるのかという制限を設けている霊園もある為、あわせて確認しておきましょう。

問い合わせの際は、最大何匹分を納骨する可能性があるかを伝えたうえで見積りを出してもらうのが確実です。将来迎える予定がある場合も、その旨を含めて相談してみてください。

年間管理費は、個別型で発生することがほとんどです。契約期間中は支払い続ける為、10年、20年と続いた場合の総額も計算しておきましょう。

樹木葬を選ぶときの確認ポイント

契約の前に確かめておきたい項目をまとめました。長い付き合いになる為、条件は書面で残してもらいましょう。

確認項目見るポイント
ペット共葬の可否規約でペットの納骨が認められているか
納骨できる数何匹まで納めてよいか
遺骨の並び人とペットが同じ区画に入るか、分けられるか
契約期間個別で置ける期間は何年か
期間終了後の扱い合祀へ移るのか、延長できるのか
年間管理費いくらか、いつまで支払うのか
継承者の扱い引き継ぐ人がいない場合どうなるか
立地家族が通い続けられる距離か

ペット共葬の可否

規約でペットの納骨が認められているかを確かめます。ホームページに記載がなくても、区画によっては対応していることがあります。

「ペットと一緒に入りたい」と伝えたうえで、どの区画なら可能かを聞いてみましょう。

納骨できる数

何匹まで納骨できるかを確認します。制限を設けている霊園もあり、飼っている数によっては希望どおりにいかないこともあります。

将来ペットを迎える可能性があるなら、その分も見込んで相談しておくと安心です。

遺骨の並び

人とペットが同じ区画に入るのか、分けられるのかを確かめておきましょう。合祀型では区画を分けている霊園もあります。

「同じお墓に入れる」と書かれていても、実際には別々に納められることがあります。想定と違わないよう、具体的に聞いておくのが確実です。

契約期間と期間終了後の扱い

個別型では、置ける期間が決められているのが一般的です。13年、33年といった区切りを過ぎると合祀へ移されます。

延長できるのか、その場合の費用はいくらかもあわせて確認しましょう。合祀された後は遺骨を取り出せません。

年間管理費と継承者の扱い

年間管理費がいくらか、いつまで支払うのかを確かめます。支払いが途絶えた場合の扱いも聞いておきましょう。

継承者がいなくなったときにどうなるかも重要です。永代供養が付いていれば、その後も供養を続けてもらえます。

立地

家族が通い続けられる距離かどうかを考えます。ご自身が納骨されたあとは、残された家族がお参りに行くことになります。

公共交通機関で行けるか、駐車場があるかも確認しておきましょう。実際に足を運んで、雰囲気を確かめておくのがおすすめです。

自宅の庭で樹木とともに供養する方法

霊園を使わず、自宅の庭で樹木葬に近い形をつくることもできます。費用がかからず、いつでも手を合わせられるのが利点です。

用意するもの

  • スコップやシャベル
  • 木綿や絹などの自然素材の布
  • 植える樹木または草花
  • 目印になる石やプレート

手順場所を決める

  1. 場所を決める:場所は私有地に限られます。公園や河川敷、他人の土地は使えません。建物や配管から離れた場所を選びましょう。
  2. 穴を掘る:火葬後の遺骨であれば、深さ30センチほどで足ります。火葬せずに埋める場合は、1メートル以上掘る必要があります。
  3. 遺骨を納める:骨壺から取り出し、自然素材の布に包んで納めます。骨壺のままでは土に還りません。
  4. 土をかぶせる:しっかりと土を戻します。中央を少し盛り上げておくと、雨で沈んだときに凹みにくくなります。
  5. 少しずらした位置に樹木を植える:遺骨のすぐ上に植えると、根の成長が妨げられて育たないことがあります。50センチほど離した場所に植えましょう。
  6. 目印を置く:石やプレートを置くと、場所が分かりやすくなります。

樹木は根の浅いものが扱いやすくなります。ハナミズキやヤマボウシ、ジューンベリーなどが庭木として親しまれています。草花なら、多年草を選べば毎年花を咲かせてくれます。

将来引っ越す可能性があるなら、埋めた場所を記録しておきましょう。土地を手放す際に掘り返すことになります。賃貸物件では、庭であっても管理会社に確認が必要です。

ペットと一緒の樹木葬に関するよくある質問

検討を進めるなかで出てくる疑問に、順番にお答えします。

質問

ペットと同じお墓に入るのは法律違反になりませんか?

回答

法律で禁じられてはいません。ただし霊園ごとに規約があり、ペットの納骨を認めていないところも多くあります。

対応している霊園を探すことになります。あわせてご家族の同意も得ておきましょう。

質問

ペットと一緒に入れる樹木葬の費用はいくらですか?

回答

初期費用は20万円から100万円前後が目安です。合祀型なら20万円台から、個別型は40万円以上になることが多くなります。

このほか納骨料やプレート代、年間管理費が加わります。総額で見積りを出してもらいましょう。

質問

お寺の墓地でもペットと一緒に入れますか?

回答

断られることが多くなります。仏教には、人と動物を同じお墓に納めることを認めない考え方が根強くある為です。

ただしすべての寺院が拒むわけではありません。庭園型の樹木葬でペットとの共葬を受け入れている寺院もある為、問い合わせてみましょう。

質問

複数のペットを一緒に納骨できますか?

回答

対応している霊園があります。ただし納骨料は1体ごとにかかる為、匹数が増えるほど費用も上がります。

何匹まで納骨できるか制限を設けている霊園もあります。最大何匹分になるかを伝えたうえで、見積りを取っておきましょう。

質問

すでにあるお墓にペットの遺骨を入れられますか?

回答

霊園の規約次第です。認められていなければ納骨できません。

代々続くお墓の場合は、親族の同意も必要になります。ペットと一緒に入れる区画へお墓ごと移す改葬という方法もありますが、手間も費用もかかる為、家族とよく相談しましょう。

質問

家族に反対されたらどうすればよいですか?

回答

無理に進めないほうが賢明です。人とペットの遺骨を一緒にすることに抵抗を感じる方もいらっしゃいます。

ご自身とペットだけが入る区画を別に用意するという方法もあります。家族のお墓とは別に、樹木葬の区画を契約する形です。

質問

継承者がいなくても樹木葬は選べますか?

回答

選べます。樹木葬は永代供養が付いているものが一般的で、継承者を必要としません。

ただし個別型では、一定期間を過ぎると合祀へ移されます。何年間そのままでいられるのかを確認しておきましょう。

質問

自宅の庭に樹木を植えて供養してもよいですか?

回答

私有地であれば問題ありません。公園や河川敷、他人の土地には埋められません。

遺骨のすぐ上に樹木を植えると、根の成長が妨げられて育たないことがあります。少し離した位置に植えましょう。

まとめ

ペットと同じお墓に入ることは、法律上は問題ありません。ただし霊園の規約と家族の同意、そして遺骨が火葬済みであることが前提になります。

対応している霊園はまだ多くありません。寺院墓地では断られることもある一方、民間霊園や樹木葬専用の霊園では受け入れが広がっています。

費用は初期費用で20万円から100万円前後が目安です。ペット専用の樹木葬とは10倍以上の開きがある為、混同しないようご注意ください。納骨料は1体ごとにかかる為、複数のペットを考えている場合は総額で確認しておきましょう。

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