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犬の涙やけの原因と治し方とは?治療法方法からおすすめフードまで解説

犬の涙やけは、目から溢れた涙で目元の毛が茶褐色に変色する状態を指します。拭いてもすぐに汚れる、独特の臭いが気になるなど、毎日のケアに限界を感じている飼い主さんは少なくありません。

実は涙やけの原因は単なる涙の量だけでなく、深刻な水分不足による代謝の低下や「内熱」といった体質が深く関わっています。この記事では、獣医師推奨のマッサージや食事改善など、内側から根本的に解消する方法を徹底解説します。

著者

藤井 麻乃子(ふじい そのこ)

愛犬のための水分補給トッピングスープ 「ones」 スタッフ

ミックス犬2頭と暮らす愛犬家。シュナウザー×マルチーズのパピーと、プードル×イングリッシュスプリンガーの3歳の成犬と日々の暮らしを楽しみながら、実際に試した安心・安全なドッグフードレビューを中心に情報を発信しています。

著者

飛田 邑貴(とびた ゆうき)

愛犬のための水分補給トッピングスープ 「ones」 代表

【経歴】2018年、株式会社gojuonを創業。愛犬のゴールデンレトリバーとの別れをきっかけ
に、愛犬たちの食事と向き合い、2020年に完全オーガニックフレッシュフード「BIO POUR CHIEN」の代表取締役に就任。2022年、愛犬のための水分補給トッピングスープ「ones」をリリース。現在は、オーストラリアンラブラドゥードルと暮らしながら、手作り食とドライフードと併用。

犬の涙やけが起こる原因

涙やけは、涙の過剰な分泌や排出経路の異常によって、目元の毛が変色する状態を指します。逆さまつげによる刺激や鼻涙管の詰まりに加え、現代の犬に多い深刻な水分不足も深く関係しています。

食事の油分やアレルギー、代謝の低下など、複数の要因が重なって起こるため、まずは原因を特定することが大切です。

なぜ涙やけが起こる?起こってしまったときの症状

涙やけは、目から溢れ出た涙が空気に触れて酸化し、被毛を赤茶色に変色させてしまう状態のことです。常に目元が湿ることで雑菌が繁殖しやすくなり、鼻を突くような独特の臭いが発生するケースも珍しくありません。

涙に含まれる成分が日光や酸素に反応して変色するため、白い毛の犬種では特に目立ちやすくなります。放置すると目元の皮膚が炎症を起こし、かゆみや痛みを伴う皮膚炎に進行するおそれがあります。

愛犬が顔をこすりつける仕草を始めたら、早めの対策が必要です。まずは日々の変化を観察してください。

涙の分泌量が過剰な場合

涙の量が増える原因の一つは、外部からの物理的な刺激です。ゴミやハウスダストが目に入ったり、逆さまつげが眼球を傷つけたりすることで、眼を守ろうと涙が過剰に分泌されます。

また、まつげが内側を向く眼瞼内反症などの構造的な問題も、涙を増やし続ける要因となります。目の表面に傷がつくと痛みから涙が止まらなくなり、さらなるトラブルを招く悪循環に陥りかねません。

目元の毛を短く整えるなど、物理的な刺激を物理的に取り除く工夫が不可欠です。愛犬の瞳が常に潤みすぎている場合は、刺激物の存在を疑ってみましょう。

涙が流れる経路に異常がある

通常、涙は目頭にある「涙点」から「鼻涙管」を通って鼻へと抜けていきます。しかし、この鼻涙管が生まれつき狭かったり、炎症によって詰まったりすると、涙の行き場がなくなり目頭から溢れてしまいます。これが涙やけの直接的なきっかけとなります。

鼻の短い短頭種は鼻涙管が曲がりやすく、構造的に涙が溜まりやすい傾向にあるため注意が必要です。目元のマッサージで鼻涙管の通りをサポートできる場合もありますが、重度の閉塞は病院での洗浄治療が必要になります。

深刻な水分不足による代謝低下と「マイボーム腺」の詰まり

日本の犬の約95%が水分不足と言われており、これが涙やけの隠れた大きな原因となります。水分が足りないと全身の代謝が悪くなり、瞼にある脂の分泌器官「マイボーム腺」が詰まりやすくなるのです。脂が硬くなると瞼が腫れて涙の通り道を圧迫し、結果として涙が外へ溢れ出します。

自発的に飲む水だけでは、体内の洗浄に必要な量には届きません。老廃物をスムーズに排出できない巡りの悪さが、頑固な涙やけを招く大きな要因となっているのです。食事から意識的に水分を補い、身体の内側から老廃物を流し出す習慣を整えてあげましょう。

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アレルギーや食事が原因のケース

毎日の食事が涙やけに関係している場合もあります。フードに含まれる添加物や、質の悪い油分が体内の老廃物を増やし、涙の成分を変化させてしまうためです。また、特定の原材料に対する食物アレルギーが炎症を引き起こし、涙の過剰分泌を招くこともあります。

愛犬の体質に合わないタンパク質や過剰な脂質を摂り続けると、腸内環境が乱れて目元のトラブルとして現れやすくなります。原材料が明確で、保存料などの不要な添加物を含まない安全性の高いフードを選ぶことが重要です。

涙の質や成分の変化による場合

涙の質そのものが変化し、ドロドロとした粘り気を持つようになると、排出がスムーズにいかず涙やけが悪化します。東洋医学の視点では、体内に余分な「熱」がこもっている状態がこれにあたります。熱を逃がせない内熱体質の犬は、涙の成分が濃くなり被毛への色移りも強くなる傾向があります。

内臓の循環が滞り、デトックス機能が低下することで涙の性質が変わってしまうのです。身体をクールダウンさせる食材を取り入れ、涙をサラサラな状態に保つアプローチが有効です。内面的な不調が目元にサインとして現れていると考え、全身を整えていきましょう。

ストレスと環境要因によって涙の過剰分泌を引き起こすケースも

心理的なストレスや空調による乾燥も涙の量に影響します。暖房による室内の乾燥は、目を守ろうとする防御反応を強めて涙を増やしてしまいます。

清潔な空間を保ち、適度な湿度管理を心がけることで、環境面からの刺激を和らげることが可能です。日常的な巡りを良くする運動も、ストレス解消と涙やけ予防に役立ちます。

涙やけが起こりやすい犬種とは?

涙やけは顔の骨格や体質によって起こりやすさが異なります。鼻の短い短頭種や骨格が小さい小型犬は、物理的に涙が溢れやすい構造をしています。

アレルギー体質や「内熱」といった体内の巡りも深く関係しており、毛色の薄い犬種では特に目元の変色が目立ちやすいため、早めの対策が大切です。

タイプ特徴・原因対策・ポイント
短頭種(パグ・フレンチブルドッグなど)鼻涙管が圧迫・湾曲しやすく涙が流れにくい。目が大きく刺激を受けやすいこまめな拭き取りと目元の清潔維持が重要
小型犬(トイプードル・マルチーズなど)鼻涙管が細く詰まりやすい。構造的に涙トラブルが起こりやすい目元の変化を早期に察知し、定期的なチェックを行う
アレルギー体質の犬食材や花粉などで炎症が起き、涙の分泌が増加。皮膚バリアも低下原因の特定と除去、食事・環境の見直しが重要
内熱(実熱)体質の犬体内に熱がこもりやすく、目に熱が集中して涙が増える食事(野菜・白身魚)や水分補給で体内の熱を調整
毛色が淡い犬(白・クリーム系)涙の酸化による変色が目立ちやすい早めの拭き取りと日常的なケアで色素沈着を防ぐ

短頭種

パグやフレンチ・ブルドッグなどの短頭種は、その独特な顔の構造が涙やけに深く関係しています。鼻の長さが短いため、目から鼻へ涙を逃がす鼻涙管が圧迫されたり、急激に曲がったりしやすいのです。

また、目が大きく露出しているため、外部からの刺激を受けやすく涙の分泌量自体も増えがちです。構造的な要因で涙が溢れやすいため、特に日常的な拭き取りケアが重要になります。こまめに目元を確認して清潔を保つことで、二次的な皮膚炎を防ぐことにも繋がります。

小型犬

トイ・プードルやマルチーズといった小型犬も、涙やけに悩むケースが非常に多い犬種です。身体が小さいため頭部の骨格も細く、涙の通り道である鼻涙管が生まれつき非常に狭い傾向があります。わずかな炎症や老廃物の蓄積でも、すぐに管が詰まってしまうのが小型犬ならではの悩みです。

頭部が小さく繊細な構造をしているため、目元の変化には敏感に気づいてあげることが大切です。成長段階で涙の量が変わることもあるため、定期的に獣医師にチェックしてもらうのも安心です。

アレルギーになりやすい犬

アレルギー体質の犬も、炎症反応の結果として涙やけが悪化しやすい傾向にあります。特定の食材や環境中の花粉などに反応すると、結膜炎を起こして涙の分泌が過剰になります。

また、アレルギーによって皮膚のバリア機能が低下し、目元の皮膚が雑菌に弱くなることも要因の一つです。身体の免疫システムが過剰に反応しているサインとして、涙の量が増えてしまうのです。

 原因となる物質を特定し、食事や生活環境を整えることで、涙やけだけでなく全身の健康状態の改善が期待できます。まずは愛犬の生活習慣を一つずつ見直してみてください。

目に熱が集まりやすい「内熱(実熱)」体質の犬

東洋医学の視点では、体内に余分な「熱」を溜め込みやすい体質の犬も涙やけが起こりやすいとされます。これを「内熱」や「実熱」と呼び、うまく熱を逃がせないために目に熱が集まり、涙が濃くなったり量が増えたりするのです。活発すぎる子や身体が常に熱いと感じる子は、この体質の可能性があります。

身体の内側にこもった熱が目元のトラブルとして現れているため、内側からのアプローチが必要です。旬の野菜や白身魚などを活用して、上手にクールダウンさせてあげましょう。水分摂取を増やして代謝を促すことも、熱を逃がす助けになります。

毛色が淡い犬種は涙やけが目立ちやすい

白毛や淡いクリーム色の被毛を持つ犬種は、少量の涙でも酸化による変色が目立ちやすくなります。マルチーズやビション・フリーゼなどは、涙やけによって顔の印象が大きく変わってしまうため、美観を気にする飼い主さんも多いでしょう。

涙に含まれる成分が太陽光に当たるとさらに色が定着し、消えにくくなるため注意が必要です。変色が目立ちやすい毛色だからこそ、涙が溢れたらすぐに拭き取るスピード感がケアの鍵となります。 毎日、数回に分けて目元の清潔を保ってあげてください。

犬の涙やけの治療方法

犬の涙やけの治療は、まず病院で原因を特定することから始まります。診断では涙の量や経路の詰まり、アレルギーを確認します。

治療法は原因により異なり、鼻涙管の洗浄や手術、食事療法など、愛犬の状態に合わせた最適なアプローチを選択することが改善への近道です。

病院での涙やけの診断方法

病院では、まず視診で目の周囲や瞼の状態を細かく観察します。涙の通り道である鼻涙管が機能しているかを確認するために、特殊な染料を目に入れて鼻から出てくるかを調べる「フルオレセイン試験」が一般的です。

また、涙の分泌量自体を測る検査や、アレルギーの可能性を探る血液検査が行われることもあります。原因が骨格の問題か、あるいは炎症によるものかを正確に見極めることが治療の第一歩となります。獣医師はこれらの結果を総合し、内科的なケアで済むのか、外科的な介入が必要かを判断します。検査結果に基づき、愛犬に最適な改善プランを提示してもらいましょう。

こんな症状がある場合は病院を受診しよう

涙やけは見た目の問題だけでなく、深刻な病気のサインである場合があります。単に毛が汚れるだけでなく、目が充血していたり、頻繁に顔をこすったりする場合は注意が必要です。

また、涙が止まらない原因が逆さまつげや角膜の傷である場合、放置すると視力に影響を及ぼすおそれもあります。愛犬が痛がる様子を見せたり、目やにの色が変化したりした際は、早急に受診を検討してください。早期発見・早期治療が、愛犬のストレスを最小限に抑える鍵となります。日頃から瞳の輝きや瞼の腫れをチェックする習慣を持ち、異変があればすぐに専門家へ相談しましょう。

目の炎症や傷がある可能性のある症状

目が赤く充血している、あるいは片目だけを細めている場合は、角膜に傷がついている可能性があります。逆さまつげや異物の混入が刺激となり、強い炎症を引き起こしている状態です。

放置すると角膜潰瘍へ進行し、激しい痛みを伴うため注意が必要です。瞬きの回数が増えたと感じたら、迷わず病院へ相談しましょう。

細菌感染の可能性がある症状

目やにが黄色や緑色に変色し、ドロドロとしている場合は細菌感染が疑われます。常に湿った目元は雑菌が繁殖しやすく、不潔な状態が続くと皮膚炎を併発してしまいます。

独特の強い臭いがする場合も、感染が進行しているサインです。抗生剤による点眼治療が必要になるため、清潔なガーゼで拭きつつ受診してください。

原因別の涙やけに最適な治療方法

涙やけの治療法は、特定された原因に基づいて多角的に決定されます。物理的な詰まりがあれば管の清掃を行い、骨格の問題であれば手術による矯正を検討します。

また、内熱体質や水分不足が背景にある場合は、点眼薬だけでなく食事内容の変更や水分補給の強化といった生活改善が不可欠です。原因に応じた適切な処置を組み合わせることで、再発を防ぎながら根本的な解決を目指します。

治療期間は数週間から数ヶ月に及ぶこともありますが、根気強くケアを続けることが大切です。愛犬の体質に合わせた治療プランを立てて進めましょう。

鼻涙管閉塞が原因の場合は洗浄で解決できるケースが多い

鼻涙管閉塞が原因の場合、管の中に細いカテーテルを通し、生理食塩水で内容物を洗い流す「鼻涙管洗浄」が行われます。この処置により、詰まっていた老廃物や炎症産物が取り除かれ、涙が正常に鼻へと流れるようになります。洗浄だけで劇的に症状が改善するケースも多く、涙やけ治療における代表的な処置の一つです。

ただし、管が生まれつき極端に狭い場合は、一度の洗浄では不十分で定期的な処置が必要になることもあります。処置自体は短時間で済むことが多いですが、愛犬の性格や状態によっては鎮静が必要な場合もあります。まずは獣医師に相談してみましょう。

眼瞼内反症や異所性睫毛などは手術が必要

瞼が内側に巻き込む眼瞼内反症や、異常な場所に生えた逆さまつげは、根本的な解決のために手術が必要です。内反症の場合は、瞼の形を整えて角膜への接触を防ぐ形成手術を行います。

また、異所性睫毛などは、毛根から電気分解などで永久的に除去することで角膜の傷や痛みを解消します。構造上の欠陥を物理的に修正することで、過剰な涙の分泌を根本から止めることが可能になります。

外科手術には麻酔のリスクも伴いますが、慢性的な痛みから愛犬を解放できる大きなメリットがあります。手術の必要性については、信頼できる獣医師と十分に相談して決定してください。

アレルギーが原因の場合は食事療法などで改善

アレルギーが関与している場合、原因となるアレルゲンを食事から排除する「除去食療法」が効果的です。特定のタンパク質を避け、添加物の少ない良質なフードに切り替えることで、目元の炎症が落ち着く例が多く見られます。

さらに、食事から十分な水分を摂取させて身体の巡りを良くし、代謝を促すことも非常に重要です。多くの犬が陥っている水分不足を解消すれば、涙の質が改善され、溢れ出しにくくなります。食事改善の結果が現れるまでには4〜8週間程度の期間が必要ですので、焦らずじっくりと愛犬の体質と向き合っていきましょう。

眼の疾患が涙やけの原因の場合の治療方法

涙やけの裏に、緑内障やぶどう膜炎といった重篤な眼疾患が隠れていることがあります。これらの疾患は眼圧の上昇や強い痛みを引き起こし、その反応として大量の涙が分泌されます。疾患そのものを治療しなければ涙やけは改善せず、最悪の場合は失明に至るリスクも孕んでいます。

瞳が白く濁っていたり、光を眩しがったりする様子があれば、単なる涙やけと思わず専門的な検査を受けてください。適切な点眼薬や内服薬での治療により、眼の健康を守ると同時に涙の量をコントロールします。早期の診断が、愛犬の健やかな視界を守ることにも繋がるのです。

愛犬の涙やけ治療にかかる費用

■涙やけ治療にかかる費用の目安

項目内容費用目安
初診・基本検査視診・問診・簡易検査など約5,000円前後
点眼薬・内服薬軽度の炎症や感染時の治療数千円程度
鼻涙管洗浄涙の通りを改善する処置約10,000〜20,000円/回
外科手術重度の詰まりや構造的問題の改善数万円〜(内容により変動)

■ペット保険の適用可否

ケース保険適用ポイント
結膜炎・角膜炎など疾患が原因◯ 対象になることが多い一般的な通院治療として扱われる
流涙症(診断あり)△ 保険会社により異なる約款の事前確認が必須
先天的な鼻涙管の狭さ× 対象外になることが多い先天性疾患扱い
美容目的のケア(拭き取りなど)× 対象外医療行為とみなされない

犬の涙やけ治療にかかる費用は、原因や処置の内容によって大きく変動します。軽度の炎症であれば数千円の点眼薬で済みますが、鼻涙管洗浄や外科手術が必要な場合は数万円単位の出費となることもあります。

ペット保険の適用については、原因が「病気」とみなされるかどうかが判断の分かれ目となるため事前の確認が必要です。

涙やけの治療はペット保険の補償対象になる?

涙やけの治療がペット保険の対象になるかは、獣医師による診断内容に左右されます。結膜炎や角膜炎といった「疾患」が原因であれば、通常の通院治療として保険金が支払われるケースが一般的です。

一方で、生まれつき鼻涙管が狭いなどの「先天的な異常」や、健康上の問題がない「美容目的の被毛ケア」は対象外となることが多いため注意しましょう。加入している保険会社によって「流涙症」の扱いが異なるため、事前に約款を確認することが重要です。

費用の目安は、初診と検査で5,000円前後、鼻涙管の洗浄には1回1万円から2万円ほどかかることもあります。治療前にしっかりとした見積もりを依頼し、無理のない範囲で最適な選択をしてください。

自宅でできる犬の涙やけをケアする方法

自宅でのケアは、清潔を保つ拭き取りと機能改善のマッサージが中心です。こまめに涙を拭うことで酸化と変色を防ぎ、皮膚の健康を守ります。獣医師推奨の瞬きマッサージを取り入れれば、マイボーム腺の詰まりを解消し、内側から涙の溢れを抑える効果が期待できるため、毎日の習慣にしましょう。

涙をこまめに拭き取ってあげる

涙やけを悪化させないためには、涙が被毛に付着した瞬間に拭き取ることが理想です。酸化が進む前にケアすることで、赤茶色の変色の定着を最小限に抑えられます。精製水や専用のクリーナーで湿らせた柔らかいガーゼを使い、優しく目頭から外側へ向かって拭き上げてください。乾いたコットンは、繊維が目を刺激することがあるため必ず湿らせて使いましょう。

また、食後は口周りと一緒に目元も確認する癖をつけてください。清潔な状態を保つことが、雑菌の繁殖を防ぐ第一歩です。日々の積み重ねが愛犬の美しさを支えます。

【獣医師推奨】1日100回の「瞬きマッサージ」で脂の排出を促す

蒸しタオルで30秒ほど目元を温める

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上瞼と下瞼をパチパチとぶつけるのを1セット25回・1日4回(計100回程度)行う

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マイボーム線からの脂の排出を促す

涙が溢れる原因がマイボーム腺の詰まりにある場合、瞬きマッサージが非常に効果的です。まずは蒸しタオルなどで目元を温め、マイボーム腺に溜まった脂を熱で柔らかくしましょう。上瞼と下瞼をパチパチと合わせるマッサージを、1セット25回、1日4セットを目安に合計100回おこなってください。

これにより脂の分泌がスムーズになり、涙が正常に目に留まるようになります。代謝を促すためにも、このマッサージと並行して十分な水分補給を心がけることが大切です。愛犬とのスキンシップを兼ねて、優しく継続しましょう。

必要に応じて専門治療も考えよう

自宅でのセルフケアで改善が見られない場合は、医療的な介入を検討すべきタイミングです。特に鼻涙管の完全な閉塞や眼瞼内反症といった構造的な問題は、マッサージだけでは解決が困難となります。目元の汚れがひどいだけでなく、愛犬が目を気にする様子があれば、早めに眼科診療を得意とする動物病院へ相談してください。

専門的な洗浄処置や外科治療を受けることで、長年の悩みが解消するケースも多くあります。自宅ケアと病院での治療をバランスよく組み合わせることが、完治への近道です。愛犬の健やかな瞳を守るために最適な選択をしましょう。

涙やけができる前にしてあげたい予防方法

涙やけの予防には、日常の清潔維持と体質に合わせた内側からのケアが重要です。毎日の目元チェックや、体内の熱を逃がす食材選び、適切な湿度管理を組み合わせることで、涙の溢れにくい健康な状態を保てます。

愛犬の体質を見極め、水分たっぷりの食事と環境調整を習慣化することが、美しい目元を守る鍵となります。

毎日の目元ケア

涙やけを未然に防ぐには、目元を常に清潔で乾いた状態に保つことが基本です。涙が出た際は放置せず、乾いたガーゼなどでこまめに拭き取りましょう。寝起きや食後は特に涙が出やすいため、決まった時間にチェックする習慣を身につけることが効果的です。

拭き取る際は皮膚を傷つけないよう、決して強く擦らず優しく押さえるようにケアしてください。水分を伴う汚れを速やかに除去することで、雑菌の繁殖や酸化による変色のリスクを大幅に下げることが可能です。

涙やけを予防する食事とサプリメント

食事は、涙の質と量をコントロールするための非常に重要な予防策です。添加物の多いフードや酸化した脂質は、老廃物を増やして涙をドロドロにさせる原因となります。原材料が明確なフードや、老廃物の排出を助けるサプリメントを積極的に取り入れ、身体の内側から整えましょう。

特に、不足しがちな水分を食事から十分に摂取させることで、全身の巡りが良くなりマイボーム腺の詰まりを予防できます。消化吸収の良い良質なタンパク質を選ぶことも、腸内環境を安定させ、目元の健康維持に繋がります。毎日の栄養を意識し、理想的な巡りを目指してください。

改善までの目安は4〜8週間!体内の熱を逃がす「クールダウン食材」

食事による改善には一定の期間が必要で、目安として4週間から8週間は継続して様子を見ましょう。きゅうりや豆腐、白身魚などの「クールダウン食材」を取り入れると、体内の余分な熱が逃げて涙やけの軽減が期待できます。

熱を逃がす力を持つ食材は、目の炎症を鎮めるサポートもしてくれます。焦らずじっくりと、愛犬の身体の変化を観察しながら続けてみてください。

環境改善とトリミングで涙やけを予防する

目元の被毛が伸びすぎると眼球を刺激して涙が増えるため、定期的なトリミングで長さを整えましょう。目の周りの毛を短く保つだけでも、物理的な刺激による涙の過剰分泌を効果的に抑えられます。

また、室内のハウスダストや乾燥も目に負担をかけるため、空気清浄機を活用した環境整備も重要です。特に冬場の乾燥は涙液のバランスを崩しやすいため、適切な湿度を維持することを心がけてください。愛犬がリラックスして過ごせる空間を作り、健やかな瞳をサポートしましょう。

「涙やけ 犬」に関するよくある質問

涙やけのよくある疑問にお答えします。子犬期の骨格発達や老犬期の代謝低下など、成長段階によって原因は異なります。

また、改善には食事の質だけでなく水分量も深く関わっています。フード選びや放置するリスク、避けるべき食材を知ることで、再発を防ぎながら愛犬の目元の美しさを長期的に保つことが可能になります。

Q1.子犬と老犬の涙やけに違いがある?

A.子犬と老犬では、涙やけが起こる背景が大きく異なります。子犬期は歯の生え変わりによる神経への刺激や、鼻涙管の未発達が主な原因となりやすいです。成長と共に骨格が安定して改善する場合もありますが、汚れを定着させない拭き取り習慣が大切です。

一方で老犬期は、全身の代謝が落ちることでマイボーム腺に脂が詰まりやすくなり、涙が溢れ出します。成長段階によって適切なアプローチは変わりますが、共通して重要なのは身体の巡りを良くする水分補給です。ライフステージごとの身体の変化を正しく理解し、根気強くケアしてあげましょう。

Q2.涙やけを改善するドッグフードは?

A.涙やけの改善には、消化に負担をかけない良質なタンパク質を使用したフードが有効です。添加物や酸化した油分が多いものは、体内の老廃物を増やして涙をドロドロにさせるため、極力避けなければなりません。

最も大切なのはフード自体の「水分量」を増やし、代謝を促して目元の老廃物をスムーズに流し出すことです。ドライタイプにスープをトッピングしたり、手作り食に切り替えたりする工夫が劇的な変化をもたらします。内側から循環を整える食事選びこそが、愛犬の瞳を輝かせる一番の近道といえるでしょう。

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Q3.涙やけを放置するとどうなる?

A.涙やけを放置すると、常に皮膚が湿った状態になり、雑菌が繁殖して重度の皮膚炎を招く恐れがあります。また、涙の成分が酸化して毛が固まると、その塊が眼球を刺激してさらに涙が増えるという悪循環に陥ってしまいます。

裏側に角膜の傷や逆さまつげといった疾患が隠れている場合、放置は激しい痛みや失明のリスクも伴います。見た目だけの問題と考えず、独特の臭いや赤みが強い場合は、早めに専門的な診断と治療を受けてください。

Q4.涙やけの原因となる食べ物は?

A.高脂肪な肉類や乳製品、小麦を多く含むおやつなどは、体内に余分な老廃物や熱を溜め込みやすく注意が必要です。特に牛肉や鶏皮、チーズなどは脂質が多く、マイボーム腺の詰まりを引き起こす直接的な要因となります。

体内に不要な熱がこもると目に熱が集まり、涙の性質が変わって涙やけを悪化させる「内熱」の状態を招きます。脂っこいおやつは控えめにして、きゅうりや白身魚などの身体を冷ます食材を意識して取り入れましょう。原材料と添加物を厳選した食生活が、愛犬の健やかな瞳と皮膚の健康を守ります。

まとめ

犬の涙やけは、単なる見た目の問題ではなく、体内からのSOSサインです。水分不足による代謝の低下や「内熱」といった根本的な原因に向き合い、食事とケアの両面からアプローチしましょう。

愛犬の健やかな瞳を守るために、今日から水分たっぷりの食事とマッサージを習慣にしてください。 飼い主さんの愛情深いひと手間が、愛犬の明るい表情を取り戻す一番の近道になります。焦らずじっくりと、4〜8週間を目安に体内の巡りを整える体質改善を続けていきましょう。

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